樹治名将言行録 ~鐘山環伝~ のバックアップ(No.1)


あらすじ Edit

 広大なその大地は、後に製図した者達が、
「まるで正面を向いた牛のような」
 と筆を走らせるほどに奇妙な形をしていた。
 両端は南へ下がって海に面し、中央は顔のように大きく広がり口を象るかの如くその南部には大河が流れ込む。

 その左角、最西端に位置する半島、順門府を司る鐘山家において、骨肉の争いが始まる。

 父を殺した叔父の追っ手より嫡子、環を救い出したのは、不老の尼僧、勝川舞鶴。
 世にも怪しげな彼女の手に誘われ、青年は戦国の世に、異形の才を開花させていく。

主な登場人物 Edit

・鐘山(かなやま)環(たまき)
この作品の主人公。順門府公の嫡子であったが、父を謀殺した叔父宗善に生命を狙われる。
武勇もなければ智略もなく、家臣筋からも軽んじられる情けない青年だが、戦いを経て、大器として覚醒していく。

・勝川(かちがわ)舞鶴(まいづる)
この作品のヒロインと思いきやそうではないもっとおぞましいなにか。申し訳程度のファンタジー要素。
一見してお転婆な少女のような姿をしているが、その実百年以上を生きる不老の尼僧にして、《天下五弓》と称される名将の一人。
刺客に追われていた環を助け、彼を主君と仰ぎ、その軍師として導いていく。

設定 Edit

架空の戦国時代を舞台とした、群雄活劇……のようなものですっ!
ノリは軽く、時にはダークに、環たちを中心とした成長物語となっております。
世界観やら設定やらはあまり気にせず、頭を空っぽに、キャラクターの丁々発止を眺めていただければと思います。

作者名 Edit

瀬戸内弁慶

ジャンル・キーワード Edit

架空戦記・和風ファンタジー・戦争・軍事・武将

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