また、私しかいない世界で のバックアップ(No.3)


あらすじ Edit

とある一軒家に、可愛い妹がいる敦盛鬼灯という少年がいた。
夜中、喉が渇いたので台所に行ってみると同じ理由で起きていた妹と鉢合わせた。そんな折、外で物音が……確認する為に玄関を開けると、二人を包み込む謎の光と共に、異世界に飛ばされてしまった!?
なんの変哲も力もないただの人間である少年は、妹と共に殺伐な世界を生き抜けるのか。そして、元の世界に戻れるのか。二人を待ち受ける真実とは――!?

登場人物 Edit

敦盛鬼灯(あつもりほおずき) Edit

本作の主人公。
黒髪黒目中肉中背、なんの変哲もないただの高校生。ただちょっと運動神経が悪くない程度の特徴しかない。強いて言えば妹を危険な領域に踏み込みかけるほど溺愛しているくらい。周囲に置いて行かれがちだった自分に負い目を感じている。
お人好しで、理不尽に人が虐げられる事を絶対に許さない正義感を持つが、自己犠牲を厭わない危険なもの。しかし決意するまでが非常に遅く、何度も何度も悩みに悩まないと答えを決められない。

 

敦盛山茶花(あつもりさざんか) Edit

本作のヒロイン。
誰に対しても敬語で、礼儀正しいが堅苦しさを感じさせない、温かい心を持った優しい目つきの少女。鬼灯とは3つ年が離れた中学生。兄と同じく極度のブラコンであり、悩みがちな兄を常に心配している。
気が強く、兄が他の女の子と話していると気になって仕方がないお年頃。よく兄に『ヘンタイ』や『キライ』だと突き放す事を言うが、それら全て愛情の裏返しである。

 
 

異世界 Edit

マルメロ Edit

逃避行中に行き倒れた鬼灯と山茶花を匿ったロリ。職業はウィッチ。
サマギ王国に住む魔女っ娘で、その服装もぴっちりとした黒い魔女装束を着ている。その為、育ち盛りの体のラインがくっきりと出ている。下ネタをこよなく愛し、鬼灯を誘惑する事に余念がない。とても明るく元気な性格で、持ち前の天才的な魔術の才能を惜しげもなく自慢する自信家。『天才』の言葉に偽りはなく、数百年を生きた魔女すら凌駕する力を持つ。
サマギには身寄りのない自分を引き取ってくれた恩があり、追手から逃げる鬼灯と山茶花について行く為に密出国した事を他の事が頭に入らなくなるほど気にしているなど、精神敵に危うい一面も持つ。

 

バルサミナ Edit

ネルセット共和国で鬼灯達が偶然出会った愛想の悪い少女。職業は忍者。
ドがつくほどの不愛想でいつも機嫌が悪そうな顔をしており一切笑顔を見せない。その為、誰も寄り付こうとせず仲間も友達も一人もいない。過去に起きた人間関係のトラブルから他人と関わる事を避けていたが、何故か鬼灯には厳しくはあるが積極的に接しようとする。
リアリストで容赦がなく、悩む鬼灯に厳しい言葉を投げかけ引っ張っていく。
数百キロメートル先に落ちた針の音をも聞き取る事ができるほどの超感覚を持つ。忍者らしく体中に武器を隠し持っているが持て余しているようでほとんど短刀しか使わない。

 

ルピナス Edit

元エリーマイル陸軍ペレヒトリッチ基地の第一狙撃部隊隊長を務めていた中佐。語尾に「じゃ」を付ける老人のような話し方をする少女。暑がり。
エリーマイルでは有名な狙撃の名手で、ライフルに限らず銃の扱いは陸軍でも一番だと謡われるほど。『オルトロス』と本人が呼ぶ二丁の拳銃を愛用し、肌身離さず持っている。
嫌らしく腹黒い性格で、たとえ見方でも目的完遂の為ならば利用し騙す。そしてそれを一切悟られないように振る舞うなど厄介な人間。表向きはクールな女性っぽく振る舞っている。
自身を『雪原の飢えた餓狼(スノーダスト・トリガーハッピー)』と呼称するように、両手に銃を持つと性格が変わり暴走する。

作者名 Edit

井土側安藤

リンク Edit

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