猫殺しの放課後 のバックアップ(No.2)
あらすじ
小学生のころに車に轢かれた猫を見て以来、
『命の境界線』を求めて猫を捕獲して殺害する日々を送ってきた高校生の少年、陽樹。
彼はある日、夜の公園で自分と同じ猫殺しの少女と出会う……。
生と死。正常と異常。殺していい命と、殺してはいけない命。
境界線の上で繰り広げられる、血と臓物のダークポップ青春劇。
主な登場人物
●小川陽樹(おがわ ようき):
主人公。高校2年生の少年。
幼いころに猫が車に轢かれて死ぬ様子を見て以来、生物の死に興味を抱き、
『命の境界線』を知るために野良猫の捕獲・虐待・殺害を繰り返してきた猫殺し。
子供のころから長い間周囲に猫殺しであることを知られないようにしてきたため、
嘘や誤魔化しが得意。
●高坂明理(こうさか あかり):
ヒロイン。高校2年生の少女(ただし一年留年している)。
一年前、道路に飛び出してきた一匹の猫によって引き起こされた交通事故で両親を失い、
そのショックで塞ぎこんで一年間学校に来なかった。
ショックから立ち直った後は両親の死の恨みで猫に憎悪を抱き、
毒物のエチレングリコールを使って野良猫の毒殺を行う猫殺しとなった。
陽樹と出会い、偶然お互いに猫殺しであることを知ったことで、
陽樹に仇の三毛猫を探し出して殺すのに協力するように依頼する。
嘘や隠しごとが下手でストレートな性格だが、行動力がある。
設定
鈴菜沢(すずなさわ)市:
物語の舞台となる地方都市。
動物保護条例によって猫の殺処分数削減を掲げ、ネット上では『猫町』と呼ばれているが、
そのせいで野良猫が繁殖しておりさまざまな猫関係のトラブルが発生している。
作者名
藻中こけ
ジャンル・キーワード
ホラー・サスペンス・スプラッタ・学園・動物・ダーク・ポップ・猫・男主人公・学園
この作品のここがオススメ!
『猫殺し』という秘密を抱える二人の歪んだ少年と少女が、
自分と同じ猫殺しの仲間を見つけ、絆を深めていくことで
変化・成長していく様に注目してほしいです(*´ω`*)