銀河連合日本 のバックアップ(No.9)
書籍
あらすじ
二〇一云年、日本に異星人の巨大な宇宙船が飛来した。この未曾有の事態に世界各国は動揺し、それまでの世界秩序を根底から覆す事態に陥ってしまう。
……しかし、彼らは極めて友好的であったが、地球世界全体ではなく、「日本」という特定の国家のみと交流を持ちたいと言う。他の地球国家にはまったく興味がないらしい。
そして、その異常なまでに発達した彼らの科学力を惜しみなく日本に公開、提供する異星人。地球の各国、特にアメリカ、ロシア、中国、EUは、異星人の日本に対する対応に世界のパワーバランスの崩壊を危惧する。
なぜ異星人は、地球の小さな島国である「日本」に固執し、日本にしか興味を示さないのか。それには遥か昔の日本のある物語と、一人の異星人女性が関係していた……
主な登場人物(初登場時)
柏木真人
芸大卒、ゲーム会社企画部門を経てフリーのビジネスネゴシエーター(自称)を営む37歳独身。物怖じのしない性格で、どんな相手でもとにかく話しかけてみることから「突撃バカ」とも呼ばれ、幅広い人脈を持っている。演技力やとっさの対応力もあり、プレゼンターとしても非常に優秀。但し重度のミリタリーオタクでもあり、自室は購入した大量のモデルガンで「クメール・ルージュのアジト」ばりに混沌としている。白木崇雄、大見健とは高校時代の同期であり、現在も交流の続いている友人である。
大見健
陸上自衛隊二等陸尉。柏木と同じ芸大を卒業し、一般幹部候補試験を経て入隊するという異色の経歴の持ち主。大柄でじつに「らしい」容姿であり、自衛官としての職責に忠実な、実直な男。大学時代に知り合った美里という柏木とも同期で友人の女性と結婚しており、一児の父である。
白木崇雄
東大法学部卒、外務省国際情報統括官組織に所属する外務官僚。いわゆる「サヴァン脳」の持ち主で、一度でも意識して見聞きしたものを細部まで詳細に記憶でき、決して忘れない。長方形の銀縁メガネに7:3分けという官僚然とした容姿をしているが、それに似合わないどこかやさぐれた雰囲気の男。現在は婚約者がおり、交際中。
作者名
柗本保羽(マツモトヤスハ)
ジャンル・キーワード
ジャンル 空想科学〔SF〕
キーワード 異類婚姻譚 スペースオペラ エイリアン 銀河 日本 連合 国際 歴史 国際問題 異星人 宇宙 UFO 資源 領土問題 政治