東北編終盤から徐々に物語へ現れ始めた謎の組織。「ラプチャー」と読む。総員数、本拠地などの情報は今のところ全て謎に包まれている。東北編ではLOCKとして覚醒した晶や純をハイドンに監視させ、合宿編では純の拉致を目的として強襲してくる等、どうやらLOCKに関する何かしらの研究を行っているようだが……?合宿編で判明した組織の目的は「東北に逆らうと見なした人間を皆殺しにする」という非常に残虐非道なものであった(組織のメンバーはこれを「ユートピア革命」と呼称している)。なぜこんなことを目論んでいるのか、その理由は未だ不明。東北、および東北以外の地域に何か思うところがあるのだろうか……?
・『王』
「キング」と読む。Raptureを統べる者、すなわち組織のトップ。白い仮面を被っており、素顔は不明。純の偵察、拉致をドクターに命じたのも彼のようだ。
・『ルナ』・『アズ』・『ピータ』・『チューン』・『ウララ』・『ルート』
この6人は最高幹部達であり、名前は全員コードネームである。よって本名は不明。合宿編エピローグで名前のみ登場したため容姿や性格は一切わからないが、『ルナ』は幹部達の中でも『王』に最も近い地位であると語られている(ドクターが「Raptureのナンバー2、ルナ様」と言っているため)。
・ドクター・コウヤ
肩書は『人類可能性研究班 所長』。直属の部下はハイドンとヴォルガ。細見の長身、黒髪を整髪料で束ね、白衣を纏った男性。初登場時から主に研究所でハイドン達に指示を出すことばかりだったが、合宿編第七話で静江監督の前に姿を現し、ついに自ら前線に。その正体はなんと静江監督の甥であり、本名は荒野善広(あらや よしひろ)。かつては安全な医療でより多くの人々を救いたいという使命感から医者になり、被災地の慈善活動にも積極的に携わる清らかな男だった。だが、『王』と出会ったことで一変(この時、『王』と善広との間で何があったのかは明かされていない)。慈善活動の協力者やスポンサーを労働面・金銭面ともに利用し、支援金をRaptureの研究費として騙取する等、Raptureに心酔する一人の研究者へと変わってしまった。余談だが、おそらくコードネームの由来は名字の「荒野」が「こうや」とも読めるためだろう。
・ハイドン
Raptureの中で一番最初に登場したメンバー。東北予選決勝直前、純と晶の監視役として送り込まれたところが初登場。ドクター・コウヤの部下。無造作に逆立てた黒い長髪、漆黒のファーコート、ドス黒い瞳(一般の日本人よりも更に黒い)と、「黒」がトレードマークの少年。LOCKの一人。まだどんな能力を持っているのかは明かされていないが、晶ですら行使していなかった「結界」と呼ばれる現象を扱えるあたり、LOCKとしての能力を熟練させているようだ。実は物語が始まる一年前の時点で、結中学サッカー部に残酷な仕打ちをしていたことが合宿編で明らかに。その全容は、昨年の夏合宿で結イレブンを襲い、清縦朗を含む当時の二年生全員を病院送りにした(清縦朗以外のメンバーは一年以上経った現在でも未だに昏睡状態である程の重症を負わされた)という最悪の因縁だった。しかもメンバーの負傷により結イレブンはその年の東北予選決勝を棄権せざるを得なくなり、ハイドンは実質的に結イレブンを崩壊させたも同然の所業をしてのけたのだった。それ以降、結イレブンと再会することはなかったようだが、合宿編終盤でついに接触。母単を人質に捕り、結イレブンとのミニゲームを強要。弾と三和土の顔面を殴打したり、剛と一郎の腹や背中に何度も蹴りを打ち込んだりと、明らかにボールが絡んだプレイの延長上ではないレベルの暴力を好き勝手にふるい続けた。しかもそのように結イレブンを満遍なく傷付けた行為も、純の心に精神的ダメージを植え付け、心身共に衰弱させて叩き潰すための陰湿な手段だった。最終的にはミコに介入されて撤退を余儀無くされたものの、結イレブンに対して充分過ぎる程の傷を負わせていった。上記のように、内面も外面もまさに「悪魔そのもの」と表現される彼だが、結イレブン11人をたった一人で相手にしても余裕で勝利しており、暴力的とはいえサッカーの実力自体は相当なもの。だがハイドンにとってサッカーは「スポーツ」ではなく、「人殺しの道具」だそうだ。
・ヴォルガ
ハイドンと同じくドクター・コウヤの部下である長身の男(190cmくらい)。ワインレッドの長袖シャツとズボン、鋭利な赤フレームのサングラスと、トレードマークは「赤」。LOCKの一人だが、こちらもハイドンと同じく能力は明かされていない。が、菅平へ向かい途中、高速道路を全速力で走ってきたトラックを掴んで投げ飛ばすという人間離れした怪力を披露した。このことから読者の間では「肉体を強化する」ような能力なのでは?と予想されている。東北編では電話越しにハイドンから情報をまとめていたり、合宿編では二人揃って菅平に派遣される等、ハイドンとはパートナーのような関係で描かれている。時に任務の度を超えて暴れてしまうハイドンとは対照的に命令には忠実だが、たまに「もう少しであの美味しいソフトクリームにありつける。わくわく」などとコワモテの外見からは予想できない能天気な発言をするので、本音がわかりにくい人物でもある。また、Raptureに所属しているにもかかわらず、なぜか静江監督にはやや友好的に接している(ハイドンや『王』が静江監督を「裏切り者」と罵っているのに対し、ヴォルガは「静江ばあちゃん」と呼んでいる)。その際、マネージャーとはいえ結イレブンの一員である恋達に危害を加えることも一切しなかった。去り際に、ドクター・コウヤの行いは間違いだと考えているような発言をほのめかしたが……?
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