龍鳴山には、人の姿をした古龍が住んでいる。その龍の傍らには、身の回りの世話をする少女がいた。ある日、少女は古龍に言った。「あなたのことを教えてほしい」。古龍は答えた。「いいとも、しかし長くなるよ」。少女は頷き、古龍は語り始めた。遠い遠い昔、神話の時代の物語を……。
本作の主人公。人の世界で最も高い山である龍鳴山に住む古龍。龍族と魔族の混血で親は分からず魔界で野性児として生活していたが仲間を求めて人里に向かう。しかし、銀色と緑色の斑模様の髪色から魔族たちには受け入れられず魔王に叩きのめされて追い払われた。孤独感にさいなまれる日々の中、魔物との戦いで毒を喰らい死にかけていたところを龍神に助けれられて龍界に連れられて育てられる。
長耳族の少女。生まれつき魔力の量が多く魔力の暴走によって他者を傷つけてしまうため長耳族の里を追い出されたところをラプラスに拾われて魔法陣によって魔力を無効化された。以来、龍鳴山でラプラスに仕えている。
赤竜の長である「赤竜王」。龍界でラプラスが最初に調教したドラゴン。
龍の世界の神。何色にも染まらぬ銀の鱗と全てを内包する瞳を持つ。魔界で死にかけていたラプラスを助け養子にした。
龍神の妻。慈愛に満ちた優しい性格。会話すると誰もが優しい気持ちになり、全てを許せるような気分になる。人族だが人神の娘であり半神のため数千年の時を生きている。
甲龍族の龍将。白銀色の鱗と鋭い瞳を持つ。龍神からラプラスの教育係を命じられる。
聖龍族の龍将。緑銀色の鱗と儚い瞳を持つ。
狂龍族の龍将。黒銀色の鱗と深き瞳を持つ。
冥龍族の龍将。青銀色の鱗と強き瞳を持つ。
剛龍族の龍将。
魔の世界の神。
八大魔王の一人。
魔神の妻。高度な魔法の使い手で、魔法陣を作り出し魔術の根底を築いた。
人の世界の神。6人の神々で会議を行い世界の発展に役立つ情報を交換しようと提案し神々のリーダーとして信頼されていたが…
死期の近い創造神が最後に作った世界。一つだけでは存在できないバランスの悪い六つの世界をくっつけて密接に関係させてバランスを取っている。六面体の形をしていて、各面が人界・魔界・龍界・獣界・海界・天界の六つの世界と中央の空洞部「無の世界」で構成されている。世界が安定するまで創造神の分身である6人の神が各世界を管理している。
龍の世界に住む種族。龍気と呼ばれる強大な力が宿っており、最強の力を持つ種族として知られている。
理不尽な孫の手
ジャンル ファンタジーキーワード 残酷な描写あり
『』
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