Dr.Kの鼓動 のバックアップ(No.9)
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- 0 (1970-01-01 (木) 09:00:00)
- 1 (2016-01-20 (水) 15:25:23)
- 2 (2016-02-06 (土) 17:30:14)
- 3 (2016-02-07 (日) 13:33:34)
- 4 (2016-02-22 (月) 00:21:58)
- 5 (2016-02-28 (日) 13:49:22)
- 6 (2016-07-30 (土) 21:36:32)
- 7 (2016-09-14 (水) 20:05:21)
- 8 (2017-03-16 (木) 18:54:55)
- 9 (2017-12-09 (土) 01:49:41)
- 10 (2018-01-10 (水) 02:48:50)
- 11 (2020-05-02 (土) 21:18:20)
- 12 (2020-05-02 (土) 22:41:47)
- 13 (2020-05-03 (日) 22:53:13)
あらすじ
毎年、夏を沸かせる高校球児たち。ここ、黒光高校はこの夏、県大会を制し、甲子園の土を踏んだ。
優れた才能、派手なプレイスタイルを持つ三年生を周囲は黄金世代と呼んだ。そして、彼らの影に隠れながらも、高い実力を持った二年生を白銀世代と呼んだ。
そして、一年生のことを、周囲は「暗黒世代」と呼んだ。
黒光高校一年生古堂黎樹(こどう れいき)、左腕のピッチャーである。彼は、黄金世代、白銀世代に憧れて野球部に入部した。
目指すは甲子園。目標は――彼らが立ったあの舞台に立つこと。古堂黎樹は、黒光高校の投手として、福井県一、そして、全国一のチームを目指し、勝利を求めるのであった――
登場人物(一部紹介)
・古堂黎樹(こどう れいき)
黒光高校一年生。背番号18。左投左打の投手。 170cm63kg
初登場――第1話「暗黒世代」
最速138kmのストレートを投げる。取り柄は肩の強さと柔らかさ。打者、野手としてのセンスが皆無すぎて小学生時代のコーチに投手を勧められたのがかれの投手人生の始まり。3年生で黄金世代の閑谷明(しずたに あきら)、に憧れて入部した。現在は、2年生で白銀世代の投手、新田静(にった しずか)に変化球を教えてもらい、シュートを取得。
朝は超早起きで、毎日朝4時から『超朝練』と称した朝練習が彼の日課。それによって、シュートを完全に自分の武器にし、新たにスローカーブも覚えた。
見た目以上に性格が馬鹿すぎるのでモテる気配がない。実直で正直者。裏表が一切なく貪欲。そのため、仲良くなる人を選ぶ上に、彼のことを好いていない先輩もいる。
勝利に貪欲で、マウンドに上がることにとてつもない羨望がある。自分の投球時に視線が一気に自分のところに集まることがたまらないらしく、三振したときの落胆と歓喜が入り混じった観客の声が好き。
・大滝真司(おおたき しんじ)
初登場――第2話「黒光高校」
黒光高校1年生。背番号5。右投右打の三塁手。 176cm72kg
兄が黄金世代の大滝進一(おおたき しんいち)。兄の能力の高さゆえ、彼にあこがれるところはあるも、才能の違いを感じている。周囲からは『黄金世代の血が流れている』という理由でもてはやされているが、なにやら気に食わない様子。
精悍な顔立ちと引き締まった肉体の持ち主。髪型はスポーツ刈りを微妙にオールバックにしたみたいな感じ。
兄との違いに小学生の頃から気づいており、それゆえに昔からずっとパワーを磨いてきたので、パワーヒッターであるが、打ち分けるほど技術は持っていない。
・鷹戸遥斗(たかこ はると)
黒光高校1年生。背番号11。右投右打の投手。 180cm74kg
初登場――第3話「練習試合」
最速147kmのストレートに、ツーシーム、おまけにノビるジャイロボール、落ちるジャイロボール、スプリットまで使いこなすファストボールの申し子。投球の球威はものすごい。暗黒世代と言われていることを気にしている節があるが、監督や先輩からの期待の目はすごい。ストレートの使い分けは肩を壊しそうに見えるが、肩が強靭なため、ケガをしたことがないらしい。
目つきが鋭く、自分が気に食わない状況や人物に対しては、すぐに睨みつける癖がある。古堂にライバル視されており、彼も古堂を意識している。
試合では、怪物球威を活かして打者を凡打に打ち取る。エリアの隅へのコントロールが苦手だが、新田による指導のもと、克服しつつある。
新田とは同じ中学だった。中学時代はただの速球派投手だったらしい。
・伊奈聖也(いな せいや)
黒光高校1年生。右投右打の一塁手。 180cm75kg
初登場――第4話「投手と野手」
サイドにツーブロックを入れて刈上げを入れ、オールバックという見た目のちょっとやんちゃそうな男。しかし、性格は意外と気さくで、ムードメーカー。打撃にも安定感があり、守備も現在は一塁手であるが、捕手以外どこでも守れる上動きも良い。おまけに肩も強い。小豆とは同じ中学校出身。
大事な場面で打てないことが多く、本人も気にしている。
・金条春利(きんじょう はるとし)
黒光高校1年生。 右投右打の捕手 173cm68kg
初登場――第3話「練習試合」
体格はさほど良くないが、慎重なリードとよく切れる頭脳を活かして投手の力を引き出すことに全力を注ぐキャッチャー。慎重すぎる故、試合では鷹戸や古堂とは意見が合わないが、最終的には彼自身が折れる。練習では意外と辛口。学業の成績も優れている。眼鏡をかけていて、好青年風の見た目をしている。
中学時代からレギュラーだったが、バッテリーを組んでいたのがずっと速球派のピッチャーだったため、新田の鋭い変化球をまだしっかりと捕球することができない。肩も特別強いわけではない。
・小豆空也(あずき くうや)
黒光高校1年生。 右投右打の投手 172cm67kg
初登場――第3話「練習試合」
右のサイドスロー。スライダー、カーブを少し投げられるが、球速は126kmとそんなにない。中性的な見た目の割に、性格は芯があり、意外と打たれ強い。
秋大会ではベンチ入りできなかったが、最近、フォークを習得するための練習をしている。
・佐々木隆(ささき たかし)
黒光高校1年生。 右投左打の外野手 175cm69kg
初登場――第3話「練習試合」
バッティングはしょっぱいが、守備力、走力、そして何より、肩が強いので、先輩から少し注目されている。黄金世代の成田和志に憧れている。
・返田元気(そりた げんき)
黒光高校1年生。 右投右打の捕手。167cm63kg
初登場――第20話「輝き」
表情豊かな控え捕手。試合経験に乏しく、中学時代も控えだったことから実力は決して高くない。クロ高自体捕手が少ないので、今後の成長に期待がかかる。古堂と仲がいい。
・小泉彩(こいずみ さやか)
黒光高校1年生のマネージャー。 162cm52kg
初登場――第9話「成長」
明朗快活な少女。中学の時からマネージャーをしていたので料理や掃除が上手い。現在は学校に近い祖父母の家から通っている。クラスの人気者で華がある。
・新田静(にった しずか)
黒光高校2年生。左投左打の投手。 180cm71kg
初登場――第1話「暗黒世代」
白銀世代の一人で、多彩な変化球と精密なコントロールから、『変化球王子』と呼ばれている。あだ名にふさわしく、切れ長の目と柔らかい髪の毛から女子の人気も殺到しているようだ。何やかんやで古堂の貪欲な姿勢は気に入っている。
調子がいいときは手が付かないほどの投手となるが、基本的にメンタルが弱く、打たれ弱い。また、先発経験に乏しいことから投げ抜く体力にも難がある。
・今宮陽兵(いまみや ようへい)
黒光高校2年生。右投右打の二塁手。 169cm64kg
初登場――第2話「黒光高校」
クロ高のキャプテンで、一年の秋大会からレギュラーだった男。上背こそないが、守備とバントが上手く、足も速いので『いぶし銀』と呼ばれている。白銀世代に数えられる一人で、古堂とは寮の部屋が同じ。
チームメイトの様子を気にかけていることが多く、些細な変化にも割とすぐ気づく方。後輩からはかっこいいと呼ばれることが多いが、モテているわけではない。
・田中遊(たなか ゆう)
黒光高校2年生。右投両打の遊撃手。 171cm66kg
初登場――第2話「黒光高校」
今宮同様一年の秋大会からレギュラーだった白銀世代の一人。今宮と組む二遊間は、県内屈指の鉄壁として恐れられている。茶目っ気のある性格をしており、冗談をよく言うが、練習は至って真面目。新田とは仲がいい。
時々、今宮との実力の差を感じている節がある。
・山口寿(やまぐち ひさし)
黒光高校2年生。右投右打の外野手。 175cm70kg
初登場――第2話「黒光高校」
白銀世代の一人で、二年の夏からレギュラーをとっており、バッティングの安定感が凄まじい。小林と毎日バッティング練習をしている。
・小林翔馬(こばやし しょうま)
黒光高校2年生。右投右打の外野手。 177cm71kg
初登場――第2話「黒光高校」
白銀世代には数えられていないが、山口と仲がよく、いつも一緒に練習をしている。黄金世代の成田に憧れて入部し、「二代目レーザーマン」を目指している。
・伊東律斗(いとう りつと)
黒光高校2年生。右投右打の投手。 179cm72kg
初登場――第3話「練習試合」
最速145kmのストレートとフォークを織り交ぜた投球を見せるピッチャー。三枚目キャラを貫く。
鷹戸や古堂などをライバル視している。また、フォークを取得したのは、閑谷を見て憧れたから。
・坂本夏哉(さかもと なつや)
黒光高校2年生。右投右打の三塁手。 177cm73kg
初登場――第20話「輝き」
控えの三塁手。大滝のことを侮っていたので、今の現状に焦りを覚えている。古堂とは同じ中学校だったので、彼の貪欲なところを認めている。
・大滝進一(おおたき しんいち)
黒光高校3年生。右投左打の三塁手。 178cm79kg
初登場――第1話「暗黒世代」
『不動の一番』と称される黄金世代の男。打率は常にチームトップで、クロ高甲子園出場に大きく貢献した。ちなみに古堂のルームメイトで、内角打ちのコツを教えるなど、後輩を気にかける優しい先輩。家が近いから入学した。
・郷田猛明(ごうだ たけあき)
黒光高校3年生。右投右打の捕手。 185cm84kg
初登場――第20話「輝き」
『熱血の壁』と呼ばれていた黄金世代のキャッチャー。恵まれた体格から放たれる送球は盗塁を許さない。家が近いから入学した。また閑谷が、クロ高に入学したのは、彼なら自分の球をとってくれると思ったから。
・閑谷明(しずたに あきら)
黒光高校3年生。右投右打の投手。 180cm77kg
初登場――第8話「夏合宿」
『金の右腕』と呼ばれる黄金世代のピッチャー。150kmのストレートとあまり変わらない速度で投げられるフォークが武器。強肩で、新田、古堂などから尊敬されている。
他に、カットボールも投げられるが、変化球をたくさん扱えるほどの肘の強さはないらしい。
・成田和志(なりた かずし)
黒光高校3年生。右投右打の外野手。 179cm76kg
『レーザーマン』と呼ばれるほどの強肩で、グラウンドのフェンスからホームベースまでノーバウンドで投げられる。また、制球力もあるため、守備ではレーザービームでたびたびチームのピンチを救った。小林、佐々木などが憧れている。
・大坂大磨(おおさか だいま)
秋江工業高校2年生。右投右打の一塁手。 176cm77kg
初登場――第3話「練習試合」
秋江工業の四番で、白銀世代に数えられる強力なパワーヒッター。「どんな投手にも弱点がある」というのが持論。選球眼も持ち合わせており、非常にクロ高投手陣を苦しめた。新田や伊東のボールは軽々ホームランにし、鷹戸のストレートですら楽々外野に運ぶ。しかし、緩急のあるピッチングに弱いと思われる描写がある。
・江戸川凛之介(えどがわ りんのすけ)
秋江工業高校2年生。右投右打の投手。 174cm70kg
初登場――第12話「開幕」
秋江工業のエース。152kmのストレートに、キレのある変化球を扱う白銀世代の本格派。投げては延長12回を投げ抜くスタミナを持ち、打っても新田や古堂のボールをヒットにしている攻守本格派。新田のライバルとされているが、白銀世代の中ではレベルが低い方であると思っている。
夏は調子を崩したことによる失投が起因して負けている。そこから立ち上がる際に、エースとしての自覚が芽生えた。奥田を始め、チームメイトらからも厚い信頼がある。優男な見た目で、女子からの人気もあつい。
・奥田洋太(おくだ ようた)
秋江工業高校2年生。右投右打の投手。 173cm73kg
初登場――第3話「練習試合」
秋江工業のリリーフ投手。右のサイドスローで、鋭いスライダーを投げる。練習試合では先発出場し、クロ高の一年生を1失点に抑えた。
・溝口孝一郎(みぞぐち こういちろう)
秋江工業高校2年生。右投右打の捕手。178cm75kg
初登場――第5話「打たれ強さ」
秋江工業高校正捕手。白銀世代ではないが、良いリードを見せる。バッティングにもそこそこの安定感がある。
・里田計介(さとだ けいすけ)
秋江工業高校2年生。右投右打の右翼手。170cm71kg
初登場――第20話「輝き」
秋江工業高校3番バッターを務める。背は低いが恰幅が良く、パワーがある。守備も上手い。
・大場秀平(おおば しゅうへい)
秋江工業高校2年生。右投右打の三塁手。178cm70kg
初登場――第20話「輝き」
秋江工業高校5番バッターを務める。ランナーがいるときの打率が高く、大坂敬遠対策として用いられた男。
・畑中伊澄(はたなか いずみ)
秋江工業高校1年生。右投げ左打ちの遊撃手。164cm55kg
初登場――第20話「輝き」
体は小さいが、バントと守備のうまさで一年生ながら二番打者を務める。足も速く、スイングしてからの走り出しも速いので、内野安打が多い。
・楠成礼太(くすなり れいた)
秋江工業高校1年生。右投げ左打ちの中堅手。175cm72kg
初登場――第20話「輝き」
守備が上手い9番打者。中でも背走が得意でフライを安定して捕球できる。練習試合でも大滝の打球を捕っている。
・志島圭一郎(しじま けいいちろう)
秋江工業高校2年生。右投げ右打ちの左翼手。169cm59kg
初登場――第20話「輝き」
送球こそ安定しないが、堅守と流し打ちの巧さからレギュラーを獲得した。
・杉真一(すぎ しんいち)
秋江工業高校2年生。右投げ右打ちの二塁手。173cm58kg
初登場――第20話「輝き」
幼少からずっと二塁手を続けてきたいわゆる守備キャラ。しかし、メンタルにまだ問題があり、エラーもたまにする。
・平田恒太(ひらた こうた)
鶴高校2年生。右投げ右打ちの投手。170cm59kg
初登場――第13話「鶴高校」
中学の頃から投手を続けているが、自分の才能の無さを、白銀世代と比べて「平凡」と評していた。校風から、高校ではそんなに野球を頑張るつもりはなかったが、同学年の猿渡からの励ましにより、脱平凡及び打倒強豪を目指すようになる。並み以上の努力の末に極めた、縦に割れるドロップカーブが武器。バッティングもクセが無く4番を務めている。
登場高校
・黒光(こくこう)高校
福井県にある私立高校。通称クロ光。野球部と卓球部が強い。数年前までは福井県の4強豪として県制覇を何度か果たしていたが、ここ数年は全く優勝できていなかった。黄金世代の力もあり、今年の夏は数年ぶりの甲子園大会出場を果たしているが一回戦負けしている。私立高校でありながら、県外の有力選手はスカウトせず、県内にスポーツ推薦枠で三名の選手をいつもスカウトしている。
古堂黎樹らが所属している。
夏服が学校指定の黒カッターシャツで冬服はブレザー着用。
・秋江工業(あきえこうぎょう)高校
福井県にある公立高校で工業高校。かつては福井県の4強豪としてクロ高に並ぶ実力を誇っていたが、ここ数年の成績は全く振るわず、今年の夏の県予選では一回戦負けを喫している。
白銀世代の本格派エース、江戸川凛之介(えどがわ りんのすけ)と選球眼持ちのパワーヒッター、大坂大磨(おおさか だいま)が所属している。
文化祭が派手。
・三浜(みはま)高校
福井県の公立高校。夏はベスト8だった。左エースの柴川辰也(しばかわ たつや)とボール球すらも軽々とホームランにする白銀世代に数えられるパワーヒッター、坂東剛治郎(ばんどう ごうじろう)がいる。
・鉄日(てつび)高校
福井県の私立高校。福井県の4強豪の一角だったが、現在では圧倒的に実力をつけており、ここ数年は県制覇を独占していた。しかし、今年の夏だけ黒光高校に敗れている。
白銀世代最強ピッチャーとされる黒鉄大哉(くろがね だいや)が所属している。また、古堂と同じ中学だったが転校していった宮城臨(みやぎ いざな)という1年生投手もいる。
・鶴(つる)高校
福井県の公立高校。進学校でもあるため、部活動に力は入れていなかったが、白銀世代である猿渡紋太(さるわたり もんた)の入部をきっかけに、投手である平田恒太(ひらた こうた)などが実力をつけていき、夏はベスト16まで勝ち進んだ。
諸設定
・舞台は福井県だが、作中に登場する「北区」「南区」などという地区の分け方は実際には存在していない。
・作中に登場する、黄金世代は3年生全員を指したものではなく、3年生のなかでも、全国トップレベルに匹敵するとりわけ優れた選手のみ指す。そのレベル達している選手がこの年は余りにも多かったため、3年生の代を黄金世代と読んでいる。白銀世代も広義的に見れば同様だが、学年全体を表せているのは、1年生を指す暗黒世代のみで、実際には全国レベルの選手も揃っているが、3年生、2年生に比べると明らかに見劣りすることからそう呼ばれている。
作者名
パワプロ58号/トロンボーン裕一
ジャンル・キーワード
ジャンル ヒューマンドラマ〔文芸〕
キーワード 青春 野球 スポーツ
おすすめポイント
・キャラが多いが、それぞれ共感できる点があるはずなので、部活動に明け暮れる高校生たちの群青劇を見ることができるのではないのでしょうか。
・更新速度が早め。