正式名称は『対巨人用魔動人型兵器ヴェルダリオン』。その名の通り、巨人族と対等に格闘戦を行う事を目的として開発された、およそ5メートルほどの巨大兵器。名前の由来はラフトティヴ帝国の英雄ヴェルダルテから。初代開発者はハイト・ノキトスで、彼の子孫が代々製造・開発に携わっている。ノキトス家の血を継ぐ者にのみ使用可能なスキル『異空接続』によってコックピットを異空間に接続。搭乗者が異空間で体を動かすと、同じように動く。目、耳等の感覚器官も登場者に共有され、ヴェルダリオンが見た景色を搭乗者が見る事が出来る。よって搭乗者たちにとっては『ヴェルダリオンに乗る』というよりは『ヴェルダリオンに変身する』という感覚である。動力部には神力受球を幾つも使用する。 搭乗する資格があるのは魔術師のみであり、適性のある属性の神力受球を使用した機体を操る事が出来る。専用の武器として巨大な剣や槍を操り、それらが生み出す破壊力は巨人を圧倒する。また、動力として使っている魔術エネルギーを攻撃に使う事も可能。だが、搭乗者の魔力が尽きれば自動的に全機能を停止して搭乗者は強制排除されるため注意が必要。また、倒した巨人や鉱物を持ち運ぶためのバックパックが背中に備えられている。コックピットへは両掌から入る事が出来、怪我人の回収などにも使用可能。 問題点として、人体に存在しないパーツ(翼など)を組み込む事が出来ない、機体と感覚を共有している為、ダメージが搭乗者に直接及ぼされる等というものがある。 フィアドルーグ クーアウィヴァン サーダペガース ウィンセレン イースフィンク ソルンエクドス タルンメディシア ツーリユニケル リートフェリル クダンバジース ノマーフェニュー ラフトティヴ帝国で扱われているヴェルダリオンで、各属性毎に操縦可能な機体が決まっている。技術が進むにつれ、機体は強化されている。 フィアドルーグ・ゼータ 国見咲哉が搭乗していたフィアドルーグをカスタマイズした機体。 サーダペガース・オメガ 西崎夏威斗が搭乗していたサーダペガースをカスタマイズした機体。 イースフィンク・シグマ 桐岡鈴が搭乗していたイースフィンクをカスタマイズした機体。 アリアミーク・スティグマ フィアドルーグ・ゼータ、サーダペガース・オメガ、イースフィンク・シグマの三機が合体した最終兵器。瞬間的に強大な魔力変換を可能とするが燃費が悪く、機動可能時間は5分ほど。
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