あらすじ
『17歳の高校生、椿木朱音
彼女は10年前に出会った不思議な男の人と交わした再開の約束を覚え、信じているほどの、いまでは珍しい夢見がちな女子高生だった。
そして待ちに待った約束の日。
肝心の約束の場所に現れたのは、10年前の男の人ではなく、隣のクラスの男の子「佐倉紅葉」だった。
彼と話しているうちに、お互いの話の不自然な合致に気付いた朱音。
そして紅葉もまた同じことに気付いていた。
「魔法つかってみない?」
そんな彼の誘いに乗っかり、朱音は憧れにも近い感情を抱く魔法の世界へと足を踏み入れることに!!』
主な登場人物
『佐倉 紅葉』
朱音を魔法の世界へと引き入れた少年。
高い魔法の実力と幅の広い知識を持ち、朱音の”約束の人”である優緋の弟子でもある。
朱音と関わることで徐々に自分を出すようになっていく。
『椿木 朱音』
少し夢想家なところがある少女。
10年前の約束の場所で出会った紅葉から魔法の世界に誘われ る。
魔法を純粋に楽しみ、そこでの人との出会いを大切にしている。
日々魔法の練習に力を注いでいる。
『桔梗 藍花』
紅葉の魔法塾時代からの友人。
魔法界きっての名門である桔梗家の次期頭首であり、紅葉と並ぶ実力を持つ。少し抜けたところもあるが元気な性格で、朱音とすぐに意気投合した。
『萩谷 千歳』
藍花と同じく紅葉の魔法塾時代の友人。
魔法界において魔法と機械の融合を目指す”ガリオ派”の魔法使いで、魔装具や魔法具の扱いに長けている。
また、特殊な魔力である”雷”の魔力を持つ。
設定
『魔法街』
かつての魔法使いたちが地球上に存在していた魔力の特に濃い地域を中心に結界魔法を張り作った街。
周囲は高い壁で覆われており、出入りは《ゲート》の魔法でしかすることができない。
大聖堂と大魔法柱を中心に持つ中心街「エリファス」
魔法の流派が道場や研究所を構える東部街「アナジル」
魔法石や魔装具などの生産や加工、研究が行われている西部街「テクノロギア」
闘技場や各種イベントホールが立ち並ぶ北部街「ピレファウス」
様々なものが売買される巨大マーケットがある南部街「アゴラ」
以上の5つの街に区切られており、それぞれの区画の中央部には魔法注と呼ばれる柱が設置されている。
また、中央以外の魔法柱には、賢人の聖堂が併設されており、賢人やその流派が居住している。
魔法街の中には様々な国の人々の交流を円滑に進めるための魔法が常に発動しており、それらの魔力は魔法柱により周囲から集められた魔力で保たれている。
一年に一度の期間で集めた魔力を魔法に注ぐための再発動が必要で、発動後一年は、集められた魔力を消費していく形で魔法を維持する。
発動においては各賢人が行う。
魔法柱が魔力を集めている間、賢人は最も魔力を吸われる存在となり、再発動の時期にはほぼすべての魔力を失う。
したがって賢人が最も力を持たない時期である魔法柱の起動は魔法祭でカモフラージュして行い、発動後一ヵ月は賢人の休養期間となっている。
『魔力』
生命が持つエネルギー。最も強大な魔力を持つものが星。人間の体内にも存在し、体の中を循環するように流れている。
体内に蓄積された魔力はその人間に合わせ変化し、誰一人として同じ魔力を持つ者はいない。
地球が持つ魔力の種類は大きく4つに分けることができ、4大魔力といわれる。(火、水、土、風)
人間の魔力には、その人間によって相性の良い魔力と悪い魔力が存在する。これはその人間が持つ魔力の質により決まり、生涯変わることはない。中には複数の属性と適合する魔力を持つ人間も存在する。
また、魔力の質の違いによって、特殊な性質を持つ魔力(“雷”)や、特別な資質により開花する属性(“光”や“闇”)なども希少だが存在する
作者名
のこのこ/旧名:猫田虎雄
ジャンル・キーワード
ジャンル 『ファンタジー』
キーワード 『魔法使い』
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