Misericorde のバックアップ(No.4)
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- 1 (2016-08-26 (金) 21:07:47)
- 2 (2016-08-27 (土) 09:15:06)
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- 10 (2016-09-06 (火) 22:50:28)
- 11 (2016-09-07 (水) 12:55:57)
- 12 (2016-09-16 (金) 16:31:03)
- 13 (2016-10-30 (日) 20:19:57)
- 14 (2016-11-06 (日) 22:26:03)
- 15 (2016-11-12 (土) 20:43:08)
- 16 (2016-11-17 (木) 20:50:49)
- 17 (2017-01-01 (日) 22:42:39)
- 18 (2018-01-12 (金) 00:52:12)
あらすじ
バルダー・ブラックモアは軍のエリート将校。しかし権力闘争に明け暮れた彼を待っていたのは陰謀と身の破滅だった。
一瞬にして全てを失い、酒に溺れ自堕落な日々を過ごすバルダー。
もはや生ける屍と化した彼はある日、化け物の女と出会う。
女の名はスティレッタ。
バルダーはスティレッタに血を与え、その対価として彼女から力を分け与えられることとなる。
新たな力を得たバルダーを待ち受ける運命とは?
主な登場人物
バルダー・ブラックモア
主人公。元ティルア共和国陸軍少佐。ユマ族の男。
やむにやまれぬ事情から権力闘争に身を投じることとなるが、数年前に陰謀によって退官を余儀なくされる。
現在は彼の元同僚であったモーガンの下で傭兵として働いている。
現在32歳。身長192cm。やつれているのでもっと年上に見える、とのこと。
ぼうぼうに伸びた紫がかった黒髪を後ろで一つにまとめており、その上ほぼ毎日無精ひげ。鋭い目つきでその瞳は金色。
屋外の仕事が多いせいか肌は浅黒く焼けている。迫力はあるが少々不衛生。モーガンから「髭ぐらい剃って来い」と指摘されることもある。
おまけに大体服装は黒系統の服が多いためにスティレッタからは「クロスケ」とあだ名されており、服のセンスを疑われて「ドブネズミ」とコメントされたこともある。
極めてストイックで冷静な現実主義者。必要ならば私情を捨て冷酷に振舞うことも。現在は自暴自棄になって不摂生な生活を送っているが、性格自体は真面目で常識人の部類に入る人物。
スティレッタ
もう一人の主人公。崖から転落したバルダーを助けた女吸血鬼。人種不明。
stiletto+女性接尾辞a なのでスティレッタ。
彼を助けた際にバルダーの血を定期的に貰う対価として、彼に不死身とも言える高い身体能力を与える約束をする。
バルダーも彼女が「文句なしの美人」であることは認めているが、血を貰う約束をした際にあったひと悶着の為にバルダーは彼女に対してあまりいい印象を抱いていない。
身長171cm。まるで上等なルビーのように真っ赤な瞳、黒檀の如く真っ黒でウェーブの掛かったロングヘア、透き通るように白い肌を持つ。グラマラスな身体に自信があるようで、露出の多い赤の服を好む。
バルダーをやすやすと取り押さえられるほどの怪力の持ち主。
他にも猫に変身する、バルダーとテレパシーで会話できるなどの能力が確認されている。
アーロン
バルダーの同僚。オッソ族の男。30代前半かと推測される。
身長は160cmにも満たない小柄な人物で、白磁のような骨の四肢を持つ。
自然科学に対する造詣が深く、ライフルによる狙撃を得意としている。
モルガン
バルダーの現上司で元部下。ユマ族の男。年齢は恐らく50代前後。
右目を負傷し隻眼となったことを機に軍を辞めたが、今もなお大岩のような巨体に隆々とした筋肉を持つ。ちなみにバルダーも過去彼に軽々と持ち上げられたことがある。
現在は傭兵の派遣業をやっており、バルダーもそこで世話になっている。
ハンス
バルダーの同僚。ユマ族の男。年齢は20代半ば程度。
金髪でお調子者。バルダー曰く「軽率な行動が目立つ」らしく、一部の同僚は彼の言動に頭を悩ませている。
世界観
舞台
ティルア連邦共和国
本作の舞台。広大な国土と世界一の生産力を誇る経済大国。約30年前の大戦の前から世界最大の資本主義国として世界のリーダーを自負する。
連邦共和国の名の通り全部で45の州に分かれており、各州ごとに自治が行われている。
連邦共和国憲法では基本的人権の尊重、人種差別の撤廃等がうたわれているものの、今も尚ユマ族とそれ以外の人種間での差別が問題となっている。
『NUX』
「ヌクス」あるいは「エヌーユーエックス」と読む。
あらゆる物理学的エネルギーに(エネルギー損失を現代科学ではあり得ないレベルで抑えた上で)変換することができるエネルギー結晶『CORE(コア)』を搭載した機器の総称。
照明器具や冷蔵庫等の家電製品などにも搭載されており、製品としてはさほど高価ではない模様。
武器としての利用範囲は力学(運動量の増加等)、電磁気(高電圧による攻撃)、熱力学(火炎や物質の冷却、大気中の水分を凝縮する)、力学的波動(音響)、光学(レーザー)、流体力学(風を自在に操る)など多くの分野に渡る他、現在では軍事的無線技術への応用が期待されている。
人種
ティルア共和国は移民を多く受け入れている国であり、類を見ないほどに世界中から多くの人種が集まっている。
もっとも多い人種はユマ族であるが、ユマ族以外の人種の総人口とユマ族の人口はほぼ同程度と言われている。
ユマ族
ティルア共和国の中で最も多いとされる人種。いわゆる"ヒト"の姿に近い。
オッソ族
少数人種。四肢のいずれか、あるいは四肢全てが骨になっている。
ミカニ族
身体の一部が生まれつき金属化、あるいは機械化している人種。
ルプス族
犬の頭部、犬の尾を持つ人種。数百年前に奴隷として連れてこられてた人物の子孫が多い。
ペンナ族
背に一対の羽根を持つ人種。短時間(10分以下)であれば飛行も可能
セルパ族
スメラ国(旧スメラ皇国)の大多数を占める人種。リュウと言われる伝説の生き物の末裔とスメラ国の神話では語られる。白い肌と薄い色素の瞳あるいは髪を持つ他、身体の一部に鱗を持つ。
作者名
浦辺京
ジャンル・キーワード
アクション〔文芸〕