ファンギャラ
あらすじ
2045年。
医療リハビリコミュニケーションツール「ファンタジアギャラクシア」の開発により医療分野とエンターテイメント文化に大きく貢献を果たした福岡は、ゲームフロンティアフクオカと名を改め、エンターテイメント都市として世界のイニシアチブを担っている。
ファンタジアギャラクシアの製作に幼少期から関わっていた、高校生の夢緒掴。文化的発展を遂げる世界で、彼は今日も誰かと繋がる日常を謳歌していた。
主な登場人物
夢緒(ゆめお)掴(つかむ)
非凡なプログラミングの腕を持つ高校2年生の少年。
割とイケメンで頭が良い。反面体力が無いが逃げ足が速くパルクールは出来る。
基本は明るく話せるタイプだが、偏屈屋でかなりひねくれた性格をしており、周りへの関心が薄いため積極的に人と関わろうとはしない。
幼少の頃からファンタジアギャラクシア内でスコーピオンというアバターを使い、数々の伝説的プレイを見せ、魔法やアイテムを作りだして運営に献上してきた伝説のプレーヤーでもある。
しかし、次第にネットの闇を知ったため嫌気がさして現在は使っておらず、一般用にチェンジしたナミヲの姿で使用している。
設定
ファンギャラ(ファンタジアギャラクシア)
天才プログラマー兼エンジニアの御門(みかど)御守(みかみ)が開発した、医療リハビリコミュニケーションツール「リング」に搭載された4D体感型VRMMO。
仮想空間技術ヴァーチャルリアリティー。脳科学。人工知能。AI。電脳空間。人工生命。
情報生命等、高度な技術を集結して制作されている。
医療分野とエンターテイメント文化に大きく貢献を果たしており、これにより福岡はゲームフロンティアフクオカと名を改めエンターテイメント都市として世界のイニシアチブを担っている。
最大のウリは、身体的・言語障害があろうが脳を使うだけで操作が可能、様々な人と分け隔てなく繋がる事が出来る事。最初こそ治癒効果促進とリハビリ効果、コミュニケーションツールとして起動し、絶大な効果を出し、圧倒的リアルなSFとファンタジーの外観から徐々に口コミで広がり一般にも普及。やがて世界中で人気を得た。
二つの世界観が用意されているのが最大の特徴。
幻想生物と魔法・精霊が存在する幻想世界を舞台とし、亜人のアバターをエディット可能なファンタジー世界「クエスト・オブ・ファンタジア」。
重厚な暗黒の未来都市世界を舞台とし、ロボットやエイリアン種族のアバターをエディットできるSF世界「ミッション・ザ・ギャラクシア」。
このファンタジー世界観とSF世界観が揃うことで“ファンタジアギャラクシア”として連結する。どちらも自由に行き来でき、アバターの衣装も世界観に合わせて自動変更される。さらに歌や絵を投稿できるサイトシステムを搭載した事で創作によりその交流の輪を拡大。これにより、エンターテイメント文化を日本国民と政治に認めざるえない状況にさせた最大の切り札となったのだ。
このゲームをプレイするため必要なものは自分の脳から放出されている脳波。ユーザー登録する為にホームページを開き、アバターを作成しログインしたその瞬間、脳から放出されている脳波が、ネットワーク上にある仮想世界と我々人間の意識を繋げる。頭の中にゲーム世界がそのまま流れ込み、脳で考え意識した事が実際に画面の向こうに反映される。自分の意識が脳波を介してゲームと繋がっている状態。脳波が脳の視覚野や聴覚野にダイレクトに与えられる情報を見聞きし、五感全てとアクセスしている。
作者名
大福介山
ジャンル・キーワード
ジャンル 日常〔SF〕
キーワード ゲーム
この作品のここがオススメ!
少年の日常と周りの人々との交流。そして徐々に崩壊していく日常。
リンク
http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/634036/
作品へのコメント欄
最初はつまらない日常が続きますが、徐々に非日常へと変化していきますのでお楽しみに!