トード家の料理人。
美食のためならどれだけ財を費やしても気にしない性分のために、雇い主から嫌われるばかりだった。
だがその食への情熱と提供する料理は本物で、舌の肥えた食いしん坊騎士たるバルドを幾度となく圧倒し屈服させ白旗をあげさせる。
当人は美食を誇るつもりはまったくなく、とにかく美味を追及するばかりである。
その追及というのは、食事単体の美味さだけではなく、食事する際の環境や食べる相手の年齢体調、環境や精神状態までも見抜いた上で、相手が最も美味いと感じるように整えた上で提供されるものなので、味はもちろん料理というものがわかる相手にはこの者を使うしかないとあきらめる以外になくなる超絶的な名料理人。
「そのチャルパシュは当家の菜園で最後に収穫された物でございます。できるだけ素材本来の味をお楽しみいただけるよう調理いたしました。当家の土の味を覚えていていただきたかったのでございます」(書籍版4巻165頁)
「牛の尻尾は、牛の解体をするけれど肉は食べられない人たちにとって、秘密のごちそうなのであります。一見下卑た食材にみえるのでありますが、そのスープは濃厚で力強く、しかも浮き出してくる油とあくを丁寧に除いてやれば、王宮の食卓にも出せる高貴な味となるのであります。」(書籍版4巻286頁)
のちに、彼の情熱を理解し後援してくれる女王の後ろ盾を得たことで、彼の芸術は世界的に広まることとなる。
「カムラー。外国のどのような使節がみえても恥ずかしくないような、いえ、目をみはり驚嘆するような食文化の花を、フューザリオンに咲かせなさい。食材も、調理法も、盛りつけも、供するそのしかたも、前例にとらわれず、あなたが最高と思えるやり方を追求しなさい。フューザリオンは新たな伝統を創出し発信する場となるのです。財は惜しみません」(書籍5巻166頁)
「各国から料理人の修業申し込みの予約が詰まってヌーバが苦労しているのをご存じでしょう。」(書籍版4巻219頁)
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