転職の神殿を開きました のバックアップ(No.10)
書籍
あらすじ
生まれ持ったジョブに人生を左右される世界。そんな異世界に召喚された森本要には「人を転職させる」能力があった。彼は生活費を稼ぐため転職屋を始めるが、その能力を狙って貴族や教会が動き出す……
やがて、自衛のため王国最大の宗教組織に潜り込んだ彼は、宗派の派閥争いに巻き込まれながらも、自らの足場を固めていく。
主な登場人物
- 森本要(モリモトカナメ)
主人公。黒い瞳と黒い髪 二十歳そこそこ
日本でなんとか社会人生活を営んでいた。魔術師にこの世界に召喚されるも、期待外れだと転移魔法で辺境の森に飛ばされて死にかける。転職《ジョブチェンジ》の能力に気付いて、キャロに出会いルノール村にて生活費を捻出する為に転職《ジョブチェンジ》屋を開業した。
性根はヘタレだが日本で外食産業に就いていた関係で接客モードを持つ。
- キャロ
全長三十センチほどの白兎。実は妖精兎《フェアリーラビット》。
妖精に近い特性を持っており、基本的に人前に姿を現すことはない種族だがキャロは例外らしく人に見つかっても堂々としている。
主人公の転職《ジョブチェンジ》者第一号。世界で唯一の固有職《ジョブ》持ち動物。
- クルネ
赤みの強い金髪と、活発そうな瞳が印象的な美少女。
『村人』から『剣士《ソードマン》』に転職
ルノール村の雑貨屋の娘。
設定
- 固有職《ジョブ》
この世界に生を受けた人間は必ず、生まれた時から《ジョブ》を持っている。そして、特殊な《ジョブ》を授かった人間は、一般人とは比較にならない能力を発揮することができた。
ただし、特殊な《ジョブ》持ちは非常に希少であり、一万人いれば九千九百九十九人は『村人』という何の特性もない《ジョブ》を持って生まれてくる。しかも、その《ジョブ》は生涯変わることはない。
《ジョブ》を後天的に変える方法が一つだけある。
それは、教会の秘奥、転職《ジョブチェンジ》の儀式を受けることだ。だが、そのためには教会に対し多大な貢献か莫大な寄付を行う必要があり、事実上庶民には無縁の話だった。しかも、それだけの投資をしても成功する可能性は高くない。
- ステータスプレート
形状は黒いカードで古代文明の遺産にして、この大陸の人間なら必ず所持している身分証明証。プレートの表面には、氏名、体力、魔力、固有職《ジョブ》、習得している特技《スキル》が表示されており、所持者の変化に応じて表示内容が変わっていく。非表示機能アリ。
- 統督教
この国唯一の宗教。
宗教戦争で国が滅びかけて以降、各宗教は一つのルールを作った。
『各宗教はお互いを害しない。宗教に対する迫害は、我ら全体に対してなされたものとして立ち向かう』
そして、各宗教は宗派となり、統合や分裂を繰り返して現在に至っている。
作者名
土鍋
ジャンル・キーワード
ジャンル ハイファンタジー〔ファンタジー〕
キーワード R15 異世界転移 ファンタジー 転職 ジョブ