オンラインゲームがバグったら彼女ができました/スキルカード紹介
作中の戦闘において、プレイヤーが好きなタイミングで使うことのできるカード。
その効果は単純な能力変化から、戦況をひっくり返すことのできる切り札まで様々。
本編のまとめはこちらから
オンラインゲームがバグったら彼女ができました
特殊なスキルカード
エンチャントスキルカード
モンスターに装備させることで様々な能力を付与させることができる。
主に、「炎の剣」のように、通常は使うことのできない技を使えるようにするカードが大半を占める。
二枚同時に使うことはできず、二枚目を使おうとすると、元のカードは破棄される。
しかし、モンスターのアビリティによっては破棄されることなく手札にリリースされ、再使用できるようになるものもある。
スキルカード一覧
大雨(レイン)
相手の火属性攻撃を無効化し、次に自分が使う水属性の技の威力を少し上げる。
狂化(バーサーカー)
HPを削る代わりに攻撃力を大幅に上昇させる。その効果値は二倍ともいわれている。
速攻戦術が主流の現在、最重要とされているカード。ネットの世界では「婆さん」という愛称で呼ばれている。
障壁(バリア)
モンスターの防御力を上げる。ゲーム開始直後の基本デッキに組み込まれているコモンカード。それゆえ、効果値はあまり高くない。
強化(エンハンス)
モンスターの攻撃力を上げる。コモンカードゆえに効果値はさほど高くない。
対抗(パニッシュ)
相手のスキルカードの効果を打ち消すカウンターカード。その凡庸性の高さから、バトルでは必須の一枚とされている。
マジック・ザ・ギャザリングでいうところの「対抗呪文」である。
炎化(メタモルフレア)
相手を炎属性へと変換する。
自然と風属性の攻撃を半減するが、水と土属性の攻撃を受けると倍のダメージを受けてしまう。
水や土の攻撃技の威力を高めるために使用されるほか、相手の自然や風の属性攻撃を防ぐこともできる。攻守両用の非常に優秀なカードである。
回復(ヒーリング)
HPを回復させる。回復量は最大HPの半分。
基本的なカードではあるが、かなり凡庸性が高く、バトルでは必須の一枚である。
逆鱗(インペリアルラッシュ)
龍系のモンスターにのみ使えるカード。
すべての能力値を大幅に上昇させる。しかし、その後プレイヤーからの命令を一切受け付けず、ひたすらに攻撃する。そのうえ、四分の一の確率で自傷が発生してしまう。
龍系のモンスターは能力値が高いので、適当に攻撃していたとしても、それだけで勝ててしまうことが多い。バトル序盤にこのカードを使用し、残りのスキルカードでサポートしながら戦うという戦法もあるくらいだ。
大海(オーシャン)
フィールドを大海に変える。水属性の技の威力を上げることができ、一部モンスターはアビリティによって能力を強化することができる。
フィールド操作のスキルカードは他の同系統のスキルカードを使われるか、対抗パニッシュなどで打ち消されるまで効果が持続する。
死去(デット)
相手を一撃で倒す。
あまりに単純明快で強力な効果ゆえ、発動確率が設定されている。その確率は、相手が3体なら1/4、2体なら1/44、1体だけだと1/444である。
3体のモンスターで勝負をしかける相手に初手で使用し、戦力をダウンさせる博打戦法で使われる。
破壊(デストロイ)
相手をデータごと消滅させる禁断のカード。
一般には流通しておらず、開発者の田島悟がライムを倒すためだけに製作した。あまりにも危険すぎるため、一度使用すると自動的に消滅するようになっている。
砂塵(ダスト)
フィールドに砂嵐を吹かせ、両プレイヤーのモンスターに毎ターンダメージを与える。
自分もダメージを受けてしまうのが欠点だが、あるカードを使うことでそれを補強することができる。
浮遊(フロート)
フィールド効果によるダメージや能力値変化を無効にする。
主に砂塵のように、相手だけでなく自分もダメージを受けてしまうカードと組み合わせて使う。この砂塵と浮遊は基本コンボとして、プレイヤーの間では常識の戦法となっている。
革命(チェンジザワールド)
HPが1/16以下の時に発動できる。相手と自分のHPを入れ替える。
このカードを発動できる時は戦闘不能寸前であるため、相手を一気に瀕死寸前にまで追い込むというだけでも優秀な効果である。
特に、九死に一生や根性といったアビリティと相性がいい。予め相手を毒にしておくなど様々な戦法と組み合わせることができ、対戦では対策必須の一枚とされている。
速攻(ファストブレイク)
1度だけ相手より先に行動できる。
素早さが低いモンスターを出して油断させ、このカードで奇襲をかけるという戦法が一般的。
エイリアのように能力値が低いが強力な技を使えるモンスターに対しても有効である。
天邪鬼(パーバセネス)
能力変化の効果が発生した際に発動でき、その効果を逆転させる。
例えば、相手が強化で攻撃力を上げようとしたときに使うと、逆に攻撃力を下げさせることができる。スキルカードでモンスターの能力を強化させるというのはメジャーな戦法であるため、それに対するメタカードとなり得る。
また、ある技と組み合わせることで凶悪なコンボになるのだが、それはまた別の話。
剣舞(ブレイドダンス)
剣を用いて攻撃する技の威力を上げる。対象となる技は「きりつける」など。
効果範囲が限定的なので、その分上昇率は高い。ただ、剣を用いる技をピンポイントで無効化する「白羽取(シングレットアウタップ)」というスキルカードが存在しているので注意。
無効(インバリット)
あらゆる攻撃を無効にする。
防御用のスキルカードの中では最強クラスの一枚。特定属性を無効化するカードの上位互換といえる。
あまりに強力すぎるがゆえに、大雨のような特定属性無効カードに、直後に発動する技の威力を上げる効果が付与されたぐらいだと言われている。
もちろん、レアリティは最高クラスで、入手すること自体もままならない。
爆破(ボンバイエ)
属性に関係なく相手にダメージを与える。
凡庸性の高さから、回復や対抗と並び、バトルで使用頻度の高いカード。
速攻戦術でダメ押しで使われたり、モンスターをひたすら防御させ、このカードで攻撃したりと使用方法は自由自在。
余談だが、わざと自分のモンスターに使ってHPを減らすといった戦術も可能である。
炎の剣
エンチャントスキルカードの一種。
攻撃力を微増させ、戦闘中「火炎斬」を使用できるようにする。
剣の攻撃属性を持っているので、ヒーローシリーズとの相性は良好。使い捨てとなるが、土属性の戦士系モンスターに使用して弱点を補強するという使い方もある。
猿真似(イミテーション)
複数体で挑んでいる時に使うことができる。自分の他のモンスターが覚えている技をコピーして、バトル中のモンスターが使えるようにする。
控えに炎属性のモンスターを用意し、バトル中の水属性モンスターが炎技で奇襲するといった使い方が基本。
オズマが披露していたような、防御力の高いモンスターを出し、リサイクルという技をコピー、スキルカードの連続使用で攻めるといった戦法も可能。
自動回復(オートヒール)
毎ターン少しずつHPを回復する。
ゼロスティンガーのアビリティをスキルカード化したもの。防御力の高いモンスターに使用して耐久戦に持ち込むのが一般的。
回復量はせいぜい十分の一程。なので、本来は毎ターン一気に全回復するなんて効果はない。
地獄(ヘル)
フィールド操作系のスキルカード。闇属性以外のモンスターの全能力を減少させる。
闇属性が有利になるフィールドの中では最強の一枚。属性を変更されると、自分も影響を受けてしまうので注意が必要。
旱魃(ドライ)
水属性の技を無効にし、火属性の技の威力を微上昇させる。
大雨と対になるカードで、火属性の速攻型モンスターによく使われる。
ピンポイントでしか攻撃を無効化できないので、スカになる場合があることがたまに傷か。
打破(ブレイク)
相手の防御力を下げる。
強化や障壁に連なる、基本的な能力変化カード。攻撃力を上げた後に、ダメ押しで更に威力を上昇させるために使われることもある。
処刑場(エクゼキューション)
フィールドを処刑場に変更する。
闇属性のモンスターの攻撃力を上げる、フィールド変更系の中では基本性能の部類。
ただ、デュラハンのようにシナジー効果を持つモンスターと組み合わせると恐るべき力を発揮する。
恐慌(クライシス)
次に使う攻撃を必中にするうえ、相手の防御力を大幅に下げる。
威力が高いが命中率の低い「ファイアボム」などと組み合わせると必殺の破壊力を発揮できる。エンハンスを掛けた後に、トドメでこのカードを使うといった戦法が一般的。
その強力さゆえに、超レアカードとして流通している。
拡散(ワイドスプレット)
複数体同時バトルでのみ使用できる。発動した技の効果範囲を敵全体に広げる。
仕様変更された技もあるが、基本的に相手単体にしか効果をかけることができない。それが相手全体に攻撃できるようになるので、奇襲効果は抜群である。
実はスキルカードの効果までも拡散できるので、組み合わせ次第では下手な攻撃よりも非常に強力な一撃をお見舞いすることができる。
神殿(テンプル)
光属性モンスターは技による追加効果を受けなくなる。
光属性にのみ効果がある強力なフィールド操作カード。技の追加効果が無効となるので、攻撃と同時に状態異常を起こす技が単なる通常攻撃に成り下がってしまう。反面、自分に有利な効果も打ち消されてしまうので注意。
実は、致命的なバグが潜んでいるのだが、それが判明するのはまた別のお話。
回封(メディロック)
対象のモンスターは技及びスキルカードで体力を回復させることができない。
体力回復を封じるので、特に耐久型のモンスターに対して有効。
回復技そのものを封じるわけではないので、このスキルカードをかけられても、交代してしまえば通常通りに使うことが可能である。