運命を紡ぐ双子と想いのキセキ のバックアップの現在との差分(No.8)
「運命を紡ぐ双子と想いのキセキ」を読む
- -
- 最新のお知らせなど
- 2018/5/21(月)――最新の情報に更新。
あらすじ
魔法をもとに人類は繁栄し、理想郷と呼ばれたのも遥か昔。栄華を極めた時代も終わりを迎え、人々は古代文明が遺した軌跡をなぞるように今を生きている。移り行く時代の中、それでも各地には未だ色褪せず語り継がれてきた伝承が存在した。
そんな古き時代と新たな時代が交錯する世界で仲良く暮らす双子の兄妹。兄の名はフィオーラ、妹の名はフィアーナ。生まれながら強大な魔素を秘めた二人は、ディズリッド国の西部にある街ファーメルンで考古学者の父と共に平穏な日々を過ごしていた。
魔法をもとに栄華を極めた時代も終わりを迎え、人々は古代文明が遺した軌跡をなぞるように今を生きている。それでも各地には未だ色褪せず語り継がれてきた伝承が存在した。
そんな古き時代と新たな時代が交錯する世界で仲良く暮らしていた双子の兄妹。兄の名はフィオーラ、妹の名はフィアーナ。生まれながら強大な魔素を秘めた二人はある日、長年の疑問を父に投げかける。
「ぼくたちのお母さんってどんな人?」
ある日、二人は長年の疑問を父に投げかける。しかし、父は答えられないと告げて家を出て行ってしまう。取り残された二人は母の面影を求めてついに旅立つ。
魔法等を駆使していくつもの困難を乗り越え、旅を共にする仲間と出会い、双子の兄妹は迷いながらも自分達のペースで静かに、でも確実に目標へ向かい歩んでいく。この星に綴られる伝承を紐解くようにして……。
しかし、考古学者の父は答えられないと告げて家を出て行ってしまう。取り残された二人は母の面影を求めてついに旅立つ。この星に綴られる伝承を紐解くように双子の兄妹はキセキを描いて……。
作者名
ジャンル・キーワード
ジャンル | ハイファンタジー〔ファンタジー〕 |
---|
舞台 | 異世界 |
---|
キーワード | R15残酷な描写あり双子の兄妹 貴族の少女 魔法 魔術 成長 軌跡 他種族 オッドアイ 架空言語 造語 母親を探して 成長していく双子 ゆっくりと着実に 戦闘 シリアスあり |
---|
この作品のここがオススメ!
強大な魔素を身に秘めた双子の兄妹が僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅をすることから始まる物語です。
主人公である双子の兄フィオーラによる1人称視点、現地主人公のファンタジーとなります。
双子の兄妹フィオーラとフィアーナは軌跡を描くようにしてゆっくりと1歩ずつ確実に歩んでいき、いずれは世界に隠された秘密に迫っていく……といった感じに今後物語が展開されていく予定です。
双子の兄妹が魔術を駆使しながらいくつもの困難を乗り越え、周りの仲間と共に成長していく姿を見守っていただければ幸いです。
ジャンル・キーワード
章タイトル(各1話へリンク)
ジャンル | ファンタジー |
---|
舞台 | 異世界 |
---|
キーワード | R15 残酷な描写あり ファンタジー 異世界 双子の兄妹 貴族の少女 魔法 魔術 成長 軌跡 他種族 オッドアイ 架空言語 造語 母親を探して 成長していく双子 戦闘あり ゆっくりと着実に ネット小説大賞 ネット小説賞感想希望 |
---|
第1部 | 母の面影を求めて | 話数 |
---|
第1章 | ファーメルン家からの依頼 | 全15話 |
第2章 | 訳アリの少女と旅の始まり | 全25話 |
第3章 | 心を宿したお人形と人形師の想い | 全46話 |
第4章 | 人魚と乙女と吟遊詩人の小夜曲 | 連載中 |
フィオーラとフィアーナの軌跡
ネタバレ注意です |
|
この作品のここがオススメ!
強大な魔素を身に秘めた双子の兄妹が僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅をする物語です。
双子の兄フィオーラによる一人称視点の小説となります。
双子の兄妹はゆっくりと一歩ずつ確実に歩んでいく軌跡を描いて、いずれは世界に隠された秘密に迫っていく……といった感じに今後物語が展開されていく予定です。
双子の兄妹が周りの仲間と共にがんばっていく姿をどうぞ見守ってください。
【第1部 母の面影を求めて】(各話タイトル)
第1部 母の面影を求めて |
|
設定・世界観
●始まりの伝詩と呼ばれる24柱の神々の神話を背景にした世界。
●星の揺り篭(ヴェール)という魔素を多量に含んだ一本の長い帯が惑星に取り巻いている。
●魔法・魔術・錬金術といった力や技術が混在している。
●元々魔物と呼ばれる存在はごく少数しかいなかったが、近年は動物の魔物化・狂暴化が著しい。
●ディズリッド国の遥か北には星海(フェリラルプレマ)という年中星空の広がる海と空があり、星海を超えた先に幻の大陸が存在すると言われているが現状、辿り着いた者は誰一人としていない。
●雨天の際はアンデッド系の魔物が徘徊しやすい。また火系統の魔術が極端に弱体化して例外を除き、使い物にならなくなる。
設定など |
|
主な登場人物(一部ネタバレに注意)
◆男性 ●女性
主要メンバー
◆フィオーラ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント
一人称:ぼく/愛称:フィオ/身長139cm
男性・13歳・肩までかかるほどの銀髪・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紅/左:紫)。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は火・風・闇・光を主に扱える。フィアーナの双子の兄にあたる存在。妹に身長で負けていることをコンプレックスに感じている。フィアーナのことをとても大事にしており、重度のシスコンであるも本人は全く自覚していない。仲間意識が高く、困ったときはお互い様という気持ちで問題ごとに巻き込まれやすい体質である。意外と押しに弱い。
※得物:大鎌
主な登場人物
フィオーラ・バーンズ
※画像はイメージです。
●フィアーナ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント
『フィルフィオーラ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント』
1人称:ぼく/愛称:フィオ/身長141cm/左利き/誕生日:2/5
男性・13歳・肩までかかるほどの銀髪・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紅/左:紫)。この物語における主人公。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は火・風・闇・光を主に得意とする。フィアーナの双子の兄にあたる存在。僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅を始める。妹に身長で負けていることをコンプレックスに感じている。フィアーナのことをとても大事にしており、重度のシスコンであるも本人は全く自覚していない。仲間意識が高く、困ったときはお互い様という精神から問題ごとに巻き込まれやすい体質である。意外と押しに弱い。普段はあまり怒りといった感情を表にさらけ出さないが、フィアにも劣らないほどの負けず嫌いな一面を秘めている。魔素の力を用いて身体能力が向上しており、子供とは思えないほどの力を発揮する。基本的に扱える魔術は独学で覚え、感覚的に魔術を行使するいわゆる天才型の努力家タイプ。遺跡の調査から時折帰ってくる父クロードより与えられた魔術書などをもとに学んでいた。治癒師フェアフュールから直々に指南を受けているため、薬草や薬品関係にも詳しい。体内に秘めている魔素の力が僅かにフィアよりも上回っている。また生まれつき持った強大な魔素とオッドアイのせいで、クロードの故郷であるミュティス村の人々に忌み嫌われて極度に避けられていた過去を持ち、火と風を自在に操る姿から「焔獄の死神」または「黒銀の悪魔」とも呼ばれて畏れられていた。また過去に背負ったさまざまな精神的ストレスから感情の一部分が欠落しており、人を好きになるといった感情を喪失している。さらに物事を難しく複雑に考えてしまう性格が災いして、前述のことを考えているうちにさまざまな不安と疑問を心のうちに膨れ上がらせてしまい、一種の精神障害を引き起こしてしまう危うさも秘めている。
また最近の研究でフィオーラは『神異性一卵性双生児』であることが判明した。これは一卵性双生児として生まれてくる過程で何だかの作用が働き、染色体が別の物に変わったことで起こる。もともとは女性として生まれてくるはずだったがこれにより男性として生まれてきたとされている。その結果、遺伝子情報はほぼ99.9%妹のフィアーナと同じである。これはこの世界において理想的な男女一対の誕生の仕方であったため、フィオーラたちは実は神の子なのではないかと言った話題もその界隈では尽きないらしい。以上のことから生物学上、フィオーラは男性でありながら女性に近い存在であり、彼の主治医であるフュールは今後彼がどのような成長を遂げていくのか期待すると共に成長過程で肉体と心の性差に違和感が生じないか不安にも思っている。
戦闘においては追い込まれれば追い込まれるほど潜在能力の真価を発揮するタイプ。
※得物:無名の魔鎌
※故郷:夜光煌めく都ファーメルン(ただし、生まれ故郷ではない)
一人称:わたし/愛称:フィア/身長144cm
フィアーナ・バーンズ
女性・13歳・腰の辺りまで伸びる銀髪・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紫/左:紅)。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は水・氷・土・闇・光を主に扱える。フィオーラの双子の妹にあたる存在。フィオーラのことを第一に考えており、何をする際にも兄のフィオーラと一緒に行動しようとする。またフィオーラに兄以上の感情を寄せており、重度のブラコンであるも本人は全く自覚していない。甘いものが大の好物で周りが引くほどシロップをかけたりする。さらにフィアーナが作る料理は不思議と全て甘くなるという。普段は大人しく人見知りをする性格だが、意外と負けず嫌いな一面もあり、時に大胆な行動に打って出て周りを驚かせることもある。
※得物:特になし
※画像はイメージです。
●アンネロッテ・フォン・ド・クランティアーズ
一人称:あたし/愛称:アン/身長148cm
『フィルフィアーナ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント』
1人称:わたし/愛称:フィア/身長144cm/右利き/誕生日:2/5
女性・13歳・腰の辺りまで伸びる銀髪。黒い大きなリボンでハーフアップの髪型・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紫/左:紅)。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は水・氷・土・闇・光を主に得意とする。フィオーラの双子の妹にあたる存在。僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅を始める。フィオーラのことを第一に考えており、何をする際にも兄のフィオーラと一緒に行動しようとする。またフィオーラに強く依存しており、重度のブラコンであるも本人は全く自覚していない。そのため周囲の者たちからは兄がいなくなってしまったらひとりで生きていけないのではないかと、心配されていることもたびたびある。甘いものが大の好物で周りが引くほどシロップをかけたりする。さらにフィアーナが作る料理は不思議と全て甘くなるという。普段は大人しく人見知りをする性格だが、意外と負けず嫌いな一面もあり、時に大胆な行動に打って出て周りを驚かせることもある。魔素の力を用いて身体能力が向上しており、子供とは思えないほどの力を発揮する。基本的に扱える魔術は独学で覚え、感覚的に魔術を行使するいわゆる天才型の努力家タイプ。フィアーナの場合だと双子の兄フィオーラと何か共有できる物はないかと考えた結果、魔術を学ぶことに至った。治癒師フェアフュールから直々に指南を受けているため、薬草や薬品関係にも詳しい。魔素を扱う器用さが僅かにフィオよりも上回っている。また生まれつき持った強大な魔素とオッドアイのせいで、クロードの故郷であるミュティス村の人々に忌み嫌われて極度に避けられていた過去を持ち、水と氷を自在に操る姿から「氷獄の魔女」または「白銀の悪魔」とも呼ばれて畏れられていた。ただし、兄のフィオーラに守られていたおかげでフィアーナ自体には精神面での異常は見当たらない。その代わり、フィオーラに強く依存する性格になってしまった。
また最近の研究でフィアーナは『神異性一卵性双生児』であることが判明した。これは一卵性双生児として生まれてくる過程で何だかの作用が働き、染色体が別の物に変わったことで起こる。もともとが女性として生まれてくるはずだったため、フィアーナの場合はそのまま女性として生まれてきた。その結果、遺伝子情報はほぼ99.9%兄のフィオーラと同じである。これはこの世界において理想的な男女一対の誕生の仕方であったため、フィアーナたちは実は神の子なのではないかと言った話題もその界隈では尽きないらしい。
戦闘においては追い込まれれば追い込まれるほど潜在能力の真価を発揮するタイプ。特にフィオーラが危機的状況に陥ると我を失うくらいに暴走する危険性を秘めている。
※得物:なし
※故郷:夜光煌めく都ファーメルン(ただし、生まれ故郷ではない)
女性・15歳・背中の辺りまで伸びる紅い髪・金色の瞳を持つ。ディズリッド国の誉と呼ばれる五大家の一つ『クランティアーズ家』の三女。才色兼備な二人の姉がいるためか、心身共に劣等感を持っている。国の騎士として仕えている二人の姉の代わりにアンネロッテがクランティアーズ家の次期当主候補となっており、身を固めてほしいと父ハロルドに言われるもそれを拒絶、修行の旅として家を飛び出してしまう。まだ未熟な一面を持つ彼女であるが、幼少時代から培ってきた剣の腕前と豊富な知識から旅を共にするフィオーラとフィアーナの助けとなることもしばしば。ただし、幽霊といった怖いモノが大の苦手のため陰気な場所では本領を発揮できない。
※得物:細剣
アンネロッテ・フォン・ド・クランティアーズ
※画像はイメージです。
1人称:あたし/愛称:アン/身長149cm/右利き/誕生日:11/4
女性・15歳・背中の辺りまで伸びる紅い髪・金色の瞳を持つ。ディズリッド国の誉と呼ばれる五大家の一つ『クランティアーズ家』の三女。才色兼備な二人の姉がいるためか、心身共に劣等感を抱いている。国の騎士として仕えている2人の姉の代わりにアンネロッテがクランティアーズ家の次期当主候補となっており、身を固めてほしいと父ハロルドに言われるもそれを拒絶、修行の旅として家を飛び出してしまう。将来の夢はディズリッド国の守護者とも呼ばれるサウザンド・ナイトになることである。まだ未熟な一面を持つ彼女であるが、幼少時代から培ってきた剣の腕前と豊富な知識から旅を共にするフィオーラとフィアーナの助けとなることもしばしば。ただし、幽霊といった怖いモノが大の苦手のため陰気な場所では本領を発揮できない。幼い頃は魔術を行使できたが、祖母アナスタシアの死をきっかけに特定の条件下でなければ行使できなくなってしまった。
戦闘においては追い込まれれば追い込まれる弱腰になるが、負けず嫌いから最後の最後まで食らいついていく粘り強いタイプ。
※得物:紅い細剣
※故郷:不死鳥眠る街ルーチェ
サブキャラクター(名前が登場した人物)
●クロード・バーンズ
一人称:俺/銀髪・銀色の瞳/身長172cm
男性・36歳・考古学者。フィオとフィアの実の父親。ファーメルンの街に住んでいるが、基本的に世界各地を古代文明の調査と称して放浪している。何かをやる時はいつも猪突猛進であり、ひょうきんな性格をしている。同時に情に厚い男でもある。妻フィファナと交わした約束のもと、今までフィオとフィアに対して妻に関する秘密を隠し続けてきた。
※得物:二本のナイフ
※登場回:第0話『古代の軌跡』・1・2・3
●メリーヌ・カータレット
一人称:あたし/銀髪のロング・青い瞳/身長160cm
女性・15歳・ファーメルンの街に住む上級貴族のカータレット家の御令嬢。かなりの行動派であり、屋敷の中でじっとしていられない性格。基本的に礼儀正しいが、弟のアルに対しては遠慮をしない。
※登場回:第1話『双子の兄妹』・14
●アルフォード・カータレット
一人称:僕/愛称:アル/銀髪・青い瞳/身長157cm
男性・13歳・ファーメルンの街に住む上級貴族のカータレット家の御令息。いつも礼儀正しく問題ばかりを引き起こす姉のメリーヌにかわって尻拭いをよくしている苦労者。
※登場回:第1話『双子の兄妹』・14
●フェアフュール・フォール・クロット・ファーメルン
一人称:私(わたくし)/愛称:フュール/金髪・金色の瞳/身長165cm
女性・21歳・ディズリッド国の誉と呼ばれる五大家の一つ『ファーメルン家』の4姉妹の長女。ファーメルンの街にある大きな屋敷に住んでいる。腕利きの治癒師であり、ファーメルン家次期当主でもある。責任感が非常に強く人望も厚い心優しき性格を持つも一人で抱え込んでしまう一面も持ち合わせている。普段は温和な彼女も一度怒らせると怖い。
※登場回:第4話『ファーメルン家からの依頼』・14・15・18
●ターティオ・フォール・クロット・ファーメルン
一人称:私/愛称:ティタ/金髪・紫色の瞳/身長159cm
女性・17歳・ファーメルン家の4姉妹の次女。ファーメルンの街にある大きな屋敷に住んでいる。普段からおっとりとした性格で少し天然が入っている。しかし、いざという場面では頼りになる一面も持ち合わせている。何かにつけてフィオたちにお茶会の誘いをするほどお茶会が大好き。また光物に目がないのは高価だからじゃなく、ただ単に綺麗だからという理由である。
※登場回:第15話『変わらない笑顔のままで』・18
●ツィオーネ・フォール・クロット・ファーメルン
一人称:わたし/愛称:ツィーネ/金髪・紫色の瞳/身長149cm
女性・14歳・ファーメルン家の4姉妹の三女。ファーメルンの街にある大きな屋敷に住んでいる。どこからでも気配を殺して忍び寄る神出鬼没の悪戯好きな一面を持つ小悪魔的な少女。以前までは赤いカチューシャを身に付けていたが、今は造花の付いたヘッドドレスが大のお気に入りとして身に付けている。意外と大人な一面を持つ。
※登場回:第15話『変わらない笑顔のままで』・18
●セークティ・フォール・クロット・ファーメルン
一人称:あたし/愛称:クティ/金髪・金色の瞳/身長142cm
女性・11歳・ファーメルン家の4姉妹の末っ子。ファーメルンの街にある大きな屋敷に住んでいる。いつも元気いっぱいな明るい少女。しかし、最近はツィーネの影響からか無邪気に悪戯をするようになった。まだ少し舌足らずさと幼さが残る。
※登場回:第15話『変わらない笑顔のままで』・18
●カトレア・ベルリオーズ
一人称:私/水色の髪・青色の瞳/身長165cm
女性・18歳・クランティアーズ家に従事しているメイドの一人。現在はルーチェにあるクランティアーズ邸に住み込みで働いている。アンの専属メイド兼お目付け役となっているが、同時に相談役でもある。強気な反面、弱い一面を併せ持つアンを何かと気にかけている。
※得物:箒に仕込み刀・フォーク・掃除道具など
※登場回:第5話『不死鳥眠る街ルーチェにて』・6・9
●ハロルド・フォン・ド・クランティアーズ
一人称:私/銀色の髪・銀色の瞳/身長175cm
男性・43歳・クランティアーズ家の名を背負う第17代目の現当主。ルーチェにあるクランティアーズ邸の主でもある。アンの父親であり、サウザンド・ナイトにも引けを取らない剣の腕前を持つ。しかし、昔から女心がよく理解できないためか、アンを含む3人の娘たちのことでいろいろと頭を悩まされている。
※得物:細剣
※登場回:第6話『クランティアーズ家の当主』・9
●アークス・ジャンバウロ
一人称:俺/焦げ茶髪・焦げ茶の瞳/身長179cm
男性・40歳・独身男性でルーチェでも1番の規模を誇る酒場を切り盛りしている。陽気な性格も相まって口が上手く接客対応が大の得意。かつてはクロードと共に世界を旅していた。普段から冗談が多いが、意外と常識人である。
※得物:青い細剣
※登場回:第10話『陽気な酒場の店主』・11・14
●ジェシカ・ハミルトン
一人称:私/栗色のロング・水色の瞳/身長157cm
女性・26歳・王都へ出稼ぎに行っている夫に代わり家を守り、クラアナの村でシンディーという娘と2人暮らしをしている。突如娘がいなくなってしまい、たまたま居合わせたフィオたちに助けを求めてくる。
※登場回:第19話『助け合いの心』・22
●シンディー・ハミルトン
一人称:わたし/栗色のロング・水色の瞳/身長133cm
女性・10歳・ジェシカの娘。人懐っこく花が大好き。特にクラアナの花が好きで、よく独りでクラアナの丘に行っている。魔物に襲われているところをフィオたちによって助けられ、九死に一生を得る。
※登場回:第20話『クラアナの丘に彷徨う者』・21・22
●レイヴン・カトレット
一人称:俺/茶髪・銀色の瞳/176cm
男性・19歳・狩人を生業にしている。同い年で幼馴染のローザと婚約しており、現在はフォーズにて同棲している。いずれは王都でベーカリー屋を開きたいと考えている。そのためにもご自慢の弓の腕を使って依頼をこなしては資金を集める日々を過ごしている。ローザとの仲は最高で周りから「熱々のカップルだと」良い意味で嫉妬の目を向けられている。
※得物:大弓
※登場回:第22話『鷹の目を持つ狩人』・23・24
●ローザ・フレディック
一人称:私/茶髪・青い瞳/身長162cm
女性・19歳・白いカチューシャがトレードマーク。レイヴンとは同じ年の幼馴染で婚約者でもある。現在はフォーズで同棲している。かなり口が達者でよくレイヴンのことを言いくるめている。またレイヴンが何かしら失礼なことをした際にはご自慢のフライパンで手痛い一撃を放つほど、レイヴンに対しては容赦がない。ある事故が原因で13歳までの記憶を失っている。
※得物:フライパン
※登場回:第23話『それぞれの目的』・24
●フェレス・シア・シェル・キャロルイン
一人称:わたし/金髪・緑色の瞳/身長155cm
女性・16歳・ディオネの森(魔女の住む森)によく薬草を摘みに来る少女。おっとりとした性格で普段からふわふわとしており、少し頼りないように見える。しかし、意外としっかりとした一面も持っており、本人曰く動物や植物と会話ができるらしい。自然が大好きである。黒猫のミュミュとは大の仲良しで、意思疎通ができているらしい。
※登場回:第25話『魔女の住む森』・26
●ミュミュンティール
一人称:ニャー/愛称:ミュミュ/黒い毛並み・紫色の瞳/体長39cm
メス・推定年齢不明。フェレスのお供の猫。クレイス遺跡にいた黒猫でもある。俊敏な動きを得意とする。危険を予知することに長けており、すぐさま主人たちに知らせる献身的な一面を持つ。ただし、フェレスがミュミュの言葉を代弁している場面をみるからにかなりの毒舌であるらしい。
【サブキャラクターの紹介ページ】へ
属性関連
四大循環魔素(物体/万物?) |
|
従属干渉魔素二群(結合及び分離反応現象?) |
|
二大双極魔素(精神/心?) |
|
普遍性根源魔素(混沌?) |
|
神性魔素(???) |
|
魔法・魔術等
【属性】:火・水・土・風・氷・雷・光・闇・星・無
【性質】:攻撃→攻/補助→補
【属性】:火・水・土・風・氷・雷・光・闇・星・無
【性質】:攻撃→攻/補助→補
――フィオーラ――
フィオーラ
フィオーラの使用する魔術 |
【火属性】 ●フレイムファング(攻)……業火を纏った狼を召喚し、対象に牙を剥く。
【風属性】 ●タービュランス(補)……術者を中心に強烈な風を巻き起こし、一時的に外界からの攻撃を遮断する。
【光属性】 ●フラッシュライト(補)……眩い輝きで周囲を照らし出す。一時的な目眩ましにも使える。
【闇属性】
【無属性】
【複合属性・その他】
|
フィアーナ
――フィアーナ――
フィアーナの使用する魔術 |
【水属性】 ●ウォータードロップ(攻)……大気に漂う水蒸気を集めて激しい水流を対象の頭上に生み出す。
【氷属性】 ●フローズンランサー(攻)……大気中に漂う水蒸気を凝結させ、氷の刃として対象を貫く。
【土属性】
【無属性】 ●アミナペトラー(補)……周囲に漂う魔素を収束させて外界からの攻撃に対して有効な障壁を展開する。
【複合属性】
|
他キャラ
――他キャラ――
その他のキャラが使用する魔術 |
【無属性】
【氷属性】 ●グラキエースコフィン(攻)……水の魔素を極限まで収束させることで行使することができる氷系統の最上級魔術。大気中に漂うすべての水気を氷結させ、対象を氷漬けにさせる。その後、粉砕して氷殺する。 「冷気よ、万物を等しく凍て付かせし破滅の息吹よ、氷結の終焉……悠久なる死の恐怖を氷床たる棺ひつぎに閉じ込めよ」
【風属性】
【火属性】
【土属性】
【雷属性】
【光属性】 ●ムーンライトレイン(攻)……月の満ち欠けによって火力が変わる。月の光を抱いた無数の雨を降り注ぎ、対象を駆逐する。
【闇属性】
【星属性】
【その他の魔術関連】
|
今まで登場した魔物(モンスター)等
●ガーディアン・クレイゴーレム【人形系】(7~8m)
弱点属性……火/耐性属性……土・水(吸収)・氷・雷(無効化)
一般的なクレイゴーレム(粘土の操り人形)の強化版にあたる遺跡の番人。ゴーレムに魔素を取り込ませることで活動させることができる。激しい乾燥に弱いため炎で熱せられたところに強い打撃を受けると壊れてしまう。土属性や氷属性に耐性があるほか、雷属性を無効化する。また水を受けても全て体内に吸収してしまう特性を持つが、吸収しすぎると身体が重くなって動きがかなり鈍ってしまう。魔術にあまり耐性を持たないため遭遇した際には魔術を扱えるものがいると対処しやすい。何もしないと非常に硬いので物理干渉を受け付けにくいため苦戦を強いられる。
※登場回:プロローグ『古代の軌跡』
※★:ボス属性
※弱点/耐性による半減/無効化/吸収
●ループス【獣系】(1m)
弱点属性……なし/耐性属性……なし
黒い毛並みを持った中型の狼。集団行動を重んじ、狩りでも集団で動き、並ならぬチームワークを発揮する。本来は青い瞳だが、狂暴化した現在は赤い瞳に染まっている。
※登場回:第1話『双子の兄妹』・13
魔物(モンスター)一覧 |
●コルムバ【鳥類系】(0.3m) 弱点属性……雷・氷/耐性属性……風 灰色、もしくは白色の身体と水色の瞳を持った鳩のような鳥。主に伝書鳩としての役割として未だに利用されている。 ※登場回:第14話『廻る風』・22
●スペクター【アンデッド系】(1.6m) 弱点属性……火・光・星/耐性属性……氷・土・闇(ほぼ無効化) たくさんの怨念が形を成した思念の集合体。陰気な場所や廃墟を好む。最近は曇りや雨などの陰鬱な天気に誘われて大地を徘徊するようになった。話すことはできるが、この世に未練を残した怨念の集合体ということもあり、基本的に話が通じないため遭遇したら戦闘は避けられない。聖剣や霊剣など、魔術を施した武器以外の物理干渉は一切受け付けない。その代わり魔術に弱いが、氷や闇、土を用いた魔術はあまり効果がない。ただの水もあまり効果がないが、清められた水の場合は効果がある。 ※登場回:第20話『クラアナの丘に彷徨う者』・21 ●ウィスプ【アンデッド系】(0.4m) 弱点属性……光・星/耐性属性……氷・土(無効化)・闇(ほぼ無効化)・火(吸収) 基本的にスペクターと共に姿を現す蒼い輝きを放つ鬼火。死者の魂とも妖精が寿命を迎えてもなお転生できずに彷徨っている姿とも言われている。近づかなければ襲いかかってくることもないが、不用意に近づきすぎると襲いかかってくる。一般人にはウィスプの声を聞くことはできない。ただし、死霊使いの素質がある場合はウィスプの意思を言葉として聞き取ることができる。アンデッドであるため、例外を除いて基本的に物理干渉は受け付けない。氷や闇を用いた魔術はあまり効果がない。また火や土を用いた魔術は一切ダメージを与えることができない。 ※登場回:第20話『クラアナの丘に彷徨う者』・21 ●キプセル【水棲系】(0.4m) 弱点属性……火・雷/耐性属性……水・氷 川や湖などの水辺に生息している淡水魚が魔物化したもの。ヒレが巨大化したことにより、翼のようにして空中を長時間滑空できるように進化した。単独では襲いかかってこないが、集団だと普通に襲いかかってくる。鋭い牙と鋭利なヒレに注意。赤い目・銀と黒のウロコ。 ※登場回:第24話『空を駆ける魚影の群れ』・26 ●ビエールカ【獣系】(0.2m) 弱点属性……水/耐性属性……土 森林近辺に棲息している小型のリス。茶色の毛並みに黄色の二本筋が入っているのが特徴的。また胴体と同じほどの長い尻尾を持ち、それを用いて木から木へと飛び移る。かなり悪戯好きなため危険は少ないにしろ注意が必要。危険な魔物が近くにいると前歯をカチカチと音を立てながら「キューキュー」と鳴いて仲間に知らせる。緑色の瞳を持ち、暗闇だと光って見える。 ※登場回:第26話『薬草採りの少女』 ●ウルズリー【獣系】(2.5m) 弱点属性……氷/耐性属性……なし 森林近辺に生息している二足歩行の森熊。焦げ茶色の毛並みと黒い瞳を持つ。本来は四足歩行の動物であったが、魔物化したことによって脚力が増加したため二足歩行をすることができる。また前足が腕となって鋭い爪から繰り出される強烈な一閃は大きな樹木も薙ぎ払う。大きな身体に体重もあるためかパワーがあり、走る速さも速い方ではあるも俊敏な動きはできない。水浴びをするのが大好き。ただし、寒いのが苦手なためか冬場は冬眠している。氷系統の冷気を伴った魔術が大の苦手である。 ※登場回:第27話『森の守護者』
|
国名・地名
【ディズリッド国】
西の大陸に位置する国家。第37代目ディズリッド国王が統治する。
地図関連
世界地図(現時点) |
※地形など若干差異があります。 |
西方大陸(現時点) |
※地形など若干差異があります。 |
ディズリッド国
西の大陸に位置する国家。第37代目ディズリッド国王が統治する。トリトス国と隣接している。魔法及び魔術をもとに発展した文明を持ち、肥沃な大地が広がる。中央大陸とは度重なる争いによって犬猿の仲であったが、近年は両者の文明理解が進み、少しずつ友好関係を取り戻しつつある。
大昔に中央大陸から魔女や魔法を行使することができる古代人たちが移り住み、国家を築き上げていったという伝承が語り継がれている。
●夜光煌めく都ファーメルン
ディズリッド国の東部に位置する街。魔光石を用いた街灯が絶えず灯り続ける夜光煌めく都。この地域一帯を治めている五大家の一つファーメルン家の屋敷がある。フィオとフィアの故郷にあたる街。
●不死鳥眠る街ルーチェ
ディズリッド国の北西部にある街。五大家の一つクランティアーズ家が代々この地を守り治めてきた。伝承にもある天空の三姫神の一柱である不死鳥とも呼ばれたアンジェが眠りについた地とも言われている。
●花香る村クラアナ
ルーチェとフォーズの間にある小さな村。村の名前でもある青紫色の花を咲かせるクラアナが常に咲き誇っている。
●長閑な町フォーズ
王都グランヴェールとクラアナの間にある長閑な雰囲気が漂う町。王都側からディオネの森を抜けてきた人々が疲れを癒す休憩地点としてもその存在意義は強い。
●王都グランヴェール
ディズリッド国の王都にして中枢を担う大都市。魔術師たちの養成学校が存在する。
●人魚伝説の港町ハーストロイメント
ディズリッド国における主要港町の一つにして世界でも有数の港町として知られている。始まりの伝詩に登場する神々の円卓24柱の神の一柱、人魚の女神オルカの人間に恋をした悲哀の物語が有名。大海を見つめる女神像の前で告白をすると結ばれるという伝説から恋人たちのデートスポットとしても賑わいを見せている。
ファーメルン領内の街 |
|
クランティアーズ領内の街 |
|
王族直轄地 |
|
カーティス領内の街 |
|
ブランベルク領内の街 |
|
オーウェンフォード領内の街 |
※現時点では未登場 |
森・遺跡など
●クレイス遺跡
ファーメルンから北西に位置する古代遺跡。神話として語り継がれる「始まりの伝詩」の断片を描いた壁画が存在する。ここでは人間が魔法を手に入れ、理想郷を築き上げると同時に使い方を誤り、滅亡していった軌跡が描かれている。
●星見の丘
ファーメルンから北に位置する小さな丘。頂上からは星海を一望することができる。
●メイルリープの森
別名『瘴気の森』と呼ばれるルーチェの街の北東部に位置する森。高濃度の魔素が常時満ち溢れており、並の人間では近づくことも叶わない。魔素を扱うのに長けた魔術師でも長時間滞在し続けることは死に等しい。
●クラアナの丘
クラアナから南西に位置する丘。一面クラアナの花が咲き乱れている。
●ディオネの森
別名『魔女の住む森』と呼ばれており、フォーズと王都グランヴェール間を寸断するようにして広がる鬱蒼とした森。そこには戦慄の魔女が住んでいると語り継がれ、森を荒す者には魔女の怒りが降り注ぐとして恐れられてきた。朝方と夕方にかけて深い霧が出やすく、複雑に入り組んだ木々が森に入った人々の足取りを狂わせる。
●イーレ川
ディオネの森の奥地から流れ出す穏やかな川。トリトス国のトーヴァ湾にかけて流れている。
●リームス大湿原
ファーメルンから南に広がる巨大な湿原地帯。一年の大半が分厚い雨雲に覆われ、ぬかるんだ大地が人々の足を鈍らせる。
●ラファーガ渓谷
スタックホルンと王都グランヴェールにかけて走る切り立った渓谷。時折吹き抜ける突風による落石事故や転落事故が多発する危険地帯でもある。
古代遺跡・他施設など |
|
森・草原など |
|
山・渓谷など |
|
川・海・湖など |
|
用語など
●五大家(ごだいけ)
ディズリッド国の誉とも呼ばれる国を代表する上級貴族の中でも特に国家の柱を担う一族。
1.カーティス家(騎士・政策など)
2.オーウェンフォード家(魔術)
3.ファーメルン家(薬品・魔術品)
4.クランティアーズ家(騎士)
5.ブランベルク家(軍事関連)
種族など
フェリス族 |
|
ラァ・ファシェール族 |
|
アーミュメンシャル族 |
|
その他の用語
植物・花関連 |
●星の揺り篭(ヴェール) 世界を廻る帯状の物。高濃度の魔素がヴェールのように見える。 |
物語における用語一覧 |
●魔素(ディウム) 自然に含まれている魔法の源。体内に取り込み、発動キー(呪文・詠唱など)を用いることで魔法・魔術を行使することができる。また体内で魔素を生成することができる人間も存在する。その場を構成していた魔素の分量が極端に変動した場合には異常気象などが発生することがあり、高濃度の魔素は人体に有害である。
|
神話・伝承・歴史など
- 始まりの
伝詩 (Aafa Primailus Ca:chees )
この物語における最古の神話。惑星『ラァ・ファシェール』が生まれ、神々の円卓24柱の神等を中心に語られる物語。全ての起源にして今も根強く伝承として語り継がれている。
- 神々の円卓(
Teiscya Sarfenar )
始まりの伝詩に登場する24柱の神等を総称して呼ぶ際に用いられる。大きく分けて昼と夜どちらかに属し、そこから各方位に区分がなされ、世界を守護しているという。
- 正当令
星の意思(神々)等が定めたこの世界において守らなければならない、また生きていくひとつの道標となる根本的な決まり。全24+1節。正当令24節 - ー第0節「生まれ出でし者、皆等しく意味を為します。故に端から優劣は存在せず、故に存在を侵す事は赦されません」
- 第1節「他人を思いやりなさい。そして、自分自身を愛しなさい。誰かを想う優しさと厳しさを身に付けなさい」
- 第2節「自然を慈しみなさい。物を大切にしなさい。其れが命を育む小さくも大きな一歩に繋がります」
- 第3節「他人から右手を差し出されたら貴方も右手を差し出しなさい。時には触れ合うことで伝わる気持ちもあります」
- 第4節「目に見えているもの全てが真実とは限りません。思いをめぐらせ、思考を研ぎ澄まし、真実と偽りを見極めなさい」
- 第5節「星の意思等を畏れてはなりません。私達は常に貴方達の幸福を祈っています」
- 第6節「自然の御恵みを最大限に活用しなさい。そして、心からの感謝を忘れてはなりません」
- 第7節「心は常に不安定なもの。故に気持ちをしっかりと持ちなさい」
- 第8節「魔法は奇蹟を産み落とす力。己が持つ想いの強さを標すもの。魔法は常に私達と貴方達の中にあります」
- 第9節「昼を恐れてはなりません。夜を恐れてはなりません。双方共に表裏一体なのですから」
- 第10節「終わりは新たな始まりを告げる、いわば通過点に過ぎません。決して死を恐れてはなりません。死とは逝くものではなく、来るものなのです」
- 第11節「喜びを分かち合いなさい。悲しみを、痛みを共に分かち合いなさい。其の時、最期まで貴方の隣にいた者が掛け替えのない大切な存在となるのです」
- 第12節「水を大切にしなさい。母なる海もまた有限なのですから」
- 第13節「同意無くして他人を使役する事は赦されません。其の道に背く者、星の意思等の名の許に永久追放されることを震えながら受け容れなさい」
- 第14節「自分自身の弱さを思い知りなさい。そして、しっかりと考えた末、其れを事実だと受け容れなさい。其の弱さを力に変え、貴方の強さに変えてしまいなさい」
- 第15節「風に耳を傾けてみなさい。そして、星の息吹を全身で感じ取りなさい。自ずとこの星で生きているものが貴方達だけでないことを、自然が語りかけてくれるでしょう」
- 第16節「争うのならせめて机の上だけにしておきなさい。一度でも手が出てしまうと、もはや取り返しがつきません」
- 第17節「優しさはまるで薬のようなもの。時に命を助け、時に命を奪います。何事も程ほどに」
- 第18節「後ろばかりを見ていてはいつまでも前には進めません。しかし、過去を見なければ未来はおろか、現在すらも到底見えないのです」
- 第19節「不平不満を漏らす前にまずは自分自身を見直しなさい。そして、次に相手の素顔を見つめなさい。自ずと見えてくるものがあるはずです」
- 第20節「投げる石は大きければ大きいほど湖の水面を大きく揺らします。しかし、いずれにせよ一度生じた波紋は何かにぶつかるまで決して止まりません。しかし、恐れて何もしなければいつまでも波紋は生まれません」
- 第21節「貴方が安らかに眠りたいのなら死者は手厚く葬りなさい。貴方もいずれは其の立場になるのですから」
- 第22節「限界を知りなさい。其の限界が次に貴方が越えることのできる通過点になります」
- 第23節「困っている者がいればそっと手を差し伸べて上げなさい。其の行ないは必ず結果として返ってきます」
- 第24節「日々努力を重ねなさい。そして、数多の年月を超えていつの日か、私達の許へと必ず辿り着きなさい。私達はいつでも貴方達と対等の立場から円卓の座に着ける日を、片時も忘れずに楽しみに待ち続けています」
●魔脈(ディラーン)
大地の下を流れる魔素の発生源のこと。
- 星暦
惑星ラァ・ファシェールで使用されている暦。1月及び12月は30日間、それ以外の2月~11月は29日間の1年350日。また聖年と陰年を交互に繰り返し、24ヶ月で周期する。月名 - 1月(聖年/陰年):創星(そうせい)ノ月/醒告(せいこく)ノ月
- 2月(聖年/陰年):光陽(こうよう)ノ月/静夜(せいや)ノ月
- 3月(聖年/陰年):煌心(こうしん)ノ月/灯惑(とうわく)ノ月
- 4月(聖年/陰年):豊情(ほうじょう)ノ月/魔晶(ましょう)ノ月
- 5月(聖年/陰年):聖魚(せいぎょ)ノ月/暗猫(あんびょう)ノ月
- 6月(聖年/陰年):叡狐(えいこ)ノ月/陰狼(いんろう)ノ月
- 7月(聖年/陰年):砂刻(さこく)ノ月/悠夢(ゆうむ)ノ月
- 8月(聖年/陰年):瑞花(ずいか)ノ月/慈月(しげつ)ノ月
- 9月(聖年/陰年):万象(ばんしょう)ノ月/誘魂(ゆうこん)ノ月
- 10月(聖年/陰年):犬王(けんおう)ノ月/冥帝(めいてい)ノ月
- 11月(聖年/陰年):再世(さいせい)ノ月/改命(かいめい)ノ月
- 12月(聖年/陰年):祝生(しゅくせい)ノ月/偲終(しつい)ノ月
●リープ草
メイルリープの森(瘴気の森)の最深部に生息する薬草。丸みを帯びた青紫色の葉を持つ。ファーメルン家が新薬を開発するためにフィオたちに求めた薬草である。免疫力を飛躍的に向上させる効果を持つ。
●サウザンド・ナイト
たった一人で千ものの騎士と同等の力を発揮するという騎士の中の騎士。ディズリッド国の守護者とも言っても過言ではない存在。現在は五名がその称号を有している。
◎シャルルリース・フォン・ド・クランティアーズ
◎未登場
◎未登場
◎未登場
◎未登場
●フェリス族
各地の山岳地帯に隠れ里を持つ種族。先祖が猫の血を引き継いでおり、猫の耳と尻尾を持つ。さらに俊敏な動きを得意とするが、水が大の苦手。身体が濡れると動きが極端に鈍る。基本的に帽子などを被って耳を隠したり、衣服で尻尾を隠したりして人間の生活に溶け込んでいることが多い。夜目が非常に効く。
●ネクローシス病
ディズリッド国の限定地域で密かに広まりつつある病気。植物にしか罹らない病気であるが、罹ると細胞が次々と死滅していき、最終的には枯れてしまう。
●ファリス(Faris)
物語で使われる世界共通の通貨。日本円を基準にした場合、1ファリス=2円。
●天空の三姫神
世界の始まり、まだ空が生まれて間もない頃に不安定な大空を見守らせるために原初の神であるティアランティーナから遣わされた3羽の鳥の女神。
一番鳥は希望を紡ぐ鳥シャルン、二番鳥は大気を担う鳥リゼヴィア、三番鳥は再火の不死鳥アンジェ。
●クラアナの花
薄青紫色に染まる花びらを咲かせる小さな花。クラアナの村周辺を分布としている。その色の良さや香りの良さからよく染色剤や香水の原料として用いられることが多い。またクラアーナというハーブティーとして用いられることもある。花言葉は『新たな命・芽吹き・静寂・穏やかな心・安息』。
●七人の魔女
伝説として人々に語り継がれてきた魔女のこと。
◎自然を守護する『戦慄の魔女』
◎世界の理を司る『叡智の魔女』
◎万物の魂を喰らい尽くす『魂喰の魔女』
◎すべての思い出を奪い去る『空白の魔女』
◎運命そのものを書き換えてしまう『運命の魔女』
◎想いを絶望の力に変える『代償の魔女』
◎世界そのものを破壊しようと目論んだ『破滅の魔女』
●魔光石
魔石の中でも光を発するモノを指す。街灯などの照明として利用されることが多い。
●メーイル法
この世界の距離の単位。1メーイル=1メートル。150シェルメーイル=150センチメートル。
●妖精
自然界に存在する魔素を帯びた個体。大体は手の平に収まるほどの小さな人型をしている。魔の素質を持たない者には姿を認識することができない。
●レトゥナ草
ディオネの森などで採れる薬草。ギザギザとした緑色の葉っぱで、磨り潰すことで切り傷やすり傷を治療する際に用いる塗り薬となる。
- 想星魔法(そうせいまほう) {Rar:Shealla}
ラァ・ファシェール族だけが行使することを許された奇蹟の力。想いを力に変えて、奇蹟を呼び起こすという伝承に語り継がれた古代魔法のひとつ。『喜び・怒り・哀しみ・楽しみ・愛しみ・憎しみ』様々な想いと感情の絶大な強さと古代語とされるラァ・ファシェール語の中でも特に神々と交感をはかる際に用いられる想感詩を用いてようやく発現される。
歴史・神話などに関する用語一覧 |
|
ラァ・ファシェール語
古代人であるラァ・ファシェール族が生み出したとされる古代語。考古学者による言語解明が進められているが、未だに謎の多い言語とされている。また古語詠唱と呼ばれる古代魔法を行使する際に用いられる言語でもある。一般的にその言語は『想感詩そうかんし』と呼ばれ、星の意思、神々との交感や『喜び・怒り・哀しみ・楽しみ・愛しみ・憎しみ』様々な想いを力に変えて、奇蹟を呼び起こすという古代魔法のひとつ想星魔法を行使する際にも用いられる。また文字で綴った場合はそれを『綴感詩』と呼ぶ。
ラァ・ファシェール語一覧 |
|
リンク
小説家になろうの該当作品に飛ぶ
作者楓麗のtwitter
小説家になろうの該当作品に飛ぶ
作者のtwitter【楓麗@小説家になろう】
作品へのコメント欄
- はじめまして、こちらのサイトでページを作りました。ご意見ご感想や質問などありましたらお気軽に言ってください。 -- 楓麗?2015-11-10 (火) 15:28:07
- 本編進んでいないのに更新されすぎでは? -- 2016-06-13 (月) 20:40:40
- 申し訳ありません。設定の手直しを行っているため、こちらのページの更新が多くなっています。 -- 楓麗?2016-06-13 (月) 21:49:20
アクセス 本日2人 昨日8人 全8073人