異世界ラジオのつくりかた ~千客万来放送局~ のバックアップ差分(No.18)


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*作者名 [#fffa3869]
[[南澤まひろ]]

*あらすじ [#m351cfe3]
「我とともに、〈らじおきょく〉を作ってはくれまいか?」
 
 ラジオ局のアナウンサーを父に持つ高校2年生・松浜佐助と声優になりたての高校1年生・有楽神奈は、毎週土曜日に埼玉の片隅にある小さなFMラジオ局でパーソナリティという「部活動」を行っていた。その一環で先輩の生放送を見学している最中、外からスタジオを見ていた銀髪翠眼の女の子・エルティシアと出会い、先輩からのお願いで彼女の声を録ることになる。それが、まったく知らない世界でのラジオ局づくりのきっかけとも知らずに。
 
 異世界の少女たちが日本でラジオのことを学んだり、日本の男子&女子高生が異世界でラジオ局づくりを目指したりする、日本と異世界を行ったり来たりのビルド&トークアドベンチャー、いよいよオン・エアーです!

*ジャンル・キーワード [#q3646dd5]
|ジャンル|ファンタジー (ローファンタジー)|
|キーワード|コメディー 異世界トリップ 学校/学園 国家/民族 高校生 ラジオ 普通系主人公 妖精 異世界転移 のだ系少女 異世界・日本行き来可|
|舞台|現代・埼玉県&異世界|

*この作品の見どころ [#sa1daf5e]
 始まりの地は、日本の片隅にある小さなコミュニティFM放送局。ここを中心にして異世界でラジオをどう作っていくか、そして異世界の子と日本の高校生たちが会話を通じてどうお互いの理解を深めていくかを繰り広げる「ビルド&トーク」なライトノベルです。

*目次 [#pb430872]
|章数|章タイトル|話数|
|プロローグ|-|全5話|
|第1章|異世界ラジオのまなびかた|全7話|
|第2章|異世界ラジオのはじめかた|全9話|
|第3章|異世界ラジオのひろめかた|現在6話|
|第3章|異世界ラジオのひろめかた|現在7話|

*設定 [#z476dd91]
**主な登場人物 (notネタバレ版) [#cbf774b2]
※年齢は物語が始まる4月末時点のものです。
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-''松浜佐助(まつはま さすけ)'' 16歳 埼玉県立若葉南高等学校2年D組所属~
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 若葉市のコミュニティFMラジオ局「わかばシティFM」でパーソナリティを務める、若葉南高校の放送部員。ラジオのネタになるなら自ら飛び込んでいく世話焼き&ネタ体質の持ち主で、相方である有楽神奈の暴走に頭を悩ませつつ番組をどう盛り上げていくかを日々考え中。大手AMラジオ局「東都放送」のアナウンサーである父・文和と喫茶店経営の母・智穂との3人で暮らしている。本作の主人公兼ヒロイン。
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-''エルティシア・ライナ=ディ・レンド'' 14歳~
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 異世界にある国「レンディアール」からやってきた、銀髪翠眼の女の子。「わかばシティFM」で放送していたラジオ番組「赤坂瑠依子 若葉の街で会いましょう」をスタジオ前のベンチで聴いている最中に佐助と神奈に出会う。口調は年下に対して「~のだ」、年上に対してかしこまった話し方になる。佐助たちが携わっている「らじお」に興味を抱き、交流を持つように。「ルティ」という愛称で呼ばれる、本作の主人公のひとり。
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-''有楽神奈(うらく かな)'' 15歳 埼玉県立若葉南高等学校1年C組所属~
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 若葉市のコミュニティFMラジオ局「わかばシティFM」でパーソナリティを務める、若葉南高校の放送部員。声優事務所「クイックレスポンス」に所属し、端役やナレーション、そして相方である佐助とのラジオでトークにラジオドラマにと腕を磨いている真っ最中。少々暴走気味な性格で、かわいい子に触れたり物語を語ることに熱中すると「ハァハァモード」に突入する。両親と中1・小5・小3の妹との6人暮らし。本作の主人公のひとり。
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-''赤坂瑠依子(あかさか るいこ)'' 20歳 文鳳大学文学部国文学科2年生~
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 若葉市のコミュニティFMラジオ局「わかばシティFM」で、若葉南高校在校中からパーソナリティを務めている文鳳大学の学生。若葉市の様々なスポットで出会った人とおしゃべりしていく番組「赤坂瑠依子 若葉の街で会いましょう」を担当している。少しおっとりとした性格で、両親の仕事の都合でひとり暮らし中ということもあり、時々料理やお菓子を作って振る舞うのが楽しみらしい。
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-''ピピナ・リーナ'' ?歳~
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 自称・ルティの「守護妖精」。その言葉どおりの手のひらサイズな妖精で、背中にある2対の透明な羽で空を飛び回ることができる。人なつっこいものの、ひとたび嫌なことがあれば背中の羽を駆使したローリングビンタが炸裂することも。食べ物であれば、自分のサイズよりも大きい物でもペロリとたいらげる食欲の持ち主。
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**作品の舞台 [#d610cd8f]
-''埼玉県若葉市''
 埼玉県の東の片隅にある街。地下鉄と相互乗り入れしている鉄道が南北に走り、市の郊外にはショッピングモールやセミプロのサッカーチームがホームスタジアムにしている陸上競技場があったりとそれなりに活気がある。
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-''わかばシティFM''
 埼玉県若葉市とその周辺地域を放送区域とする、コミュニティFMラジオ局。ターミナル駅となる若葉駅の近くに本社兼スタジオがあり、外から放送中の番組が見学出来るようになっている。パーソナリティには若葉市にゆかりがある芸能人や元アナウンサーが起用され、市内にあるライブハウスや芸術劇場での録音中継番組なども充実している。
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-''レンディアール王国''
 日本とは違う世界にある農耕王制国家。国の6割を占める農作地では多くの作物が生産され、南北に広がる国土を活かして新品種の開発や既存作物の品質改良を研究するなど、国家事業として農耕に重きを置いている。音楽学校や芸術劇場が多くの街で設けられるなど、音楽にも力を注いでいる模様。
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-''ヴィエル''
 レンディアール北部にある国境都市。北側に魔術国家・イロウナとの国境となる山脈があり、北からの風が吹き下ろす風土を活かして露地野菜や小麦などを産出し、陽当たりの良さから果物なども多く作っている。市役所を中心に大通りが東西南北に広がり、市役所のさらに中心には象徴とも言える時計塔がそびえ立つ。
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*ファンアート [#v22b6bad]
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めたるぞんびさんから、エルティシアのファンアートをいただきました!
*リンク [#b430ea00]
[[小説家になろうの該当作品に飛ぶ:http://ncode.syosetu.com/n8659dc/]]
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*作品へのコメント欄 [#u29749ed]
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 各キャラクターのちびキャラ画像は[[「ちびドットアイコンジェネレータ」:http://www.icongenerators.net/chibidot.html]]にて制作させて頂きました。
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 この先、第2章以降のネタバレ情報があります。&br;
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*設定(ネタバレあり) [#jb1bc331]
**主な登場人物 (第3章までネタバレ版) [#b67e666b]
-''エルティシア・ライナ=ディ・レンディアール'' 14歳~
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 レンディアール国の第5王女。勉学のために中央都市から北方の都市・ヴィエルへ移住して間もなく散策中に賊から襲撃され、ピピナの転移能力で日本の若葉市へ転移したことで佐助たちと出会う。少々引っ込み思案なところがあり、兄姉である王子や王女たちが自らの道を決めていく中でこれからどうしようか考えられずにいたところでコミュニケーションツールとしての〈らじお〉に興味を抱き、レンディアールへ広めることを決意する。偽りの姓として名乗っている「レンド」は、レンディアール発祥の地から取ったもの。
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-''ピピナ・リーナ'' ??歳~
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 レンディアールに古来から住まう「豊穣の精霊」の子供。食欲を満たすことで姿を透明にしたり、時間を凍らせたり、魂だけを体から引っ張り出したり、さらには世界ごと存在を転移するなどの力を振るうことができる。ルティが生まれた頃からずっといっしょで「守護妖精」を自称して彼女のことを守っている。瑠依子が作ったおにぎりや、智穂が作ったホットケーキが大好物。普段は手のひらサイズだが、みんなで出かける際には身長135cm程度の大きさに変化する。
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-''フィルミア・リオラ=ディ・レンディアール'' 16歳~
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 レンディアール国の第3王女で、ルティの姉。北方の国境都市・ヴィエルで音楽の勉強をしていて、中央都市から移住してきたルティを迎え共に暮らしている。とてものんびりした性格で口調も間延びしているものの、家族や音楽に関わることになると一転して反応が鋭くなる。ルティが日本から持ち帰った〈らじお〉という技術に興味を示し、多くの人が歌や演奏を発表できる場を作ろうと計画中。
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-''リリナ・リーナ'' ??歳~
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 レンディアールに古来から住まう「豊穣の精霊」の子供で、ピピナの姉。フィルミアが生まれた時から側仕えをし、ヴィエル移住後も侍女兼執事として陰なり日向なりとフィルミアやルティを支えている。少々融通が利かないのと思い込みが激しいところがあって、自分が理解出来ないことははねつけてしまうこともしばしば。普段はフィルミアと同じような背格好で過ごしていて、力を使いすぎた時やパニックに陥った時にはピピナと同じく手のひらサイズになる。視力の関係で少々鋭い目つきを、アヴィエラから購入した「眼石」という魔石で作ったメガネをかけてフォロー中。
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-''アヴィエラ・ミルヴェーダ'' 21歳~
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 レンディアールの北側に接する魔術国家・イロウナ出身で、ヴィエルの街にて商業の窓口となっている「イロウナ商業会館」の会長。褐色の肌と蒼い目を持ち、少々荒っぽい口調ながらもやってきた客と同じ目線で品選びをしようと日々奮闘中。出身地柄魔術を扱うことが可能で、様々な力が込められた『魔石』を作り出すこともできる。
 レンディアールの北側に接する魔術国家・イロウナ出身で、ヴィエルの街にて商業の窓口となっている「イロウナ商業会館」の会長。褐色の肌と蒼い目を持ち、少々荒っぽい口調ながらもやってきた客と同じ目線で品選びをしようと日々奮闘中。出身地柄魔術を扱うことが可能で、様々な力が込められた『魔石』を作り出すこともできる。伝統に重きを置いている古株と考え方がぶつかり合っている模様。
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-''桜木七海(さくらぎ ななみ)'' 17歳 埼玉県立若葉南高等学校3年H組所属~
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 佐助と神奈の先代としてわかばシティFMでパーソナリティを務めていた、若葉南高校放送部の部長。双子の弟である空也と共謀して「オールアドリブ禁断の姉弟愛生ラジオドラマ」「姉弟入れ替わり潜入実況録音」といった騒動を起こすなど破天荒な感性を持っている。現在は高校生活の総仕上げとして弟が書き上げたラジオドラマのサブヒロインを演じ、後輩である神奈と演技をぶつけ合うことを楽しんでいる。
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-''桜木空也(さくらぎ くうや)'' 17歳 埼玉県立若葉南高等学校3年A組所属~
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 佐助と神奈の先代としてわかばシティFMでパーソナリティを務めていた、若葉南高校放送部の副部長。双子の姉である七海と担当番組を通じて様々な騒動を起こした後、学校見学に来た神奈との出会いを通じて「命」をテーマにしたシリアスなラジオドラマ「dal segno」(ダル・セーニョ)の脚本を書き上げ、自らも演じながら姉と神奈の演技のぶつけ合いをそばで見守っている。
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-''中瀬海晴(なかせ みはる)'' 16歳 埼玉県立若葉南高等学校2年D組所属~
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 若葉南高校放送部の部員で、音響・効果音担当。表情を表に出すことが苦手であまり顔色を変えないが、その代わりに音楽や効果音が入ったCDやタブレットPCを操ることで感情を表現している。よく同人音楽即売会や中古CDショップに足を運んで効果音集やサントラを購入するため、放送室の一角には海晴専用のCD棚が設けられている。独特のネーミングセンスの持ち主。第22話でルティたちの正体を知る。
 若葉南高校放送部の部員で、音響・効果音担当。表情を表に出すことが苦手であまり顔色を変えないが、その代わりに音楽や効果音が入ったCDやタブレットPCを操ることで感情を表現している。よく同人音楽即売会や中古CDショップに足を運んで効果音集やサントラを購入するため、放送室の一角には海晴専用のCD棚が設けられている。独特のネーミングセンスと感性の持ち主。第22話でルティたちの正体を知る。
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-''松浜文和(まつはま ふみかず)'' 43歳~
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 佐助の父で、関東一円を放送エリアに持つ民放AMラジオ局「東都放送」のアナウンサー。過去に夜のワイド番組やアニメ情報番組を担当してからスポーツ情報局へと転出し、現在はプロ野球や正月の駅伝といったスポーツの実況を担当している。興奮しすぎたり感動的な場面を目の当たりにすると、実況中にもかかわらず号泣してしまい解説者やリスナーからツッコミを食らう。
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-''松浜智穂(まつはま ちほ)'' 41歳~
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 佐助の母で、喫茶店「はまかぜ」の経営者。大学時代からの付き合いで不規則な生活が多い夫・文和を支えながら、喫茶店を切り盛りして息子・佐助の成長を見守る日々を送っている。ルティとフィルミアの正体を知ったり、羽を出してしまったリリナを見ても動じない剛の者。
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-''山木浩継(やまき ひろつぐ)'' 62歳
 壮年のフリーアナウンサー。元公共放送勤務で、定年後の現在は地元のわかばシティFMが放送するセミプロサッカーチーム「リベルテ若葉」の応援番組のパーソナリティや、試合中継の実況を担当している。佐助の父・文和とはアナウンサー仲間で旧知の仲。
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-''馬場 守(ばば まもる)'' 71歳
 秋葉原の一角にある「ラジオマーケット」で「ホダカ無線」という電子部品店を経営している老人。礼儀が悪い客にはとことん無愛想で、逆に礼儀が良ければていねいに接客をする。佐助の父・文和とは文和が大学時代からの知り合いで「坊主」と呼ぶ。
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**用語集(第3章までネタバレあり) [#ze87f4ea]
-''コミュニティFMラジオ局'' (第1話~)
 正式名称「コミュニティ放送局」。AMラジオ局や県域のFMラジオ局とは違い、1市町村とその周辺地域といった狭い範囲を対象に放送を行う。放送局と自治体が提携して自治体からのお知らせを放送したり、災害発生時には情報を伝える役目を担うことも。2016年6日月現在、(本作舞台を含めた)日本では300局以上存在し、現在も各地で開局を準備している地域がある。
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-''リベルテ若葉'' (第7話)
 第7話でルティたちが試合を見に行った「全日本サッカーチャンピオンズリーグ」の4部、通称N4リーグに所属しているセミプロのサッカーチーム。前年にN5リーグ関東支部で優勝し全国決勝大会2位でN4リーグへ昇格。お膝元のラジオ局であるわかばシティFMでは、局を挙げての応援番組や中継番組が編成されている。
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-''ミニFM放送局キット'' (第11話~)
「FMトランスミッター」とも呼ばれる、音楽プレーヤーやマイクから拾った音をICチップなどの回路を通じてアンテナから送信する機械。大きさはペンダントタイプのものから分厚いB3判サイズぐらいと様々で、佐助たちが扱っているカードケースサイズの機種は電波の有効到達距離が半径150mほど、単3電池で連続100時間放送可能という性能を有している。「キット」という名の通り、はんだゴテなどを使い自分で組み立てる必要があるのが難点。
 第19話にて、アヴィエラがICチップ(=石)に魔力を込めたことで電波の有効到達距離が大幅に上昇。今後の話での検証が待たれる。
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-''レンディアール王国'' (第10話・第13話~)
 ラフィアス王とサジェーナ王妃のもとで治められている農耕国家。「豊穣の精霊」の加護を受けて発展し、国内で消費するだけでなく隣接しているイロウナやフィンダリゼといった国家へ技術提供や農作物の輸出を行うことで財政を堅持している。国王や王妃自身も田畑へ出るのが伝統で、巡幸の最中にその土地の住民に混じって泥だらけになっている姿が目撃されることも。
 現在、ルティとフィルミアを含めた2人の王子と5人の王女がレンディアールの様々な街で生活し、王を補佐するほかに農学の研究や「志学期」で将来へ向けて研鑽を積んでいる。
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-''志学期(しがくき)'' (第14話)
 18歳の最後の日までに自らが選んだ一つの物事を研究・発展させ、それを世に伝えていくというレンディアール王家に生まれた者の義務。内容は農作物の品質改良や新種の研究など多岐にわたり、フィルミアは音楽を、ルティはラジオを志学期に選んでいる。
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-''ヴィエル市役所'' (第10話・第13話~)
 ヴィエルの中枢を担う役所で、同時に出入国の管理や街頭及び国境警備の機能も持ち合わせている。城壁のような四角形状の構造で、広い中庭の真ん中にはレンディアール王族の宿舎を兼ねた、ヴィエルの象徴とも言える時計塔がそびえ立っている。
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-''陸光星(りっこうせい)'' (第10話)
 レンディアールが存在する大陸の各地で採取可能な碁石状の固体。普段の見た目はざらついた白い石だが、太陽の光を吸収しあたりが暗くなると同時に自ら光り始める。多ければ多いほど明るさが増すために、照明代わりとして重宝されている。
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-''魔石'' (第19話)
 イロウナの魔術士が様々な魔力を込めることで、普段の生活を補うことができる宝石。力を行使したい者が魔石を手にして念を込めると発動し、様々な効果を発揮する。値段は効果によってまちまちで、一般市民でも気軽に購入出来るものもあればお高いものも。
 第2章終了時点で瑠依子が目の前に文字が浮かぶ「記石」、ピピナが背中に乗せて走ってくれるヒヨコを10分間だけ召喚可能な「呼石」、リリナがメガネと同じ機能と外見を有する視力矯正石「視石」を所有している。
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-''無電源ラジオ'' (第21話)
 電池などの電源を必要とせず、アンテナへ到達する電波のみで音を鳴らすタイプのラジオ受信機。AM波放送・FM波放送の他に短波放送を受信できるものもあり、組み立て自体は非常に簡単だが、ミニFM放送局キットと同様にはんだゴテを必要とし、コイルを巻いたりアンテナを調整・自作して聴こえるようにする必要があるため難易度は高い。「鉱石ラジオ」「ゲルマニウムラジオ」と呼ばれることもある。
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-''dal segno'' (第1・8・22話)
 読みは「ダル・セーニョ」。若葉南高校放送部が制作し、佐助と神奈がパーソナリティを務める「ボクらはラジオで好き放題!」の後半10分間で放送されているラジオドラマ。事故で科学者の男性・ウィルを亡くし、残された妻・リューナと幼い妹・エリシアが彼の「命」と向きあうという物語。脚本とウィル役を空也、リューナ役を七海、エリシア役を神奈が担当し、音響を海晴、編集を佐助が担当している。


*資料:「わかばシティFM」の番組表 [#rb6fd690]
[[http://minamizawa.ivory.ne.jp/img/bangumihyou_small.jpg:http://minamizawa.ivory.ne.jp/img/bangumihyou.jpg]]
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