[現実世界]
・サクラ ミルフィーユこの物語の主な主人公の一人。『私立ウメガハラ学院中等部』の三年生で、14歳。風紀委員長を務める。レゼボアにおいては非常に希少な金髪碧眼(レゼボア人と異世界人のハーフの特徴)を持つ美少女。
真面目な優等生だが、他者に対しては少し警戒心が強く、一部の親しい相手以外とは距離を置こうとしてしまう。自分に興味を持つ人間の大半がハーフの特徴に惹かれているだけだと強く思い込んでいる為、人に言われるほどには自分に自信が持てていない。
そういった経緯から、変わったハーフとしてではなく、あくまで教え子として他の生徒と変わりなく接してくれる科学教師オオイに強く惹かれている。
甘いもの好きでコーヒー党。
・オオイ タカシもう一人の主な主人公。『私立ウメガハラ学院中等部』に勤務する科学教師で、27歳、独身。科学部の顧問も務める。普段はくたびれた白衣を纏った格好をしており、度の浅い眼鏡をつけている。
担任などは受け持っておらず、一般には授業の際にのみ生徒の前に姿を表す。彼の授業は厳格とも言えるもので、私語や居眠りなどを許さない事や、そのマッドサイエンティストに見えなくもない外見から多くの生徒から恐れられているが、どんな落ちこぼれであろうが問題児であろうが等しく教え子として扱う平等性から、一部では慕われている。また、同僚であるサトウとは幼馴染である。
コーヒー党ではあるが細かいこだわりなどはなく、コーヒーであればそれでいいという考えの持ち主である。
・ナチバラ イズミ『私立ウメガハラ学院中等部』の三年生で、ミルフィーユの幼少時からの親友。15歳。帰宅部。手入れの行き届いた長く美しい黒髪の美少女だが、本人はミルフィーユのような金髪を求めている。
常に学年トップをひた走り続ける自他共に認める天才であるが、授業態度は常に居眠りやお喋りなどをしており、教師からの評価は非常に微妙なものとなっている。身体能力も群を抜いて高く、年上の男子にもヒケを取らないが、それが有効に活かされるのは主に遊びに対してである。
・オガワラ ヒョウカ『私立ウメガハラ学院中等部』の三年生で、15歳。生徒会長を務める。艶やかで美しい黒髪ロングの美少女。
常に学年二位の秀才で、誰に対しても礼儀正しい為、教師からの受けも大変いい。生徒に無暗に恐れられている生徒会役員という立ち位置から、同じように無暗に恐れられている風紀委員長のミルフィーユの事を「同志」と呼び友情を抱いていた。成績面で勝てない事もあってか、サクラの親友であるイズミとはライバル関係で、対面するたびに口論になり、その都度負けている。
・サクラ ミルクレープ『聖カトレア女学院』の二年生で、ミルフィーユの姉。16歳。帰宅部でバイト暮らし。妹同様に金髪碧眼を持ち、それが元で嫌がらせや奇異の視線に晒され続けたため、他者に対しての警戒心は非常に強く、臆病な性格。妹に対してはおおらかで優しい姉を演じようとしているが、おっちょこちょいな所為で度々妹にため息を吐かれている。
妹と異なり非常に恵まれたスタイルの持ち主で、容姿も美形なために異性の人気が強い他、時として同性すら惹き付けてしまう事もあり、苦労人気質である。
・サトウ カエデ『私立ウメガハラ学院中等部』に勤務する社会科教師で、26歳、独身。風紀委員顧問も勤めている。オオイとは幼馴染で、同僚としても特に強い接点を持つ。口調がややぶっきらぼうで中性的な為、生徒によっては怖がられる事もあるが、本人視点では生徒は可愛い子供たちであり、教師である事を天職だと思ってもいる。
・タチバナ イオリ病院の一室で暮らすホムンクルスの少女。ホムンクルスの特徴である銀髪を持ち、外見年齢は13歳程、実年齢は4歳である。実験動物として特定の時刻に苦痛を受け続ける日々を過ごすが、明るく穏やかで、人好きのする純粋な少女である。ある時上司の代役で訪れたオオイとサトウの二人と出会い、それ以降はしばしば交流を持つこととなる。
[ゲーム世界]
・サクヤミルフィーユのゲーム内でのキャラクター。ミルフィーユが願ってやまなかったとても美しい黒髪とくりくりとした黒目を持つ少女。初期はマジシャン志望の初心者で、彼女がドクと出会うことによって物語は始まる。マジシャンになってからは着実に成長を重ね、冒険者として、その世界を生きる住民として逞しくなっていく。
・エミリオとある出来事によってサクヤとペアを組むことになる女剣士。癖っぽい小豆色のショートヘアーが特徴的。サクヤよりも後にプレイ開始した為経験が浅いが、剣士としてはそれなりの実力。さばさばとした性格でぐいぐい周囲を引っ張っていく強さもあるが、サクヤの事は強く信頼している。
-シルフィード-
・レナックス『シルフィード』のギルドマスターを務める剣士系の銀髪の少女。神出鬼没で謎が多いが、ギルドの運営はサブマスターのドクや古参のセシリアに半ば押し付け、自身は方々を転々としている。多くは語ろうとしない寡黙な性格で、付き合いの長いドクをして行動が読めていない節がある。
・ドクオオイのゲーム内でのキャラクター。『シルフィード』のサブマスターを務める。常にサングラスをつけ、黒系の司祭服を身に纏った、ややガラの悪い青年の風貌をしているが、面倒見は良く、筋はきっちりと通す性分。バトルプリーストという不人気職でありながらその個性と、最初期からプレイし続けている経験を活かし、戦闘面では非常に優れた立ち回りを誇る。
・セシリアギルドの初期メンバーの一人で、ドク同様最古参の女性プレイヤー。通称『眠り姫』。非常に強力なバトルメイジで、ボスモンスターであろうと単独で蹴散らす実力を誇る。その実力の高さと大人びた振る舞い、容姿の美しさからサクヤの憧れとなり、本人も師のように振舞う。他のメンバーと比べてログイン・ログアウト時間にズレがある他、ログインしても眠っていることが多い。
・プリエラドクの相棒で、ココア色の髪を持った美少女プリエステス。ギルドのマスコット的な存在で、愛すべき駄犬的ポジション。包容力豊かで人の善い性分。ギルドでのサクヤのよき理解者となる。天然気味な面があり、しばしば人と違った感性を見せ付けるが、本人に悪意は無い。怖いものが苦手なのと、例えモンスターであろうと自分が他者を傷つけるのを頑なに拒む点があり、聖職者・支援職としてはあまり活躍する事は無いが、自分が傷つく事には躊躇わない強さも持つ。
・マルタプリエラの同期で、赤髪の女ハンター。常にマイペースかつアンニュイ。手が震えるため弓は扱わないが、罠の扱いは一級品である。ギルドの中ではプリエラを気に入っているのかしばしばからかっているが、プリエラとは別の方向で天然気味な為、他のメンバーから困惑される事も多い。
・一浪ギルドのメンバーの中では比較的新参の剣士。気とノリの良い青年で、ドクやラムネと三人で度々馬鹿騒ぎを起こす。女性にモテる事を目標にゲーム世界を楽しんでいるが、そちらではあまり報われていない模様。下位職の剣士ではあるが、PT狩りでの立ち回りは手馴れている。また、リアルでは情報を調べるのが得意なのか、ゲーム内のアイテム情報等はかなり詳細に理解している。
・ラムネサクヤの前に入った商人の少年。恐らくはギルド最年少でかなり物静かであるが、年上の女性からは愛され可愛がられる為、その容姿の幼さが不利に働くことは少ない。ギルド内では唯一のタウンワーカーで、メンバーが狩りで手に入れたレア等の売却は彼を介することが多い。
-ブラックケットシー-
・ドロシー大手タクティクス系ギルド『ブラックケットシー』のギルドマスター。通称『黒猫』。全身黒系の司祭服に黒髪黒猫耳黒猫尻尾という出で立ちのプリエステス。ギルドの名前につけるほどに黒猫好きで、その辺りはやや度を越しているものの、ギルドマスターとしては優秀で、メンバーからは慕われている。かつては『シルフィード』のメンバーとして活動していた時期もあったが、タクティクスを楽しみたいという希望がシルフィードにいたのでは叶わない為、脱退してギルドを立ち上げたという経緯がある。
・マルコス『ブラックケットシー』のサブマスター兼財政管理役。ドロシーの補佐としてギルドの運営や財政管理を請け負うスミスで、タウンワーカーでありながら戦闘でも一役買える腕前を持っている。口は悪いが仲間思いで、特にマスターであるドロシーにはマスターとして以上に強い想いを抱いている。反面ドロシーがかつて所属していた『シルフィード』のメンバーに対しては複雑な感情を持っており、特にドロシーが特別視するドクには並々ならぬ反発心を抱いているが、それが本人に伝わる事は少ない。
・ローズ『ブラックケットシー』の最終兵器。通称『暴れ猫』。リーシア近辺最強のバトルマスターで、少女でありながらタクティクスでは縦横無尽の働きを見せる。優れた戦闘技術と経験を活かせるだけの学習能力を持ち、ただの戦闘バカとは言わせないだけの賢さも持ち合わせている。ドクのことを一方的にライバル視しているが、本人からはからかわれるばかりで憤慨する事も多い。
・茜『ブラックケットシー』の女性メンバー。タクティクスよりは狩りで真価を発揮するモンクで、普段から霊種族・アンデッド狩りなどで活躍している。ノリの良さとテンションの高さが周りを活気づけてくれるムードメーカー的な存在。
-ミルクいちご同盟-
・カイゼル海洋都市カルナスのまったり系ギルド『ミルクいちご同盟』のギルドマスター。筋骨隆々なスキンヘッドの中年親父と言ったいでたちのグラディエーター。古参プレイヤーでドクやセシリアとも顔見知り。豪胆でノリのいい性格ながら、ギルドメンバーに対しては「息子や娘たち」と言い切る情の深さも併せ持つ。
・ミズーリ『ミルクいちご同盟』の女性メンバー。金髪碧眼のプリエステスで、マタ・ハリに襲われていたサクヤ達を仲間とともに助け、生還に一役買った。追いつめられるとうっかりが発動する残念な美人であるが、本人はいたってまじめである。
-ナイツ-
・バケツ姫廃都ラムの中央にある古城に住まう、バケツ兜を被った金髪のお姫様。『ナイツ』の名目上のギルドマスターであり、メンバーからは『姫様』と呼ばれている。かつては単独で古城のボスモンスターを撃破するほどの実力者だったらしいが、ある時空から落ちてきた呪われたバケツ兜を被ってしまい、以降脱ぐことができないまま、記憶やスキルの大半を失ったままメンバーに守られるようにして暮らしている。
・トーマス『ナイツ』の実質的リーダーであり、バケツ姫の一番の臣下を自認しているバケツ騎士。他のメンバーと共にガード系最上位職ロイヤルガードに就いており、破格の能力を持つ。かつてはサバイバルゲームギルドのマスターであったが、ある日単独で古城のボスモンスターを撃破するバケツ姫と遭遇し、その気品あるいでたち、振る舞い、そして強さに一目惚れし、以降ギルドのメンバーともども忠誠を誓うようになった。その行動はすべてバケツ姫の為のものであるが、やや口調が上から目線な点や行動に強引さが見られるあたりで反感を買う事が多く、何かと誤解されがちである。
-ロードオブクラウンズ-
・ミッシ=グランツタクティクスギルド『ロードオブクラウンズ』のギルドマスター。かつては『シルフィード』にも所属していた事のある凄腕のスナイパーで、隻眼隻脚黒髪の偉丈夫。豪放な性格の青年で、親しい者からは『ミッシー』と呼ばれている。
-聖堂教会-
・ミゼル聖堂教会のマスターであり、リーシア近辺では唯一の聖職者系最上位職であるハイプリエステス到達者。非常に優秀かつ勤勉な聖職者であり、常日頃から人々の為、女神に祈りをささげている。聖職者としては最高クラスの実力を持ち合わせているはずだが、基本的に教会から離れることはない。その性格は厳格であり、信仰をおろそかにする者、女神の教えに反する行動を取った者には彼女による手厳しいお説教タイムが待っている。反面、真摯に信仰をささげる者や教会に救いを求める者に対しては誰であろうと平等に救いを与える慈愛も持ち合わせており、聖職者だけでなく冒険者やタウンワーカーからも厚い信頼を寄せられている。
-メイジ大学-
・ハイアット=アーマルディメイジ大学に出没する変人枠の有名人。マジシャンでありながら幅広い魔法知識を持ち、頼られれば尊大ながらもその知識を躊躇いなく教授してくれる為、初心者魔法職にとってはありがたい『変人』である。自称『煉獄の魔法使い』で、炎属性魔法を得意としていると公言している。
-そのほか-
・運営さん色んな所に現れる有志の『非公式公認プレイヤー』の総称。運営サイドの管理下にある組織ではないが、運営サイドが見落としがちな危険な状況の発見やプレイヤーに対しての警告・救済・援護、更に問題事項の運営サイドへの報告が主な活動内容である。主には白ずくめの格好をしており、一目見ればそれと解るようにはなっている。『シルフィード』のたまり場に姿を現す運営さんは金髪糸目の少女の容姿をしており、どこか飄々としている。
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