極悪人のセカンドライフは異世界で～転生～
あらすじ 
人肉相食む戦乱の時代に生まれ、盗賊として生きた女の最期は手下の裏切りによって幕を引いた。
数え切れないほどの死を積み上げた彼女は、訪れた自らの死に際しても感慨もなく目を閉じる。だが、神の悪戯か、はたまた因果によるものか、そうして死んだ彼女が姿を変えて目を覚ます。しかし、目覚めたその世界はすべてが以前の世界と違っていた。
戸惑いながらも少年は、やがて辿り着いた世界と自分を認めていく。しかして時はまた岐路へと向かい、世界は再び戦乱の嵐でもって少年を包む。
この物語は、数奇な運命の果てに、やがて閻羅乃皇と呼ばれる極悪人によって巻き起こされる動乱の記録である。
主な登場人物
◇ 名前 蝮 （マムシ）
◇ 種族 人間
◇ 年齢 十五歳（推定）
◇ 身長 百五十五センチ
◇ 体重 四十五キロ
◇ 特技 疾駆、変り身、貫通（偽）、子守り
◇ 魔法 なし
◇ 属性 なし（風？ 土）
◇ 加護 風の加護（偽）
◇ 従魔 ラミア、風の妖精（偽）
……本作の主人公。とある日本のおよそ応仁の乱の時代に育った名もない盗賊。乱世の宿命、疫病や戦、落ち武者や賊の蔓延はびこる世界で少女時代を送ったため、本人に自覚はないが厭世的えんせいてきな価値観を持っており、ひとが死ぬことや、殺す、殺されることを自然なものを考えている。若くして手下に裏切られて命を散らすが、そのことについても特になにも感じていない。何の因果か、異なる身の上で新たな人生を歩み出した。先の世とは違った人々との出会いの中で、惑いとともに少しずつその価値観が移ろいだす。性格は無関心で、急に怒鳴るなど一見気性が荒く見えるが、実は心の中ではなにも感じていない。また、基本的にひとを避け、悩みとは無縁の生き方をしていたため、考え始めると収拾がつかなくなる。
◇ 名前 ハナ （おハナ）
◇ 種族 ラミア
◇ 年齢 ０歳と二カ月
◇ 身長 八十八センチ
◇ 体重 十七キロ
◇ 称号 育ち盛り
◇ 特技 毒液、拘束、締付、邪眼（半開き）
◇ 魔法 水弾ウォータ・バレット、迫りくる水壁タイダル・ウェーブ、水龍同化※
◇ 属性 水
◇ 加護 水の加護（中）、保護者の愛（中）
◇ 従魔 せおりつひめ？
※水龍同化は一定量の水源が必要
……エイメリアンで孵かえった大陸種の蛇娘ラミアでマムシを親代わりに感じている。孵ったばかりの頃に植えつけられた”群衆の中の孤独トラウマ”のため、通常種より自立心がなく甘えが強い。密林の王者の種族のため秘めたる魔力は並はずれな上、ジャポネスではぐれと化していた瀬織津姫を邪眼の力で従えている。土との相性が悪い。
◇ 名前 風子 （おふう）
◇ 種族 妖精（？）
◇ 年齢 不明
◇ 身長 十九センチ
◇ 体重 百二十グラム
◇ 称号 ひょうきんもの
◇ 特技 飛行、ホールドスレッド、挑発、威嚇
◇ 魔法 ウィンドフィールド、ウィンドカッター、バレッタ・バレット※
◇ 属性 風（偽）、土
◇ 加護 ？？？
※バレッタ・バレットは本来の風弾ウィンド・バレットにおふうが独自に土属性を絡ませて作った固有魔法。風弾ウィンドバレットよりも一発一発の礫が重く硬い。
……ジャポネスでマムシが目覚めたときに現れた出世不明の（自称）風の妖精。風の妖精シルフを自ら名乗り、献身的に主であるマムシの世話を焼く。性格は温厚で気配りもできる半面、敵とみなした相手には容赦がない。本来はエネルギーの塊でしかない精霊種であるはずが強烈な自我を持ち、マムシに風の加護を与える一方で自らは土属性を持つ娘。
設定
【能力】
……和洋折衷
一部のキャラクターは西洋・東洋問わず神話や伝承を作者が勝手に捏造した妄想の産物。ある意味、厨二病より酷い。西洋の魔法もあれば日本の忍術もある。
【種族】
……人間、獣人、モンスター、妖（あやかし）
常人という意味では軍人国家エイメリアンの人々が一番普通。それ以外は基本ファンタジー。獣人と妖はちょっと違う。裏設定だが妖は作中で日本（ジャポネス）と呼ばれる小島でしか発生しない。
作者名
luckwell（ラクウェル）
ジャンル・キーワード
ジャンル ハイファンタジー〔ファンタジー〕
キーワード R15 残酷な描写あり 異世界転生 オリジナル戦記 異能力バトル ファンタジー 異世界 剣と魔法 獣人 妖怪 モンスター 軍隊 戦記 成長 やり直し 色気なし
この作品のここがオススメ！
話としては長いので暇つぶしにはちょうどいいかと。ただし第一部作ということもあって派手な戦かと思えば肩透かしを食うということもあり得ます。
ライトノベルというよりはガッツリとしたノベルです。
極悪人のセカンドライフは異世界で～転生～はシリーズ第一部作となります。
現在、第二部続編『獣まみれの盗賊団』が連載中です。
何分、文字数は多いので長編は手を出すか迷うという方は、こちらから読み始めた方がいいかもしれません。
