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*あらすじ [#s2ae2ac7]
吸血鬼。社会の闇に潜み、夜を支配する不死なる怪物。
主人公、ウィリアム・フリークスは現存する十二吸血鬼の一人であり、第十席『怪物行進の吸血鬼』と呼ばれる存在だった。
ウィリアムの目的は、四年に一度訪れる『吸血鬼狩り』による同族殺し。
その標的となるのは同じ吸血鬼にして番外、『天地跳躍の吸血鬼』、ジャック・バエル。
ジャックとの死闘の最中、ウィリアムは何故か意識を失う。
目を覚ましたのは『廃陸世界アザー』と名付けられた異世界。
そこには終わったはずの神話、信仰が根付く三大陸が存在する。
黄昏の大地。奈落の洞穴。地獄の凍土。
異世界に住む人間と、怪物達の間で、吸血鬼は何を思うのか。
人類を救うか、怪物達の王となるか。
彷徨えるウィリアムの行進が異世界より始まる。
*主な登場人物 [#b1c6645e]
●ウィリアム・フリークス
本作の主人公。人間から吸血鬼へと成った眷属吸血鬼。
赤みがかった黒髪と赤い眼。
家族は怪物達に拾われた孤児であり、吸血鬼化の際に家族全員を喪っている。
生まれは外国だが、吸血鬼となって世界を転々とし、日本でしばらく大学生活を送っていた。主に引き籠ってゲームとアニメを見る立派なオタクに成り果てていたが、四年に一度のジャック討伐の機会の為に準備もしていた。
吸血鬼の第十席。通り名は『怪物行進(ハロウィーン)』。
怪物としての自分と、人間だった自分の感情を切り離せないという甘い面が目立つ。
●エリザ・ヴェール
異世界で最初に出会った少女。金髪と翠眼。聖職者と中世風ドレスの中間をとったような恰好をしている。
丁寧な口調と物腰であるが思い立ったら即行動するアクティブな面も。
時に自己犠牲とも取れる衝動に突き動かされる。
この世界では希少な医療魔術師としての資格を持っている。
他にも中位魔術程度ならば一通り使いこなすことができる。
ウィリアム曰く、スタイルが良い。
●ジャック・バエル
吸血鬼。番外にして枠外の異端児。
跳躍する悪魔。
バネ足ジャック。はぐれ者のリープ。
多くの二つ名を持つ、存在してはいけない十三番目の吸血鬼。
通り名は『天地跳躍(リープ)』。
トリッキーな性格と狂言回しで他者を翻弄するのが得意であり何よりの楽しみ。
*設定 [#k4e40cc3]
*作者名 [#ia5e796a]
『杞乃下 勁』
*ジャンル・キーワード [#c6be6f45]
ジャンル 『ハイファンタジー』
キーワード 『吸血鬼・異世界・シリアス・異能・バトル』
*この作品のここがオススメ! [#f51d6ad6]
『吸血鬼ものとしては珍しい部類の独特な設定と、現実である伝承から少し変化した世界設定。そしてそこに隠された秘密などなど。繰り返し読んでいただければそれだけ発見があると思います』
*リンク [#r78f3d7e]
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*作品へのコメント欄 [#eadbd774]
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