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*あらすじ [#fe8a4ab4]
かつて敵対していた天使と悪魔。彼らは100年間戦いを繰り広げた後、互いに干渉をしない事を取り決めた。それから1000年。魔王の娘王女シロは領土拡大を目的とした侵略のため、人間が暮らす境界へとやって来た。一方、神の弟クロもその風習に従い境界へと降り立つ。何の偶然か、ふたりは同じ家で暮らす事に。これは、天使と悪魔の小さな恋の物語である。
*主な登場人物 [#i0ab4f5c]
『』
かつて敵対していた天使と悪魔。彼らは100年間戦いを繰り広げた後、互いに干渉をしない事を取り決めた。それから1000年。魔王の娘シロは領土拡大を目的とした侵略のため、人間が暮らす境界へとやって来た。一方、神の弟クロもその風習に従い境界へと降り立つ。何の偶然か、ふたりは同じ家で暮らす事に。これは、天使と悪魔の小さな恋の物語である。
*登場人物 [#i0ab4f5c]
&size(20){''主人公''};
''シロ''
本名シエル・オ・エリシア。本作品の主人公のひとり。誕生日は４月６日。13才。魔王の娘＝悪魔の王女。母親である魔王妃は八年前、彼女が５才の頃に病死してしまい、それからは一層父である魔王に可愛がられて育つ。憧れの人物は母で、大人になったら彼女の様になりたいと思っている。真面目な性格。侍女のフェイスは彼女にとって母のような存在でもあり、姉のような存在でもある。クロと手が触れ合った時に感じた電気を恋に落ちた感覚と勘違いし（その前に見ていたテレビのインタビューの内容から）、以後彼の事を好きになる。
''クロ''
本名クロノ・ヴォルトシュタイン。本作品のもうひとりの主人公。誕生日は９月６日。12才。神の弟＝天使の皇子。少し大人ぶっていて年の割には冷めた性格。いつも気だるげ。裏表が無い性格で誰とでも対等に接そうとする。嫌な物は嫌とはっきり顔に出るタイプ。しかし時にはカッとなる事もあり、感情の振れ幅が非常に大きい。肉親は神である姉のベルたったひとり。彼女とはいつも喧嘩しているが、心の底では大切な存在として認識している。シロを記憶の中に生きるある少女と重ねて見る節があるが、その少女が彼にとってどういう存在であったのかは現時点では不明。
&size(20){''悪魔''};
''フェイス''
魔王に仕える少女。16歳。実は堕天使で、七年前に何者かに家族を殺され、彼女ひとりだけが天界と魔界とを直通で結ぶ次元の穴に堕とされた。その後魔王家に拾われ、忠誠を誓い生涯仕え続ける事を決意する。母を亡くしたばかりのシロを何かと気にかけ身近で世話をする。「殺したいほどに」恋をした事がある様だが、現時点では詳細は不明。
フェイスというのは拾われた後に付けられた名前で、本名は別にある。一人称は「わたくし」で、とても丁寧な言葉遣いをする。上記の理由から天使を極端に憎んでいる。天界では両親の他、弟もいた。
''魔王''
魔界の支配者。シロの父。年齢は40代前半。ちょっとぽっちゃり気味。物腰が柔らかく、穏やかな性格。人の話にきちんと耳を傾ける。親馬鹿。シロの事が大好き。故人である魔王妃とは見合い結婚した経緯がある。
''サバス''
魔王の側近で補佐役。彼が住むアインシュタット大魔城の最高職責者。城内のあらゆる実務を取り仕切っている。真面目な性格で冗談があまり通じない。シロの事になると暴走する魔王にブレーキをかけるいいお目付け役。
&size(20){''天使''};
''ベル''
天界を統治する存在、神。クロの姉。23歳。趣味は飲酒と花札や麻雀といった遊戯（というか博打）。出会いを求めてしばしば合コンにも行ったり行かなかったり。
普段は粗雑で乱暴な性格だが、神として振る舞う時には真逆の言動を行う。何があってもたったひとりの弟であるクロを守り抜くと心に決めている。それは単純に命を、という意味だけではなく、まだ幼いクロを利用しようとする大人達から、という意味でもある。クロの良き理解者であると共に後見人でもある。
''エリー''
本名エリザベス。20歳。学生時代のベルの後輩。その縁で三年前からクロの住む離れの邸宅に住み込んで働き、彼の身の回りの世話をしていた。純粋な心を持ち、素直な性格。思っている事がすぐに表情に出るタイプ。クロの事を弟のように可愛がりながらも主として慕い彼に仕えている。
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