異界戦記 ヴァンパイア・パレード のバックアップ(No.9)


あらすじ Edit

 吸血鬼。社会の闇に潜み、夜を支配する不死なる怪物。
 主人公、ウィリアム・フリークスは現存する十二吸血鬼の一人であり、第十席『怪物行進の吸血鬼』と呼ばれる存在だった。
 ウィリアムの目的は、四年に一度訪れる『吸血鬼狩り』による同族殺し。
 その標的となるのは同じ吸血鬼にして番外、『天地跳躍の吸血鬼』、ジャック・バエル。

 ジャックとの死闘の最中、ウィリアムは何故か意識を失う。

 目を覚ましたのは『廃陸世界アザー』と名付けられた異世界
 そこには終わったはずの神話、信仰が根付く三大陸が存在する。
 黄昏の大地。奈落の洞穴。地獄の凍土。

 異世界に住む人間と、怪物達の間で、吸血鬼は何を思うのか。

 人類を救うか、怪物達の王となるか。

 彷徨えるウィリアムの行進が異世界より始まる。

第一章 『怪物の紡ぐ行進曲』 Edit

 異世界で出会う人と吸血鬼と怪物の物語。

第一部【神々の黄昏】 Edit

 ノナ大陸の物語。異世界に訪れたウィリアムは元の世界に戻る方法を探すことにする。
 最初に出会った医療魔術師のエリザと共に、北欧神話に似た異世界を冒険していく中、出会う新たな怪物達。
 しかしそこは人間と、巨人が戦争を繰り返す終末世界。
 多くの種族が暮らす大陸全土を巻き込んだ戦争が始まろうとしていた。 

第二部【●●の息子達】 Edit

第三部【明けの●●】 Edit

主な登場人物 Edit

主人公たち Edit

ウィリアム・フリークス Edit

 本作の主人公。人間から吸血鬼へと成った眷属吸血鬼。
 赤みがかった黒髪と赤い眼。

 幼少期の頃、サーカスキャラバン『ハロウィン・パレード』の一団に拾われた孤児である。
 サーカス団員は全員怪物と呼ばれる人外の存在だったが、人間であるウィリアムを家族同然に育てた。
 吸血鬼化の際にサーカスの全員を喪っている。

 生まれは外国だが、吸血鬼となって世界を転々とし、各国のUMAや幻獣相手に戦っていたという異例の過去を持つが、吸血鬼の主である『ロード』の計らいで、日本に滞在することに。しばらくは普通の大学生活を送っていた。
しかし、次第に引き籠ってゲームとアニメを見る立派なオタクに成り果てていた。 

 吸血鬼の第十席。通り名は『怪物行進の吸血鬼(ハロウィーン・ヴァンパイア)』。

 血統特性『仮装モンスター』により、ハロウィンの怪物に変化できるという特性を持つ。

 怪物としての自分と、人間だった自分の感情を切り離せないという甘い面が目立つ。
 しかし生きる目的であるジャックの討伐に関しては狂的なまでの執念を見せる。

エリザ・ヴェール Edit

 異世界で最初に出会った少女。
 金髪と翠眼。聖職者と中世風ドレスの中間をとったような恰好をしている。
 額に着けた金のサークレットが治療魔術師の証。

 ヤルンの村で村長のランディに養子として迎えられて以来、村で暮らしていた。
 幼少期の頃は不明。
 名前の響きからノナ大陸の生まれではないかもしれないと言われていた。

 丁寧な口調と物腰であるが思い立ったら即行動するアクティブな面も。
 他人のことを気にして世話や口出しをしてしまうおせっかい。
 時に自己犠牲とも取れる衝動に突き動かされることもあり、周囲は心配している。

 この世界では希少な医療魔術師としての資格を持っている。 
 他にも中位魔術程度ならば一通り使いこなすことができるほど魔素の扱いが上手い。
 ウィリアム曰く、スタイルが良い。身体の一部が豊か。

ヤルンの村住人 Edit

ランディ・ヴァーン Edit

 ヤルンの村で村長を務めている。筋骨隆々で、身長は190を越える。髭面に凶悪な三白眼。
 山賊と見間違えるような容姿だが、心根は優しく、村の発展の為に尽力している。

 若かりし頃は狩猟者(ハンター)として、モンスターを討伐して回っていた。その時のパーティー名は『銀の腕輪団』
 その時のメンバーと結婚しヤルンの村に移り住むが、妻は既に他界。
 今はエリザの面倒を見ている。

ヤルンの森 Edit

サー・フロディ Edit

 ゴブリン族の王。殿と呼ばれている。
 

ウ・ズンブラ Edit

 ゴブリンの警備兵長。ゴブリン達の中でも最も腕が立つ。人間の物らしき鉄製の剣を装備している。

グ・リンブル Edit

 ゴブリンの若手。のんびりしており戦場ではいつも出遅れる。

十三番目の吸血鬼 Edit

●ジャック・バエル Edit

 吸血鬼。番外にして枠外の異端児。
 跳躍する悪魔。
 バネ足ジャック。はぐれ者のリープ。
 多くの二つ名を持つ、存在してはいけない十三番目の吸血鬼。
 通り名は『天地跳躍の吸血鬼(リープ・ヴァンパイア)』。

 白い長髪で、前髪は上げている。恰好は吸血鬼のテンプレ染みた貴族服にマント。
 魔的なまでに整った顔立ちだが、常に他者を侮蔑するような視線と嘲笑するような口元で歪んでいる。

 トリッキーな性格と狂言回しで他者を翻弄するのが得意であり何よりの楽しみ。

種族 Edit

人種 Edit

ヒューマン Edit

エルフ Edit

ダークエルフ Edit

ドワーフ Edit

 

亜人 Edit

ウルヴ族 Edit

ネロス族 Edit

ドラゴノイド Edit

ビーストノイド Edit

デーモン族 Edit

ハーピィ族 Edit

ギガース族 Edit

 

モンスター Edit

ゴブリン種 Edit

ガルム種 Edit

クリーチャー Edit

スライム種 Edit

イーター種 Edit

 

舞台 Edit

ノナ大陸 Edit

 この世界に存在する三大陸中最も面積が広い。
 縦長の大地で北部と南部に別れており、北部を人間。
 南部を巨人族が支配している状況。
 名前や文化の端々に北欧神話の名残が見受けられる。

ヤルンの村 Edit

 ノナ大陸の北東部にある小さな村。
 山と森に囲まれており、モンスター対策として石と木で出来た防壁が建てられている。
 名産品はヤルンリンゴ。

ヤルンの森 Edit

 ヤルンの村から東に行くと広がる大森林。
 一部の樹木はヤルンウッドと呼ばれる特殊な樹で金属質を含んでいる。加工して鉄素材や合金に出来る。
 モンスターやクリーチャーが多く生息しているが、森の神と崇められる存在によってバランスを保っている。
 森の北東にウルヴ族の集落。
 森の西側にゴブリン族の洞窟がある。

魔術理論 Edit

魔性物質、魔素 Edit

 大気中に含まれる魔性物質(マギマテリア)と呼ばれる素粒子。その中の一つに『魔素』というものがある。
 魔素は基本的に四属性という性質に別れる。

火の魔素『フォティア』 Edit

 性質:活性、破壊、電化、成長、膨張、混流、直感
 形状:希薄存在

水の魔素『ネロ』 Edit

 性質:鎮静、流動、変形、縮小、柔軟、吸収、適応、感情
 形状:液体存在

風の魔素『エアロ』 Edit

 性質:安定、軽量、上昇、希薄化、中和、拡散、思考
 形状:気体存在

土の魔素『ジオ』 Edit

 性質:活動、固定、重量、停止、固さ、抵抗、感覚、保持
 形状:個体存在

?の魔素 Edit

 在ると言われている第五属性。非存在の存在。

魔術 Edit

 魔術とは大気中にある魔素、あるいは体内魔素に働きかける術法であり、それによって生じる結果を魔法と呼ぶ。
 基盤となる魔素を決め、魔素の性質に対して他の魔素を掛け合わせることで魔法と成す。
 ・結合(ピリア)・・・基本的な作用。火の魔素に対し風の魔素の拡散で範囲を広げる、などが可能。
 ・分離(エリス)・・・特殊な作用。体内の風の魔素に作用させtて思考を分離させることで混乱状態を招く、など上級者向け。

黒魔術『ニグレド』 Edit

 外敵への攻撃、抑止としての魔術。モンスターやクリーチャー対策として多くの魔術師が修める。
 土の魔素の効率がいい。

白魔術『アルベド』 Edit

 生活における一般的な魔術。一般的な市民も幼少期から教わる技術でもある。風を起こす、水を流すなど簡易的な魔法を得意とする。
 水の魔素の効率がいい。

赤魔術『ルベド』 Edit

 人間や物に働きかけて、肉体の強化や性質の付与を行う。武器に対して行う付与(エンチャント)もこの一種。
 火の魔素の効率がいい。

翠魔術『ウィリディタス』 Edit

 人間や生物に働きかけて、傷の治癒や解毒を行う。使い手が少ない上に、使用には資格が必要。
 風の魔素の効率がいい。

黄魔術『キトリニタス』 Edit

 使い手のほとんど居ない伝説上の魔術。天候の操作や空間転移などの事象に関わる大魔術。

黄金魔法『???』 Edit

 理論上の魔術。机上の空論。無から有を生み出す、死者の蘇生など法則を覆すほどの魔法の中の魔法。

魔術位階 Edit

 行使する魔法によって、その習得難度や行使リスクに応じてランク付がされる。

低位魔法『サール』 Edit

 生活で使用する魔法。ほとんどの人が習得可能。
 攻撃に使用してもほとんど害はない。

中位魔法『サルファー』 Edit

 戦闘や特殊技術に使う魔法。
 専門的な勉強や種類によっては訓練が必要。

上位魔法『ヘルメス』 Edit

 上級魔術師にしか使用できない領域。使用には細心の注意が必要。
 大規模な戦略攻撃など広範囲に作用する魔法が多い。

禁忌魔法『???』 Edit

 伝承上の魔法。世界の法則に逆らう禁忌。

吸血鬼 Edit

不死の怪物として知られる伝承上の怪物。
古来より語り継がれていた存在だが、現存する吸血鬼は十三人のみとなっている。
吸血鬼は大別して三種類。

●始祖:吸血鬼という存在の根源となった存在。

●真祖:生来の特性、性質、因果が吸血行為だった存在が吸血鬼として迎え入れられた者。

●眷属:始祖、あるいは真祖により吸血され、血を交えた存在。元人間や、他の怪物だった者が居る。
 
伝承に残る吸血鬼の特性や弱点を持つが、伝承には誤りや、既に克服したものが含まれている。
主な違いは

○太陽が昇っている間は全体の性能が下がる。
○銀や十字架、聖水などは神性度の高い物ならば有効。
○流水、招き入れについては克服している。
○動物変化は可能な吸血鬼とそうでない者にわかれる。
○吸血鬼に噛まれた者は前後の記憶を失う。
○血を吸われただけでは吸血鬼にはならない。
○鏡にうつらない。
○ニンニクは別に弱点では無い。

特性 Edit

体内に貯蔵してある血をエネルギーに、特性を発動することが出来る。

『夜眼』・・夜や暗がりでも問題なく見通すことが出来る。
『霧魔』・・身体を霧状に変化させる緊急脱出用の特性。
『従魔』・・血液をつかって使い魔の蝙蝠を造り出す。
『飛行』・・浮遊、滑空が可能になる。高度は一定まで。
『感染』・・人間や動物を吸血した後支配下にある食人鬼へと変貌させる。
『魅了』・・相手に簡易的な催眠を施すことができる。
『眷属』・・自身の血を分け与えて吸血鬼を造り出す。

血統特性 Edit

吸血鬼それぞれに与えられた個別特性。
生存や社会に紛れ込む用途以外に、その吸血鬼の性質が反映されている。

十二吸血鬼 Edit

ロードを頂点とした吸血鬼達の血族。
十二人を越えてはならないという制限と、人間社会に対して過干渉し過ぎないという決まり以外はとくに制約はない。
メンバーが消滅した場合は代替わりという方式で次の吸血鬼を補填する。

第一席『新生開闢の吸血鬼』 Edit

ロード・ヴァンパイア

第二席『愛贈女神の吸血鬼』 Edit

ヴァレンタイン・ヴァンパイア

第三席『愛収女神の吸血鬼』 Edit

ホワイト・ヴァンパイア

第四席『虚々実々の吸血鬼』 Edit

エイプリル・ヴァンパイア

第五席『黄金蒐集の吸血鬼』 Edit

ゴールデン・ヴァンパイア

第六席『祈雨水神の吸血鬼』 Edit

レイニー・ヴァンパイア

第七席『天上星河の吸血鬼』 Edit

ミルキーウェイ・ヴァンパイア

第八席『蕃茄祭典の吸血鬼』 Edit

トマティーナ・ヴァンパイア

第九席『月下美姫の吸血鬼』 Edit

ムーンゲイザー・ヴァンパイア

第十席『怪物行進の吸血鬼』 Edit

ハロウィーン・ヴァンパイア

第十一席『謝肉精霊の吸血鬼』 Edit

ホッペディッツ・ヴァンパイア

第十二席『赤色聖者の吸血鬼』 Edit

ノエル・ヴァンパイア

十三番目 Edit

十二吸血鬼と敵対する十三番目の吸血鬼。

番外『天地跳躍の吸血鬼』 Edit

リープ・ヴァンパイア

用語集 Edit

作者名 Edit

『杞乃下 勁』

ジャンル・キーワード Edit

ジャンル 『ハイファンタジー
キーワード 『吸血鬼・異世界・シリアス・異能・バトル』

この作品のここがオススメ! Edit

『吸血鬼ものですが、独特の設定となってます。あとは現実の伝承から少し変容した世界設定。そしてそこに隠された秘密などなど。繰り返し読んでいただければそれだけ発見があると思います』

リンク Edit

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作品へのコメント欄 Edit


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