逃避屋本舗 ~現実逃避の旅 29泊30日プラン~ のバックアップ(No.3)


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あらすじ Edit

「その現実から、逃げ出してしまいませんか?」

福岡天神のビル群の片隅に、ひっそりと掲げられた看板、遊山屋(ゆさんや)。
表向きは旅行代理店だが、その実態は、様々な理由で『逃避』を求める現代人に手を差し伸べ、それを実現してくれる現実逃避斡旋店だった。
ミステリアスな店長・天津鞍馬の誘いを受け、破格の現実逃避プランを希望する客達。
しかし天津は、契約の席で『ある取り決め』を求めており、それを破った者は『大切なもの』を失うというのだが――

主な登場人物 Edit

syuzin.png天津鞍馬
現実逃避の案内人
現実逃避を求める者に、その環境を提示する遊山屋の主。
掴み処のない飄々とした性格だが、情に流されない冷酷な面も持つ。
酒が大好物で、逃避した者に土産としてせがむ事も。
no.png天津朱莉
心を読み当てる少女
天津の義娘で血は繋がっていない。小学生。
人の心を読み当てる力があり、それが理由で本当の親からは捨てられた。
天津からは同情ではなく、その能力を理由に養われている。
no.png大豊稔裕
天津の協力者
大豊不動産の経営者。人材派遣業も手掛ける。
天津が提供するプランの住居は、大豊が見繕っている。
営業所の看板は文字が剥がれて『いほう不動産』と読める。
no.png波戸真澄
沖縄を求める男
File1の客。27歳、プログラマー。
仕事に忙殺される日々を嘆き、学生時代に入り浸った沖縄への逃避を望む。
サボり癖があるが、目上の者には良い顔をしてごまかす。
no.png高橋典孝
ファンを怖がるプロ野球選手
File2の客。32歳、プロ野球選手。福岡コンドルズから大阪ジャガーズに移籍した。
腰痛持ちで移籍後は調子が上がらず、ジャガーズファンに犯罪的なバッシングを受けている。
沖精一は大学時代からの親友。

作中用語 Edit

■天神
福岡県福岡市の中心都市。
観光都市でありながら、ビジネス街の一面も持ち、また地元の者も訪れる。
欲望の町・中洲も近い為、老若男女、様々な者が行きかっている。
■遊山屋
天神雑居ビルの片隅にある旅行代理店。
店内は金魚提灯、達磨、お猪口、扇子等、朱色の和雑貨で飾られている。
旅行パンフレットは無いに等しく、商売をする気があるのかさえ怪しいが、
朱莉が悩みを見抜いた者に対しては、魅力的な現実プランを提供する。
■制約と代償
現実逃避プランの契約をする際に、天津が求める条件。
現地での行動に何らかの制約を設け、それを破った者は『大切なもの』を失う。
天津曰く、本来あるべき生活を送る為に必要な制限。

作品挿絵 Edit

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ジャンル・キーワード Edit

【ジャンル】
ヒューマンドラマ〔文芸〕

【キーワード】
概要 :男主人公 職業もの シリアス 現実逃避 旅行代理店
舞台 :現代 沖縄 野球
その他:長編 挿絵 キャラ文芸 ライト文芸

作者名 Edit

加藤泰幸(かとうやすゆき)

リンク Edit

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