本好きの下剋上の登場人物 のバックアップ(No.16)


主な登場人物 Edit

【以下ネタバレ注意!】

 
 

●マイン(2章まで)→ローゼマイン(3章以降)
……工房長・青色巫女見習い→神殿長・孤児院長・領主候補生・(自称)図書委員
Hair・夜空のような紺色 Eye・月のような金色(興奮すると虹色に光る)
司書になる直前に本に押し潰されて死んだ大学生・本須麗乃の意識を持つ美少女
本来のマインの意識が病気の苦しさに耐え兼ねたときに
(転生タグがあるので前世だと思われる)麗乃の人格が蘇った
幼児期には、身食いと呼ばれる奇病のために
成長が遅れがちで病弱と思われていたが
実は、身食いとは貴族にしかないはずの魔力が体を蝕むゆえの弊害だった

 

本どころか文字すら見る機会の乏しい生活に我慢ができなくなったマインは
幼馴染のルッツと共に粘土板や木簡、そして植物紙作りに着手する
それらを大々的に売り出そうとする商人ベンノも加わり
順調に夢へと歩み始めるマインだったが、洗礼式会場である神殿で
図書室を見つけて、神殿入りを即決する

 

魔力と寄付金の力で青色巫女見習いとなり、フェルディナンドの庇護の下で
逆に魔力を生かせる生活
(と図書室に出入りする権利)を手に入れたマインだったが
神殿長の計略により、他領の貴族に誘拐されかける
それを守ろうとした家族を庇うため、領主の養女ローゼマインとして生きる事を決める

 

貴族の一員となったマイン改めローゼマインは、新神殿長として神殿を取り仕切る傍ら
印刷技術をエーレンフェストの一大産業に育てようと規模を広げ続ける
そして10歳を迎えた冬、国中の貴族の子弟が学ぶ貴族院へ入学する
早く図書館に行きたい一心で、授業も実技試験も最速で終わらせようと
必死になるローゼマインだったが、その成績の高さと魔力の高さは
エーレンフェストの新しい名物と共に、貴族院中の注目を集める事になる

 

前世でも、今生でも、周囲にドン引きされるほど本を異常に愛しており
貴族か大富豪でなければ手に入らない超高価な羊皮紙本のかわりに植物紙・新しいインク・印刷機などを
自作して、安価な本を広めようとしている
(全ての行動の根幹は本が広まる→読書人口が増える→本を書く人が増える→
たくさんの新しい本が読める!)
倫理観が現代日本人のままであるためか、基本的には身分や派閥にはこだわらず
どんな相手にもチャンスを与えるため、周囲にはお人好しと認識されている
実際は、家族や身内と定めた人々と本以外に対しては
無関心とも寛容ともとれる性格だが
これらに関しては理性が飛び、周囲を驚かせる行動もためらわない

 

【下町の人々】
●ルッツ
Hair・金色 Eye・翡翠のような緑色
マインの体調管理に優れた幼馴染みの少年
マインの商売のパートナーで、彼女の発明品を形にするのは
自分だという自負を持つ
職人の息子は職人になるべき、という家族の反対にも負けずに
夢を叶えるためにベンノの元で商人になるための修行をつむ

 

●トゥーリ
Hair・青緑色 Eye・青色
マインの1つ上の姉
素直で優しくて、真面目な美少女
ルッツ達とは幼馴染み
どのような形でもいいからマインと関わりを持ち続けたいと
貴族の衣装も任されるお針子を目指し、修行や立ち振る舞いの勉強に余念がない

 

●ギュンター
Hair・青色
マイン、トゥーリ、カミルの父
街の内と外を守る門番の兵士
家族を守るためなら、貴族にでも立ち向かう
ローゼマインが神事で街の外に出る際は護衛の一員として付き従う

 

●エーファ
Hair・翡翠のような緑色
マイン、トゥーリ、カミルの母
染色の職人
手先が器用で細かい作業もこなす

 

●カミル
Hair・紺色 Eye・金色
マイン、トゥーリの弟
生まれた直後に離れ離れになった姉マインの顔は覚えていないが
マインの作った知育玩具や絵本を楽しむ子に育っている

 

●ベンノ
Hair・ミルクティーのような淡い色の癖毛 Eye・赤褐色
マインがお世話になっている商人
服飾専門のギルベルタ商会は妹夫婦に任せ
ルッツや懐刀のマルクと共に、マインの生み出す
様々な発明品を売り出すプランタン商会を興す
真面目で面倒見がよく、暴走しがちなマインを叱る係

 

●オットー
Hair・焦げ茶色 Eye・茶色
ギュンターの部下
元々は旅商人だったが、コリンナに一目惚れをし
全財産をはたいてエーレンフェストの市民権を買い、安定した職(兵士)に就いた
マインを計算や書類仕事の助手にしたいと字を教え、ルッツにベンノを紹介した

 

●コリンナ
Hair・淡いクリーム色 Eye・銀色のようなグレイ
ベンノの妹でオットーの妻
腕の良いお針子にして、ギルベルタ商会の跡取り娘
ローゼマインの衣装を扱う縁から、トゥーリを雇い入れる

 

●フリーダ
Hair・桜色 Eye・茶色
ギルド長の孫娘
幼いながらも、金勘定を何よりも愛する生粋の商人
マインと同じ身食いであり、病状安定のため
将来は貴族と愛人契約をする予定

 

【グーテンベルク】
※マインの発明品を形にする職人たち

 

●ヨハン(鍛冶職人)
●ザック(鍛冶職人)
●インゴ(木工職人)
●ハイディ&ヨゼフ夫妻(インク職人)

 

【神殿・孤児院の人々】
※「(前)神殿長=神殿長」で統一表記
※青色=貴族の家に生まれながら魔力が少ないなどの事情で神殿入りした者
    平民の青色巫女見習い・マインは特殊な例外
 灰色=元孤児で貴族や青色神官(巫女)に仕える者

 

●フェルディナンド……神官長・領主候補生→次期アウブ・アーレンスバッハの配偶者
Hair・薄い水色 Eye・金色のように見えるオレンジっぽい色
前領主の息子であるが、私生児として正妻ヴェローニカに疎まれて
神殿に逃れ、神官長として日々を過ごしていた

 

青色巫女見習いになったマイン時代からの保護者的存在だったが
ローゼマインの活躍が大きくなり、その後見人としても注目を集め始め
出生の秘密(実は他国の王族の血が流れている)が明らかになると
中央から危険視され始め、ディートリンデへの婿入りを半強制される
(もう半分はエーレンフェストを守るため、自らアーレンスバッハ行きを志願した)

 

異母兄である現領主ジルヴェスターとの仲は良好だが
幼少時からの辛い環境が原因で、自分にも他人にも厳しい性格になった
エーレンフェスト内屈指の魔力と頭脳と奸計の持ち主で
領主候補生、文官、騎士と一人で何役もこなせるが
それゆえに過労死寸前の苦労人
部下や身内からはスパルタの合理主義者として恐れられるが
その一方でフェシュピール(竪琴に似た楽器)を爪弾く姿には
失神者が出るほどの熱狂的ファンを持つ美青年

 

●(前)神殿長(本名は不明)
ヴェローニカの弟でジルヴェスターとフェルディナンドの叔父にあたる老人
貴族としては魔力が少なかったため、神殿に入れられるも
姉からの溺愛と身分を笠にきて長年、神殿を牛耳っていた
マインの魔力に目をつけ、他領の貴族に売り飛ばそうとして
領主に捕えられ、過去の罪共々、裁かれて処刑された
マインの戸籍ロンダリングに関する矛盾点は、死人に口なしで
全て彼のせいにされる

 

●エグモント……青色神官
マインを平民出身と蔑む
図書室の資料をばらまいて、マインの逆鱗に触れた
ダードルフ夫人と共謀し、聖典を盗み捕えられる

 

●フラン……マインの筆頭側仕えの灰色神官
Hair・藤色 Eye・濃い茶色
仕事から体調管理まで、マインの神殿内での生活のフォローをする
紅茶を淹れる腕前は一級品

 

●ギル……灰色神官見習い
Hair・薄い金色 Eye・一見、黒だけれど、よくよく見ると紫色
当初は反省室常連の悪童だったが、孤児院を救ったマインを尊敬し
有能な側仕えの道を歩み始める
製紙工房の責任者として、ルッツと共に各地に派遣される

 

●デリア……マインの側仕えの灰色巫女見習い
Hair・深紅 Eye・薄い水色
神殿長がスパイとして送り込んできた少女
神殿長に唆され、マイン誘拐の一端を担ってしまい
その罰として生涯を孤児院で過ごすという罪を与えられる
ディルクに姉のように愛情を注ぐ

 

●フーゴ&エラ……料理人たち
新事業の目玉として、マインの斬新なレシピ(日本で食べていた料理の数々)を
覚えさせるためにベンノが連れてきた
神殿にも、旅にも、貴族街での生活にも、マインと共に移動する
二人の作る新しい料理やスイーツは、領内外の貴族たちの垂涎の的となる

 

●ヴィルマ……絵が非常に巧い灰色巫女
Hair・明るいオレンジに近い金色 Eye・明るい茶色
マインの作る絵本等の挿絵を担当する
男性恐怖症で孤児院に閉じこもり、子供たちの世話にあけくれていたが
ベンノの叱咤により神殿の外にも出られるようになった

 

●ロジーナ……フェシュピールの名手の灰色巫女
Hair・栗色の癖毛 Eye・鮮やかな青色
後にローゼマインの専属楽師に出世する
彼女の優雅な動作を、神殿に入ったばかりのマインはお手本にしていた

 

●ディルク
身食いの孤児
神殿長によるマイン誘拐に利用された

 

●コンラート
フィリーネの弟
継母から虐待されていた所をローゼマインによって助けられる
貴族として必要な分の魔力を貯められていなかったため、
灰色神官見習いとして遇される予定だが、本人は暴力がなく
衣食住が保障された孤児院暮らしに安心している

 

【エーレンフェストの貴族】
※アウブは県知事、ギーベは市町村長のような役職(ただし世襲制)

 

●ジルヴェスター……現領主(アウブ・エーレンフェスト)
Hair・青味の強い紫色 Eye・深緑色
好奇心が強く、負けず嫌いでマイン曰く「小学生男子」な性格だが
領主としての責任感と威厳も出す時には出す
貴族からは忌避されがちな、神殿や下町にも平気で出入りする
実は三児の父親
フロレンツィア一筋なため、他の夫人を持とうとしない
身内に対する情が深く、それがマイナス方面に作用する事もある
青色神官に扮してマインを観察し、自分自身の養女にする

 

●フロレンツィア……領主の正妻
Hair・銀に近い金色 Eye・藍色
アウブ・フレーベルタークの妹
おっとりとした容貌だが、実は年上女房で肝っ玉母ちゃん
ヴェローニカの失脚後、フロレンツィア派の旗頭として
領内の貴族女性たちをまとめようとする
子供たちの危機を何度も救ってくれたローゼマインにとても感謝をしている

 

●カルステッド……騎士団長・ジルヴェスターの護衛騎士
Hair・赤茶色 Eye・薄い青色
ジルヴェスターの従兄でローゼマインの義父
頼りがいのあるお父様だが、女性の世界に関しては不器用
マインを自分の第三夫人が生んだ娘ローゼマインという事にして引き取り
領主の養女に出す
実際には四人の息子の父親

 

●エルヴィーラ……文官
Hair・深い緑色 Eye・漆黒
カルステッドの正妻でローゼマインの義母
ハルデンツェル地方を治めるギーベ・ハルデンツェルの妹
ローゼマインの素性を知った上で、娘として招き入れる度量の深い女性
恋バナとフェルディナンドが大好きで、そのために、故郷ハルデンツェルにも
印刷業を広めようとするほどの行動力を見せる
恋愛作家としても活動中

 

●エックハルト……フェルディナンドに名前を捧げた騎士
Hair・濃い緑色 Eye・青色
カルステッドの長男でローゼマインの義兄
亡くなった妻ハイデマリーはフェルディナンドの助手を務めており
夫婦で忠節を尽くしていた
ボニファティウスの愛弟子でもあるアンゲリカと婚約したが、フェルディナンドの
アーレンスバッハ行きに従うため、これを解消した

 

●ランプレヒト……ヴィルフリートの護衛騎士
Hair・赤茶色 Eye・明るい茶色
カルステッドの次男でローゼマインの義兄
主に対して厳しい態度をとる事ができずに
結局は、我儘を増長させていた
カルステッドの跡を継ぎ、次期騎士団長となる事を期待される
アウブ・アーレンスバッハの姪であるアウレーリアを妻に迎える

 

●ユストクス……フェルディナンドに名前を捧げた文官
Hair・灰色 Eye・茶色
リヒャルダの息子
情報と素材集めを趣味(兼仕事)とする
側仕え業、文官業、下町の職人たちとの折衝etc…何でもこなせるオールラウンダー
集めた情報を十二分に活かす手腕を持った神官長に心酔し
領主ではなく、フェルディナンドに仕える選択をする
情報を得るためなら様々な階層の者に扮する努力を惜しまないと胸を張るが
あまりに見事な女装だけは、周囲から引かれている

 

●ヴィルフリート……領主候補生
Hair・淡い金色 Eye・深緑色
ジルヴェスターの長男
ローゼマインの義兄であり婚約者
祖母や父親に甘やかされ、我儘な性格に育ったが
ローゼマインやフェルディナンドのスパルタ教育により更生した
貴族院では暴走するローゼマインのフォロー役になっている
本来は、素直で負けず嫌いな明るい性格の少年

 

●シャルロッテ……領主候補生
Hair・銀に近い金色 Eye・藍色
ジルヴェスターの娘でローゼマインの義妹
ローゼマインをお姉さまと慕い、追いつこうと頑張るが
色々と規格外な彼女には届かずに、尊敬の念ばかりが高まる
優秀な上に努力家な少女

 

●メルヒオール……領主候補生
Hair・青紫色 Eye・青色
ジルヴェスターの次男でローゼマインの義弟
末っ子らしく、天真爛漫な性格
印刷業の一環としてではなく、純粋に本好きな点が
ローゼマインにとって高ポイント

 

●ボニファティウス……元領主候補生・元騎士団長
前領主の兄でカルステッドの父
野生の勘と筋肉で生きる脳筋家系のルーツ
アンゲリカとは脳筋師弟
孫息子ばかりの中に、初めてできた孫娘を溺愛するが
触れ合う際の力加減が分からずに、虚弱なローゼマインを物理的に殺しかける

 

●ヴェローニカ……前領主の正妻
Hair・金色 Eye・緑色
ジルヴェスター、ゲオルギーネの母
アーレンスバッハの姫君の血を引き、領内の女性社会での最大派閥を率いていた
身内にはとことん甘く、敵には執拗な攻撃を加える
特に夫が他の女性に生ませたフェルディナンドに対しては、
命の危険が伴うレベルの攻撃を加えていた
弟である神殿長の犯罪をもみ消し続けていた罪で幽閉中
ローゼマイン自身とは面識がない

 

●前ギーベ・ライゼンガング
カルステッドの祖父(ローゼマインにとっては義理の曽祖父)
アーレンスバッハの姫君の輿入れに端を発する、娘や孫の冷遇に心を痛めていた
そのため、アーレンスバッハの血を引かないローゼマインに期待をかけている
(ローゼマインが養女だという事実を知らない)
興奮しすぎると意識を失って倒れてしまうが、高齢ゆえに周囲の心臓にも
大ダメージを与える

 

●シキコーザ……青色神官→騎士
Hair・黄緑色 Eye・深緑色
青色巫女見習いマインの護衛任務中に、逆に平民相手だからとマインを傷つけた
その後、命令違反の罪で処刑される
名前を逆から読むと…

 

●ダールドルフ夫人……ギーベ・ダードルフの後妻
シキコーザの母親
息子の死の原因となったローゼマインを恨み、聖典を盗み自殺した

 

●ギーベ・ゲルラッハ
エーレンフェストの貴族でありながらゲオルギーネに忠誠を捧げる貴族
数々の陰謀に関わってきた人物とされるが、証拠はない

 

【ローゼマインの側近たち】
護衛騎士
●ダームエル……護衛騎士
Hair・地味な色合いの茶色 Eye・灰色
下級貴族出身
青色巫女見習いだったマインの護衛任務に失敗するが
マインの嘆願により厳罰をまぬがれ、それ以来、忠誠を誓い続ける
ローゼマインへと立場が変わっても、一番信頼のおける騎士
結婚相手に恵まれないのが悩みの種

 

●ブリギッテ……元護衛女騎士
Hair・暗い赤色 Eye・アメジストのような紫色
イルクナー地方を治めるギーベ・イルクナーの妹
ダームエルとは、お互いに淡い感情を持っていたが
身分や価値観の差は埋められず、他の男性との結婚を機にイルクナーへ戻る

 

●アンゲリカ……護衛女騎士
Hair・淡い水色 Eye・深い青色
黙っていれば可憐な美少女だが、その実態は考える事が大嫌いな脳筋娘
あまりに酷い成績にローゼマインは「アンゲリカの成績を上げ隊」を結成した
愛用の魔剣シュティンルークに魔力を貢ぎ、戦闘力を強化する事だけを
目標に突っ走る姿は、ローゼマインと「似た者主従」と評価される

 

●コルネリウス……護衛騎士見習い
Hair・若葉のような明るい緑色 Eye・黒色
カルステッドの三男でローゼマインの義兄
ローゼマインに仕える内に、貴族的な考え以外の広い視野を身につけ始める
レオノーレと交際中だが、恋バナ大好きな母親や妹にはなるべく隠しておきたいと
思っている

 

●ユーディット……護衛女騎士見習い
Hair・ふわふわとした明るいオレンジ色 Eye・菫色
アンゲリカに憧れるが、彼女の残念な面がきちんと見えているのかどうかは不明
射撃や投擲の腕前が高く、遠距離戦を得意とする

 

●レオノーレ……護衛女騎士見習い
Hair・葡萄色 Eye・知的な藍色
文官のようにも見える落ち着いた雰囲気の少女
敵にがむしゃらに突っ込んでいくだけの騎士見習いが多い中で
予め、敵について調べてから弱点を攻略するスタイルを取れる知性派

 

文官
●フィリーネ……文官見習い
Hair・蜂蜜色 Eye・若葉のような黄緑色
下級貴族の娘だが、継母に冷遇され肩身の狭い思いをしていた
そんな状況から救ってくれたローゼマインを敬愛し
様々なお話を集めて捧げる事を誓う
ダームエルに歳の差片思い中

 

●ハルトムート……文官・神官長
Hair・特徴的な朱色 Eye・茶目っ気を感じる明るい橙色
オティーリエの息子
ローゼマインに心酔し、聖女伝説を盛り上げようとする少年
その尋常ならざる熱意に、当のローゼマイン自身からはかなり引かれ気味
フェルディナンドの婿入りに伴い、次代の神官長となる

 

●ローデリヒ……ローゼマインに名前を捧げた文官見習い
ヴェローニカ派の両親に唆され、ヴィルフリートをそれと知らずに陥れてしまった少年
周囲からの冷たい視線の中、自分の作った物語を評価してくれたローゼマインに
絶対の忠誠を捧げるようになった
過去のいきさつから両親との仲は悪い様子

 

側仕え
●リヒャルダ……筆頭側仕え
Eye・黒色
ユストクスの母
上級貴族の未亡人で、代々の領主一族の子供たちを
時に愛情深く、時に腕に物を言わせて養育してきた女傑
彼女に対しては、フェルディナンドすら頭が上がらない
ローゼマインの虚弱体質と、息子の変人っぷりが悩みの種

 

●オティーリエ……側仕え
ハルトムートの母

 

●ブリュンヒルデ……側仕え見習い
Hair・真紅 Eye・飴色
グレッシェル地方を治めるギーベ・グレッシェルの娘
ファッションやおもてなしが大好き
常に新しい流行を発信するローゼマインに仕え
エーレンフェストの影響力を上げたいと考える

 

●リーゼレータ……側仕え見習い
Eye・濃い緑色
アンゲリカの妹
落第寸前だった姉の面倒を最後まで見てくれたローゼマインに
恩義を感じている
真面目で控えめな性格で、可愛らしい小動物が大好き

 

【他領の貴族】
●ゲオルギーネ……アウブ・アーレンスバッハの第一夫人
Hair・金色 Eye・緑色
ジルヴェスターの姉
元々はアウブ・エーレンフェストになるべく育てられていたが、
歳の離れた弟に魔力量で劣ったため候補から外され、祖母の出身地でもある
アーレンスバッハに第三夫人として嫁がされた
政変を切っ掛けに第一夫人にまで登りつめ、その地位を利用して
エーレンフェストを不気味に脅かす
その目的は不明
幼いジルヴェスターをかなり執念深くいじめていた

 

●ビンデバルト伯爵……アーレンスバッハの貴族
神殿長と共謀し、マインを誘拐しようとしたが
すでにジルヴェスターとの養女契約が成立していたため
逆に領主一族に攻撃した者として捕えられた

 

【王族】
●アナスタージウス……第二王子
Hair・金色 Eye・グレイ
尊大な性格ではあるが、親切にアドバイスもくれる
次期王位に関係なくエグランティーヌに恋し、ローゼマインの協力の下
それを実らせた

 

●ヒルデブラント……第三王子
Hair・青みがかった銀色 Eye・明るい紫
本来なら入学できる年齢ではないが、王族としての責務から
貴族院に入っている
図書館で生き生きと過ごすローゼマインを見て好意を持ち始めた
臣下になるべく育てられているため、王族としての考え方に染まりきっておらず
ローゼマインとも自由に交流したがる

 

【他領の貴族院学生】
●エグランティーヌ……第1位クラッセンブルクの領主候補生
Hair・金色 Eye・明るいオレンジ
政変の最中に死亡した前第三王子の娘でアウブ・クラッセンブルクの養女
自身の選択次第で、再び政権争いが始まるのではないかと恐れ
アナスタージウスからの求愛を避けていたが、
ローゼマインからのアドバイスにより
お互いの率直な心を話し合い、思いを通じ合った

 

●ハンネローレ……第2位ダンケルフェルガーの領主候補生
Hair・淡いピンクとも紫ともつかない色 Eye・赤色
間の悪い体質で何をするにもタイミングを逃してしまう
ローゼマインの暴走から本好き認定されるが、エーレンフェストの恋愛物語を読むと
本当にその虜になってしまった
体育会系な自領の空気についていけない気弱な姫君

 

●クラリッサ……ダンケルフェルガーの文官見習い
Hair・こげ茶色 Eye・青色 
ディッター勝負でのローゼマインの策士っぷりに感動し、
部下として仕えるためにハルトムートと婚約を決めた
望むものは熱意と根性と力で勝ち取るダンケフェルガー的女子

 

●アドルフィーネ……第3位ドレヴァンヒェルの領主候補生
Hair・ワインレッド Eye・琥珀色
華やかで勝気な雰囲気の美少女
第一王子ジギスヴァルトとの婚約が決定している

 

●オルトヴィーン……ドレヴァンヒェルの領主候補生
ヴィルフリートの友人でありライバル

 

●ディートリンデ……第6位アーレンスバッハの領主候補生
Hair・金色 Eye・緑色
ゲオルギーネの娘
ヴェローニカによく似た外見の持ち主
血のつながった従兄弟であるヴィルフリート達とローゼマインに対する態度が
あからさまに違うが、エーレンフェストの最新流行アイテムを手に入れる際には
態度がコロリと変わる
次期アウブ・アーレンスバッハに内定しており、フェルディナンドを婿に取る予定

 

●ライムント……アーレンスバッハの文官見習い
Hair・黒色
ヒルシュールの弟子で、少ない魔力で効率よく魔術具を動かす研究に優れる
数々の魔術具発明者であるフェルディナンドに憧れる
そこを利用されてアーレンスバッハの情報源として扱われるが
本人は嬉々としてレポートを提出している

 

●リュディガー……第15位フレーベルタークの領主候補生
Hair・淡い金色 Eye・藍色
両親のアウブ・フレーベルターク夫妻は共に
アウブ・エーレンフェスト夫妻の兄、姉にあたる
穏やかな性格

 

【貴族院の教師】
※教師は全て中央に籍を置く王族or貴族だが、基本的に寮監はその領地の出身者

 

●ヒルシュール……エーレンフェストの寮監
フェルディナンドの魔術具研究の師でもある
ヴェローニカからの圧力に屈さずにフェルディナンドを守った
それと同様に現在も「学問と領地同士の争いは無関係」という姿勢で、
ライムントを弟子としている
研究に没頭すると、周囲が見えなくなるマッドサイエンティスト

 

●ルーフェン……ダンケルフェルガーの寮監
爽やかな熱血教師
騎士の戦略的スポーツ・ディッターが大好きで、
そのためにローゼマインに騎士コースを取らせたがる

 

●フラウレルム……アーレンスバッハの寮監
キンキンした声でよく怒鳴る
騎獣作成の授業でローゼマインに恥をかかされたと思いこみ
以降、エーレンフェストを目の敵にする

 

●ソランジュ……貴族院図書館司書
Hair・薄い紫色 Eye・青色
穏やかな老婦人
中級貴族のため、魔力が弱く
図書館運営に必要な魔術具が維持できずにいて困っていた
図書館に並ならぬ愛情を持ち、好意で魔力を提供してくれる
ローゼマインに感謝をしている