銀河連邦特務第一小隊 のバックアップ(No.3)
あらすじ
「情けを捨てよ。ひとを斬るために、情けを捨てよ」
辺境宙域のいち田舎軍人に過ぎなかった男は、息子にこう説き、ついに銀河連邦軍大将の座にまで上り詰めた。
『皆殺しのガード家』。
連邦に反発する者には容赦せず。邪魔者はすべて斬り捨てる。 理不尽なまでの剛腕は、やがて数多の憎しみと悲しみを巻き起こし、修羅の刃を生み落していく。
これは血みどろの因果を断たんとする青年軍人たちの物語。
主な登場人物
●アレン・ガード(主人公)
19歳の銀河連邦軍少尉。実父の英才教育により剣術を始め、あらゆる格闘技を習得した武術の天才。最強と名高い特務部隊に最年少入した。
父親が望むとおりの才能を持ちながら情け深く、昇進のために他人を容易に利用する父を毛嫌いし、ガード家を出た。
●セイル・ガード(準主人公)
アレンの弟。17歳。ガード家次期当主。
現当主ジェフの先妻病没後、再婚してできた子どものため、アレンとは腹違いである。
父親の正義を信じているため、家出後も父に目をかかられている兄に敵愾心を抱く。
父親の正義を信じ、家出後も父に目をかけられている兄に敵愾心を抱く。
しかし、実際にガード家の刺客として動く兄を目の当たりにしたとき、この無垢な少年は、父の鬼の所業を知っていくこととなる。
●アルフ・アトロシャス(主人公相棒)
ジェフ・ガードが連邦軍大将となるために踏み台にした軍人たちをそそのかし、反乱を起こさせるために裏で利用していると噂されるアトロシャス家の、養子。肩書きはガード家の敵以外何者でもない。
中身は、アレンと同じ軍事基地にいる同僚。基本的にアトロシャス家に対する関心は薄いが、おのれの障害となった場合は、ほかのもの同様、躊躇なく切り捨てる冷酷さを持つ。
まさにアレンが毛嫌うジェフと同じ鬼の一面を持っているが、ジェフとは違い、立身出世を目的とせず、ひたすら自己研鑽にベクトルが向いている。
設定
銀河は23の宙域に区分けされており、人類は宇宙進出を果たしている
ヒューマン以外にもさまざまな知的生命体が存在する
作者名
東雲小實都
ジャンル・キーワード
ジャンル SF
キーワード 刀が主武器
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反逆者の烙印を組織によって一方的に押された元銀河連邦軍人たちと、信念をぶつけ合い戦う