ガルディナ王国興国記 のバックアップ(No.2)


あらすじ Edit

剣と弓、そして魔法の飛び交う世界。
現役高校生であった天城繁久(アマギ シゲヒサ)は、なんの前触れもなく、そんな世界へ転移した。
最強の種族、ドラグニルとして。

誰が何の為に、そんな疑問を抱く間もなく、繁久はあまりに非情かつ残酷な現実にぶち当たる。
繁久の転移した、ノーステンシア大陸。
そこは、人間以外の獣人、狼人族や虎人族といった者たちが、激しい差別と弾圧に遭い、日々命を脅かされる生活を強いられていた。

そして繁久は決意する。

「俺の俺による俺がモフる為の国をつくろう」

こうして、人では敵わぬ力と寿命を持つ男による、大陸全土を巻き込んだ戦いが始まる。

繁久は、名を高校生時代にプレイしていたRPGの主人公「ゲオルグ・スタンフォード」と改め、大陸各地の獣人達を纏め上げていく。

主な登場人物 Edit

『※4章終了時点

ゲオルグ・スタンフォード

4章終了時点では20歳。
元は普通の高校生だったが、異世界に来た際にドラグニルとしての知識と経験が与えられ、人格に影響している。平素では基本的に平和主義であるが、人間に対しては基本的に傲岸不遜な態度を取る。人間や敵対者に対しては苛烈な性格。己の圧倒的武力にものを言わせた交渉も辞さない。

序盤に盗賊を数名殺しているが、基本的にそういった行為に忌避感はない。必要に迫られれば躊躇はしない。これはドラグニルとして後天的に与えられた一種の才能である。

将来的にはガルディナに人間の国と対等以上の国家を建国することを目的としており、軍事、内政の組織を積極的に発足、また最近では貨幣の鋳造を試みるなど、経済面での成長も視野に入れ始めた。目標は、150年から200年以内に人口20万人以上の都市の建設と、7000~8000の常備軍の確保、またそれを十分養えるだけの生産能力の確保である。

モフモフが大好物である。いずれは犬や猫を捕えて街中に解放したいらしいが、この世界では基本的にそれらは食糧として扱われているので躊躇っている。


フェリス・スタンフォード

4章終了時点では推定17歳。
過去については幕間にて語った通りである。身長はおよそ160cm、赤毛のショートヘアの虎人族。片田舎の小さな村で凄惨な目に遭っているところをゲオルグに救われ、以後行動を共にしている。ゲオルグに対し手を上げても許されている唯一の存在。

兄となったゲオルグに、最初は義理や恩を感じ兄と言うよりも恩人としての想いの方が強かったが、現在ではしっかりと兄を支える妹に。

ここ最近では兄としてではなく異性として見てしまうこともしばしば。しかし現在の関係を心地よく思ってもいるため、それを伝えようとすることはない。結婚式や出産に触発されちょっとした爆弾発言をするも不発に終わる。


ニーナ

推定24歳
金髪に緑の瞳が特徴のエルフの女性。ガルディナでは主に生産業を取り纏めるゲオルグの片腕的存在。髪はウェーブのかかった肩ほどの長さで、身長はおよそ170cm。

文字の読み書きや計算をいち早くマスターしたことからゲオルグに直接様々なことを学ぶ機会を得て、今では頼りになるお姉さま枠を獲得。ゲオルグを閣下と呼びその力足り得んと日々努力を重ねる。最近ではただ意見や成果を纏めるだけでなく、それに応じた見解などをゲオルグに示すなど、かなりの成長を見せている。会話でもよくその知性を示すことが多いとか。

ゲオルグ曰く、将来の外務大臣候補。


ケイル

推定22歳
ニーナと同じくエルフで男性。
髪はやや長い髪をオールバックに纏めている。身長は175cm程。

ニーナとほぼ同じ速度で文字や計算を学習し、今では工業を纏めるゲオルグのもう一人の片腕。容姿端麗ではあるが、女っ気がないことから一部女性の間ではゲオルグに懸想している同性愛者ではと噂されているものの、決してそんなことはない。断じてない。

率直な意見を好むゲオルグに影響されてか腹芸は得意ではないものの(特に耳)、内政においてはその手腕をしっかりと発揮している。

ゲオルグ曰く、将来の内務大臣候補


ヨハン

推定30歳
灰色の髪と黒い瞳が特徴の狼人族の男性。髪型はいわゆるウルフカット。身長は180程。

元々片田舎の農場に買われたものの、30歳近く本来ならばあと数年で殺処分されてもおかしくなかった頃に連れて来られる。ガルディナに来てから、最初は農業の野菜作りに従事していたものの、体格が他者よりもしっかりしていたこと、また年長者であったことから、後に警衛隊の隊長に抜擢される。

ゲオルグに対し絶対的忠誠心を抱くようになったのもこの頃。元々、人間に使われていただけの生活から拾い上げられた段階で感謝と尊敬の念を抱いていたが、重要な役職と剣と防具を与えられ、直々に指導まで受けたことから崇拝レベルにまで上がる。

日々を鍛練と仕事に費やす生真面目で実直なゲオルグの剣とも言える存在。最近ではゲオルグから戦術についても学んでいるとか。

ちなみに、最近では年頃の娘から多数アプローチを受けているらしいが、全く目を向けていない模様。本人曰く「色恋なくとも職責は果たせる」とのこと。うらやま…けしからん男。

将来的には軍の最高司令官に据えたい、とはゲオルグの言葉。


ジル

推定24歳
やや金色に近い赤毛と、茶色い瞳が特徴の豹人族の女性。身長はおよそ165cm。

経営の傾き始めた商家で働いていたが、ゴルトベルク商会の人間に買われてゲオルグの元へ。最初はゲオルグに対し懐疑的な視線を向けていたものの、最初期の住人達の様子やその柔和な態度に見方を改める。

しなやかな体と他種族に勝る瞬発力、また初期の住民達との格差をなくす為にと、警衛隊の副長に抜擢される。警衛隊の47名の内11名が初期の住民であるが、その者達のゲオルグに対する態度やゲオルグの公私を分けた毅然とした対応に徐々に信頼を強め、現在では耳や尾を触って貰いたいなどと思う程である。特に、長くしなやかで毛並みの良い尾は自慢らしく、時折ゲオルグに絡ませるような動きを見せるとか。

仕事の際はゲオルグを閣下と呼ぶが、プライベートや気の抜けた時にはゲオルグ様と呼ぶ。最近ではフェリスにやや敵対視されているとかいないとか。

本来は非常に熱心で真面目な性格。警衛隊でも、特にヨハンが苦手とする報告書の作成などを主に担当し、剣の稽古も怠らない。その腕前は現在、ヨハンに次ぐものであり、その凛々しい顔つきも相まって他の若い女性衛士からは憧れの目線を向けられている。

将来的には軍の参謀と目されている。


ヘレン

推定22歳
白い髪と赤い瞳、なにより長い耳が特徴の兎人族の女性。身長はおよそ155cm、背中まである長い髪を持つ。

気弱で臆病な性格。農産業のトップにいるが、それは規模の大きな農園で働かされていた経験を買われてのこと。その経験を生かした指導や仕事は評判もよく、その性格から後輩や部下たちからも愛されている。

ゲオルグにモフられた経験は一度。短くふさふさした尾を堪能された。
本人曰く「もう一度されたらダメになります…」とのこと。


クルト

推定21歳
黒髪と黒い瞳、小柄で活発なのが特徴の鼠人族の男性。身長は160cmと男性にしては小さいが、鼠人族としては平均的である。

畜産業のトップにいる人物で、どちらかと言えば愛らしい容姿にも関わらずその度胸やチャレンジ精神旺盛な性格をゲオルグから気に入られている。年下の者や部下からは「兄貴」と呼ばれているらしい。ちなみにゲオルグは「大将」だそうだ。


ティナ

推定22歳
フェリスと同じ、赤毛に茶色っぽい瞳が特徴の虎人族の女性。身長はおよそ160cm。フェリスとは違いストレートの髪を肩くらいまで伸ばしている。

水産業のトップで、責任感の強さが特徴。部下の責任は自分の責任、自分の功績は部下の功績と言う理念を持ち、ゲオルグからの信頼は勿論、部下達からも好かれる上司である。

すでに何度かゲオルグにモフられた経験有り。髪を梳かれるよりも頭や耳を撫でて貰うのが好きな少女である。


レオナ

推定27歳
ニーナやカインと同じ、金髪碧眼で長い髪が自慢のエルフの女性。腰ほどまである美しい髪が自慢の美人だが、女性的膨らみが欠けていることをやや気にしている。

繊維加工業のトップ。ゲオルグの片腕を務めるニーナに強い憧れを抱いており、いずれはその側で働きたいという思いを抱いている。また、風魔法を習得し、それを活かして独特な加工が出来ないかと思考錯誤したりする努力家でもある。

普段はよくニーナにくっついてることがあるため、最近ではニーナの補佐官的な立ち位置を確保しつつある。


カイン

推定26歳
パーマがかった白い髪と黒い瞳が特徴の羊人族の男性。身長は170cm。

木工業のトップ。非常に穏和な性格で、目を離すと日がな一日木を削って彫刻を作っていたりする。眠そうな垂れ目が特徴で、休日には日向ぼっこをしている姿もちらほら見掛けられている。彼の影響か、木工業で働く者はのんびりした者が多い。しかし仕事が非常に丁寧なので周囲から不満もほとんどない不思議な組織になりつつある。

時折、その豊かな毛髪に鳥が止まって休んでいることがあるとも。


ウィル

推定29歳
人間よりやや小柄で筋肉質、黒い髪と瞳が特徴のドワーフの男性。身長は165cm

がっしりとした体型と豪快な性格が特徴の鉄工業のトップ。元々、あまり言葉を覚えぬうちに鍛冶屋に安く買われ、10年以上もの間こき使われていたらしく、そこで覚えた為か言葉が荒々しいのも特徴である。

しかしその長い年月でしっかりと技術は盗めたようで、今やガルディナの街の誰よりも鍛冶に精通しており、部下達からは「親方」と呼ばれ尊敬を集めている。

密かに夢に抱いていた自分の工房をゲオルグから与えられ、以来忠実に尽くしている。


エドゥアルト・ゴルトベルク

ゴルトベルク商会現会長。年齢は4章終了時点で53歳。
一代でニデアの街で最大の商会を作り上げた父、ケルトナーの跡を継ぎ更にその影響力を拡大させたやり手の商人。

ゲオルグと幾度か話し合いを重ねてその信頼を得る。基本的は温和な性格だが、己や商会を脅かす存在には持ちうる力の限りで反抗する、ゲオルグに似た性格の持ち主でもある。


レイモンド・クルーウェル・グレフェンベルグ

ニデアの街の領主。年齢は40歳。
細身でやや痩せ形の文官。

教会からの要請に応えゲオルグとゴルトベルク商会の亜人集めに近付いたのをきっかけにゲオルグに強襲される。アンナという名のお抱え魔法士がいるが、彼女は現在療養中とのこと。

思わぬ形での出会いとなったが、ゲオルグがドラグニルであるということからなんとか協力関係を築こうとしている。』

設定 Edit

『』

作者名 Edit

桜朔

ジャンル・キーワード Edit

ジャンル ファンタジー
キーワード R15 残酷描写有 獣耳 ハーレム? 主人公チート 戦記? 戦争 内政 内政チート 魔法 獣っ子 ご都合主義 竜 ハッピーエンド 異世界 猫耳は正義 恋愛

この作品のここがオススメ! Edit

『典型的な主人公最強物かと思いきや、冒険とか色々すっ飛ばして国造りを始めてしまう。獣人やエルフ、ドワーフといった種族が亜人と呼ばれ激しい弾圧を受けている世界で、その亜人達を纏め上げどう国を造っていくのかが気になるところ。』

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