見えない胎児 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2016-09-06 (火) 16:41:02)
- 2 (2017-12-09 (土) 02:22:06)
- 3 (2018-01-09 (火) 02:29:44)
あらすじ
溢れんばかりに、光に満ちた世界。
生まれたばかりの胎児も、こんな感覚なのだろうか。
昔から世界を照らす輝きだけは変わらない。
今日も僕は、出会って最初に言うべき言葉を持て余している。
作者からのひとこと |
この作品は前作達と設定的な繋がりはありますが、この作品単体でも内容は十分に理解できるものとなっています。一部、生々しい表現等を含みますので苦手な方は十分ご注意ください。空いた時間にでも読んでいただければ幸いです。 |
主な登場人物
●「僕」
・東京のとある高校に通う、三年生。自分の名前が好きではない。蒸発した父親の他に母親、兄を持つ。犬を飼っている。
●「彼」
・数少ない「僕」の友達。野球部に所属している。面倒臭がり屋だが努力家。歳の離れた兄と姉がいる。
●「彼女」
・進入禁止となっている東京タワー周辺地区で出会った、同年代の少女。彼女の中でいずれ来るとされる「お迎え」に備え、頻繁にタワー周辺に足を運ぶようになる。
●おじいさん
・「ドーム事件」が起きた直後に、東京タワー周辺地域のある場所に地蔵を置いた人物。漆塗りの朱い杖を持っている。
●地蔵さん
・タワー周辺の土地に置いてある、地蔵。「僕」の目印であると同時に、夢の中で対話する人物の一人として現れる。
設定
少しだけ異常が混入した、現代の世界。
作者名
四面楚歌
ジャンル・キーワード
ジャンル 空想科学〔SF〕
キーワード 残酷な描写あり R18 夢 狂気 絶望 鬱 虚構 妄想 心 現代(モダン) シリアス 電波 心の闇
この作品のここがオススメ!
現実、虚構、妄言、世界、個人、始まり、終焉、光……少年の世界に混ざり続けるそれら全てを、日常は受け入れる。
まるで母のように。胎児は母の中へ、還る。どこか浮ついた世界感と何が正しいか分からない、そんなものを好む人に勧められます。そうでない人も、一度は是非。