【以下ネタバレ注意!】
●マイン(2部まで)→ローゼマイン(3部以降)
……工房長・青色巫女見習い→神殿長・孤児院長・領主候補生・(自称)図書委員
Hair・夜空のような紺色 Eye・月のような金色(興奮すると虹色に光る)
(第1部~2部)
司書になる直前に本に押し潰されて死んだ大学生・本須麗乃の意識を持つ美少女
本来のマインの意識が病気の苦しさに耐えかねた時に
(転生タグがあるので前世だと思われる)麗乃の人格が蘇った
幼児期には、身食いと呼ばれる奇病のために
成長が遅れがちで病弱と思われていたが
実は、身食いとは貴族にしかないはずの魔力が体を蝕むゆえの弊害だった
本どころか文字すら見る機会の乏しい貧民生活に我慢ができなくなったマインは
幼馴染のルッツと共に植物紙と前世の品を参考にした日用品を作ろうとする
それらを大々的に売り出そうとする商人ベンノも加わり
順調に「本に囲まれたい」という夢へと歩み始めるマインだったが、
洗礼式会場である神殿で図書室を見つけて、神殿入りを即決する
(第3部)
魔力と寄付金の力で青色巫女見習いとなり、フェルディナンドの庇護の下で
逆に身食いの熱(魔力)を生かせる生活
(と図書室に出入りする権利)を手に入れたマインだったが
神殿長の計略により、他領の貴族に誘拐されかける
それを守ろうとした家族を庇うため、領主の養女として生きる事を決める
貴族の一員となったマイン改めローゼマインは
新神殿長として神殿を取り仕切る傍ら
製紙、印刷、出版をエーレンフェストの一大産業に育てようと規模を広げ続けるが
何者かの襲撃に遭い、2年間もの長い眠りに落ちてしまう
(第4部)
長い眠りから目覚め、浦島太郎状態のローゼマインは
10歳を迎えた冬、国中の貴族の子弟が学ぶ貴族院へ入学する
早く図書館に行きたい一心で、試験も実技も最速で終わらせようと
必死になるローゼマインだったが、その成績の高さと魔力の高さは
エーレンフェストの新しい名物と共に、貴族院中の注目を集める事になる
学年が進むにつれ、文官としても頭角を現してきたローゼマイン
特に「神々への祈りが加護を増やす鍵となる」という研究は
貴族院での実験どころか王族、領主達をも巻き込む大規模な儀式へと発展し
神殿の地位向上とエーレンフェストの意識を上げるのに一役買った
だが、王族をはじめとする中央、他領、
そしてエーレンフェスト内で派閥争いをする貴族たちの思惑が
聖女とあだ名されるローゼマインに絡み付くようになる
(第5部)
国を統治する資格を持たない王族とエーレンフェストの地を狙うアーレンスバッハの
動きが加速する中、古文書を読み解き、豊富な魔力で王の資格に近づくローゼマイン
そして最後の戦いが始まり---
前世でも、今生でも、周囲にドン引きされるほど本を異常に愛しており
貴族か大富豪でなければ手に入らない超高価な羊皮紙本のかわりに植物紙・新しいインク・印刷機などを自作して、安価な本を広めようとしている
(全ての行動の根幹は本が広まる→読書人口が増える→本を書く人が増える→
たくさんの新しい本が読める!)
倫理観が現代日本人のままであるためか、基本的には身分や派閥にはこだわらず
どんな相手にもチャンスを与えるため、周囲にはお人好しと認識されている
実際は、家族や身内と定めた人々と本以外に対しては
無関心とも寛容ともとれる性格だが
これらに関しては理性が飛び、周囲を驚かせる行動もためらわない
女性と子供には若干だが甘い
●ルッツ……ギルベルタ商会のダプラ→プランタン商会のダプラHair・金色 Eye・翡翠のような緑色*マインの体調管理に優れた幼馴染みの少年マインの商売のパートナーで、彼女の発明品を形にするのは自分だという自負を持つ職人の息子は職人になるべき、という家族の反対にも負けずに夢を叶えるためにベンノの&ruby(もと){下};で商人になるための修行をつむ
●トゥーリ……ギルベルタ商会のダプラ(ローゼマインの専属髪飾り職人)Hair・青緑色 Eye・青色*マインの1つ上の姉優しくて、真面目な天使のような少女どのような形でもいいからマインと関わりを持ち続けたいとギルベルタ商会に入る貴族の衣装も任されるお針子を目指し、修行や立ち居振る舞いの勉強に余念がない成人後はルッツと結婚する予定
●ギュンター……街を守る門番の兵士(ローゼマインが神事で街の外に出る際は護衛の一員として付き従う)Hair・青色*マイン、トゥーリ、カミルの父家族を守るためなら、貴族にでも立ち向かう最強の父親その深い愛情はフェルディナンドの人生観をも変えるほどの衝撃を与えた
●エーファ……染色の職人(ローゼマインの専属職人「ルネッサンス」の称号を勝ち取る)Hair・翡翠のような緑色*マイン、トゥーリ、カミルの母体の弱いマインが元気になったからと突拍子のない行動も優しく見守る
●カミルHair・紺色 Eye・金色*マイン、トゥーリの弟生まれた直後に離れ離れになった姉マインの顔は覚えていないがマインの作った知育玩具や絵本を楽しむ子に育っている
●ベンノ……ギルベルタ商会のトップ→プランタン商会のトップHair・ミルクティーのような淡い色の癖毛 Eye・赤褐色儲けの種は逃さない野心家で服飾専門のギルベルタ商会は妹夫婦に任せルッツや懐刀のマルクと共に、マインの生み出す様々な発明品を売り出すプランタン商会を興す真面目で面倒見がよく、暴走しがちなマインを叱る係
●オットーHair・焦げ茶色 Eye・茶色*ギュンターの部下*コリンナの夫元々は旅商人だったが、コリンナに一目惚れをし全財産をはたいてエーレンフェストの市民権を買い、安定した職(兵士)に就いたマインを計算や書類仕事の助手にしたいと字を教え、ルッツにベンノを紹介したその後、兵士を退職してコリンナとギルベルタ商会を支えている
●コリンナHair・淡いクリーム色 Eye・銀色のようなグレイ*ベンノの妹*オットーの妻腕の良いお針子にして、ギルベルタ商会の跡取り娘ローゼマインの衣装を扱う縁から、トゥーリを雇い入れる
●フリーダHair・桜色 Eye・茶色*ギルド長の孫娘幼いながらも、金勘定を何よりも愛する生粋の商人ローゼマインの考案したイタリアンレストランを経営するマインと同じ身食いであり、病状安定のため将来は貴族(ダームエルの兄)と愛人契約をする予定
●イルゼ……料理人元はギルド長の家の料理人だったが、マインの提案する数々のレシピに感銘を受け、必死に極めようとする後にイタリアンレストランの看板料理人になる
※マインの発明品を形にする職人たち 弟子は( )内に表記
●ヨハン・(ダニロ)……鍛冶職人●ザック・(セアド)……鍛冶職人●インゴ・(ディモ)……木工職人●ハイディ&ヨゼフ夫妻・(ホレス)……インク職人
※「(前)神殿長=神殿長」で統一表記
※青色=貴族の家に生まれながら魔力が少ないなどの事情で神殿入りした者
平民の青色巫女見習い・マインは特殊な例外
灰色=元孤児で貴族や青色神官(巫女)に仕える者
●フェルディナンド(クインタ)……神官長・領主候補生
→次期アウブ・アーレンスバッハの婚約者
Hair・薄い水色 Eye・金色のように見えるオレンジっぽい色
前領主の息子である(とされる)が、私生児として正妻ヴェローニカに疎まれていた為
神殿に逃れ、神官長として日々を過ごしていた
青色巫女見習いになったマイン時代からの保護者的な存在だったが
ローゼマインの活躍が大きくなり、その後見人としても注目を集め始め
出生の秘密(ユルゲンシュミット・ランツェナーヴェ両方の王族の血が流れている)が
明らかになると中央から危険視され始め、ディートリンデへの婿入りを半強制される
(もう半分はエーレンフェストを守るため、自らアーレンスバッハ行きを志願した)
異母兄である現領主ジルヴェスターとの仲は良好だが
常に死と隣り合わせの虐待から身を守らざるを得なかった環境が原因で
自分にも他人にも妥協を許さない性格になった
その為、ローゼマインとは違った方向で貴族としての常識に欠けている
エーレンフェスト内屈指の魔力と頭脳と奸計の持ち主で
領主候補生、文官、騎士、楽師、医師と一人で何役もこなせるが
それゆえに常に過労死寸前の苦労人
部下や身内からはスパルタの合理主義者として恐れられ、
目的のためには手段を選ばない過激上等なスタイルは
神にまで礼儀知らずの愚か者だと評価された
その一方でフェシュピール(竪琴や琵琶に似た楽器)を爪弾く姿には
失神者が出るほどの熱狂的ファンを持つ美青年
趣味は調合・実験・研究で、夢中になると寝食を忘れてのめり込むので
いかにして研究室から引っ張り出すかが、側近たちの大きな悩みの種
ローゼマインにとっては厳しい師匠であり、頼れる主治医であり、
何よりも優先すべき、かけがえのない存在
●(前)神殿長(本名はベーゼヴァンス)
*ヴェローニカの弟*ジルヴェスター、ゲオルギーネの叔父
貴族としては魔力が少なかったため、神殿に入れられるも
姉からの庇護と身分を笠にきて長年、神殿を牛耳っていた
マインの魔力に目をつけ、他領の貴族に売り飛ばそうとしたため
領主に捕えられ、過去の罪共々、裁かれて処刑された
マインの戸籍ロンダリングetc…に関する矛盾点は、死人に口なしで
全て彼のせいにされる
●エグモント……青色神官
マインを平民出身と蔑む
図書室の資料をわざとばらまいて、マインの逆鱗に触れた
ダードルフ夫人と共謀し、聖典を盗み捕えられる
●フラン……マインの筆頭側仕えの灰色神官
Hair・藤色 Eye・濃い茶色
仕事から体調管理まで、マインの神殿内での生活のフォローをする
紅茶を淹れる腕前は一級品
●ギル……灰色神官見習い
Hair・薄い金色 Eye・一見、黒だけれど、よくよく見ると紫色
当初は反省室常連の悪童だったが、孤児院を救ったマインを尊敬し
有能な側仕えの道を歩み始める
製紙工房の責任者として、ルッツと共に各地に派遣される
●デリア……マインの側仕えの灰色巫女見習い
Hair・深紅 Eye・薄い水色
神殿長がスパイとして送り込んできた少女
神殿長に唆され、マイン誘拐の一端を担ってしまい
生涯を孤児院で過ごすという罰を与えられる
ディルクに姉のように愛情を注ぐ
●フーゴ&エラ……料理人
新事業の目玉として、マインの斬新なレシピ(日本で食べていた料理の数々)を
覚えさせるためにベンノが連れてきたイルゼのライバル
神殿にも、旅にも、貴族街での生活にも、マインと共に移動する
二人の作る新しい料理やスイーツは、領内外の貴族たちの垂涎の的となる
後に夫婦となった
●ヴィルマ……絵が非常に巧い灰色巫女
Hair・明るいオレンジに近い金色 Eye・明るい茶色
ローゼマインの作る絵本等の挿絵を担当する
男性恐怖症で孤児院に閉じこもり、子供たちの世話にあけくれていたが
ベンノの叱咤により神殿の外にも出られるようになった
●ロジーナ……フェシュピールの名手の灰色巫女
Hair・栗色の癖毛 Eye・鮮やかな青色
後にローゼマインの専属楽師に出世する
神殿に入ったばかりの頃のマインは彼女の優雅な動作をお手本にしていた
●モニカ……ローゼマインの側仕えの灰色巫女見習い
Hair・エメラルドグリーン Eye・こげ茶色
真面目で努力家
ヴィルマが大好き
●ニコラ……ローゼマインの側仕えの灰色巫女見習い
Hair・オレンジに近い赤色
美味しいものが大好きで明るく元気
側仕えの仕事より、料理人の手伝いを好む
●ディルク
身食いの孤児
神殿長によるマイン誘拐に利用された
上の事情で次々とトップが変わる孤児院の将来を憂い
自分自身が貴族となり、孤児院を守りたいと決意をする
●コンラート
*フィリーネの弟
継母から虐待されていたところをローゼマインによって助けられる
貴族として必要な分の魔力を奪われていたため、
灰色神官見習いとして遇される予定だが、本人は暴力がなく
衣食住が保障された孤児院暮らしに安心して馴染んでいる
※アウブは県知事、ギーベは市町村長のような役職(ただし世襲制)
●ジルヴェスター……現領主(アウブ・エーレンフェスト)
Hair・青味の強い紫色 Eye・深緑色
*ローゼマインの養父*ヴェローニカの息子*ゲオルギーネの弟
*ヴィルフリート、シャルロッテ、メルヒオールの父
好奇心が強く、負けず嫌いでマイン曰く「小学生男子」な性格だが
領主としての責任感と威厳も出す時には出す
貴族からは忌避されがちな、神殿や下町にも平気で出入りする
自ら青色神官に扮してマインを観察し、自分自身の養女にした
学生時代からフロレンツィア一筋なため、他の夫人を持とうとしなかったが
発言力を増しつつあるライゼガング一族を取り込むため
ブリュンヒルデを第二夫人として娶る決心をする
身内に対する情が深く、それがマイナス方面に作用する事もある
●フロレンツィア……アウヴ・エーレンフェストの第一夫人
Hair・銀に近い金色 Eye・藍色
*ローゼマインの養母*ジルヴェスターの妻*アウブ・フレーベルタークの妹
*ヴィルフリート、シャルロッテ、メルヒオールの母
おっとりとした貴婦人だが、実は年上女房で肝っ玉母ちゃん
ヴェローニカの失脚後、フロレンツィア派の旗頭として
領内の貴族女性たちをまとめようとする
子供たちの危機を何度も救ってくれたローゼマインにとても感謝をしている
●カルステッド……騎士団長・ジルヴェスターの護衛騎士
Hair・赤茶色 Eye・薄い青色
*ローゼマインの義父*ボニファティウスの息子*ジルヴェスターの従兄
頼りがいのあるお父様だが、女性の世界に関しては不器用
マインを自分の第三夫人が生んだ娘ローゼマインという事にして引き取り
領主の養女に出す
実際には四人の息子の父親
●エルヴィーラ……文官
Hair・深い緑色 Eye・漆黒
*ローゼマインの義母*カルステッドの第一夫人*ギーベ・ハルデンツェルの妹
ローゼマインの素性を知った上で、娘として招き入れる度量の深い女性
恋バナとフェルディナンドが大好きで、そのために、故郷ハルデンツェルにも
印刷業を広めようとするほどの行動力を見せる
恋愛作家としても活動中で、フェルディナンド本人だとばれずに
彼を主人公とした小説を書くため、実の息子を女体化させた猛者
●エックハルト……フェルディナンドに名前を捧げた護衛騎士
Hair・濃い緑色 Eye・青色
*ローゼマインの義兄*カルステッドとエルヴィーラの長男
主と定めたフェルディナンドに絶対服従を捧げる
常に「フェルディナンド様にとっての○○」の基準で物事を評価し、
主の敵と見定めたら上位階級者でも排除を躊躇わない過激派忠犬
亡くなった妻ハイデマリーもフェルディナンドの助手を務めており
夫婦で忠節を尽くしていた
ボニファティウスの愛弟子でもあるアンゲリカと婚約したが、フェルディナンドの
アーレンスバッハ行きに従うため、これを解消した
●ランプレヒト……ヴィルフリートの護衛騎士
Hair・赤茶色 Eye・明るい茶色
*ローゼマインの義兄*カルステッドとエルヴィーラの次男
主に対して厳しい態度をとる事ができずに
結局は、我儘を増長させていた
カルステッドの跡を継ぎ、次期騎士団長となる事を期待される
アウレーリアとの間にジークレヒトを授かる
●アウレーリア
*ランプレヒトの妻*アウブ・アーレンスバッハの姪
極度の人見知りで、常にヴェールを被っているため
ローゼマインは彼女の素顔を未だ知らない
●ニコラウス
Hair・明るい栗色 Eye・薄い青
*ローゼマインの義弟*カルステッドと第二夫人の息子
母親がヴェローニカ派だったため、粛清後、孤児院に送られた
ローゼマインに好感情を持っているが、義兄たちからは危険視されている
●ユストクス……フェルディナンドに名前を捧げた文官
Hair・灰色 Eye・茶色
*リヒャルダの息子
情報と素材集めを趣味(兼仕事)とする
側仕え業、文官業、下町の職人たちとの折衝etc…何でもこなせるオールラウンダー
集めた情報を十二分に活かす手腕を持ったフェルディナンドに心酔し
ジルヴェスターではなく、フェルディナンドに仕える選択をする
情報を得るためなら様々な階層の者に扮する努力を惜しまないと胸を張るが
あまりに見事な女装(衣装は自作)は、周囲からドン引かれている
●ヴィルフリート……領主候補生
Hair・淡い金色 Eye・深緑色
*ローゼマインの義兄であり婚約者*ジルヴェスターとフロレンツィアの長男
祖母や父親に甘やかされ、我儘な性格に育ったが
ローゼマインとフェルディナンドのトラウマ級教育により更生した
幼少時に図らずも犯した罪により、領主候補生としての評価は
ローゼマインより低く、焦りを見せることもある
貴族院では、図書館目当てに暴走するローゼマインのフォロー役だけに徹しがちで
彼女の価値を理解し、活かすレベルにまで登れていないのが実情
本来は、素直で負けず嫌いな性格の少年
●シャルロッテ……領主候補生
*ローゼマインの義妹*ジルヴェスターとフロレンツィアの長女
ローゼマインをお姉さまと慕い、追いつこうと頑張るが
色々と規格外な彼女には届かずに、尊敬の念ばかりが高まる
優秀な上に努力家な少女
●メルヒオール……領主候補生・次期神殿長
Hair・青紫色 Eye・青色
*ローゼマインの義弟*ジルヴェスターとフロレンツィアの次男
末っ子らしく、天真爛漫な性格
ローゼマインの影響を受けて育った新世代のためか
神殿に忌避感を持たず、次期神殿長として勉強中
●ボニファティウス……元領主候補生・元騎士団長
*ローゼマインの義祖父*カルステッドの父*前領主の兄
野生の勘と筋肉で生きる脳筋家系のルーツ
アンゲリカとは脳筋師弟
孫息子ばかりの中に、初めてできた孫娘を溺愛するが
触れ合う際の力加減が分からずに、虚弱なローゼマインを物理的に殺しかける
●ヴェローニカ……前領主の正妻
Hair・金色 Eye・緑色
*ジルヴェスター、ゲオルギーネの母*神殿長の姉
身内にはとことん甘く、敵には執拗な攻撃を加える
特に夫が他の女性に生ませた(とされる)フェルディナンドに対しては、
命の危険が伴うレベルの攻撃を加えていた
弟である神殿長の犯罪をもみ消し続けていた罪で幽閉中
ローゼマイン自身とは面識がない
●ガブリエーレ
*ヴェローニカ、神殿長の母
元はアーレンスバッハの姫君で、父親の威を借り
無理やり、当時の領主候補生の下へ嫁いできた
その際に彼女が連れてきた側近たちの子孫が
現在のヴェローニカ派、ゲオルギーネ派の中核となっている
作品開始時にはすでに故人
●前ギーベ・ライゼガング
*カルステッドの母方の祖父(ローゼマインにとっては義理の曽祖父)
ガブリエーレの輿入れに端を発する、娘や孫の冷遇に心を痛めていた
そのため、アーレンスバッハの血を引かないローゼマインに期待をかけながら
永眠する(マイン→ローゼマインの戸籍ロンダリングを知らない)
●シキコーザ……青色神官→騎士
Hair・黄緑色 Eye・深緑色
青色巫女見習いマインの護衛任務中に
逆に平民相手だからと、理不尽な暴力をふるう
その後、命令違反の罪で処刑される
名前を逆から読むと…
●ダールドルフ夫人
*シキコーザの母親*ギーベ・ダードルフの後妻
息子の死の原因となったローゼマインを恨み、聖典を盗み自殺した
●グラオザム……ギーベ・ゲルラッハ
*マティアスの父
エーレンフェストの貴族でありながらゲオルギーネに忠誠を捧げる人物
数々の陰謀に関わってきたとされるが、証拠はない
●ダームエル……護衛騎士Hair・地味な色合いの茶色 Eye・灰色下級貴族出身青色巫女見習いだったマインの護衛任務に失敗するがマインの嘆願により厳罰をまぬがれ、それ以来、忠誠を誓い続けるローゼマインへと立場が変わっても、一番信頼のおける騎士結婚相手に恵まれないのが悩みの種
●ブリギッテ……元護衛女騎士Hair・暗い赤色 Eye・アメジストのような紫色*ギーベ・イルクナーの妹ダームエルとは、お互いに淡い感情を持っていたが身分や価値観の差は埋められず、他の男性との結婚を機にイルクナーへ戻る
●アンゲリカ……護衛女騎士Hair・淡い水色 Eye・深い青色黙っていれば可憐な美少女だが、その実態は考える事が大嫌いな脳筋娘あまりに酷い成績にローゼマインは「アンゲリカの成績を上げ隊」を結成した愛用の魔剣シュティンルークに魔力を貢ぎ、戦闘力を強化する事だけを目標に突っ走る姿は、ローゼマインと「似た者主従」と評価される護衛騎士としては一流で、ローゼマインに手を上げる者ならヴィルフリートやフェルディナンドが相手でも即座に反撃しようとする(ただの脊髄反射という気もするが……)
●コルネリウス……護衛騎士Hair・若葉のような明るい緑色 Eye・黒色*ローゼマインの義兄*カルステッドとエルヴィーラの三男ローゼマインに仕える内に、貴族的な考え以外の広い視野を身につけ始める公的には主と騎士としての態度を崩さないが、私的な場では優しいお兄さんレオノーレと交際中だが、恋バナ大好きな母親や妹にはなるべく隠しておきたいと思っている
●レオノーレ……護衛女騎士見習いHair・葡萄色 Eye・知的な藍色*ギーベ・ライゼガングの姪文官のようにも見える、落ち着いた雰囲気の少女敵にがむしゃらに突っ込んでいくだけの騎士見習いが多い中で予め、敵について調べてから弱点を攻略するスタイルを取れる知性派
●ユーディット……護衛女騎士見習いHair・ふわふわとした明るいオレンジ色 Eye・菫色アンゲリカに憧れるが、彼女の残念な面がきちんと見えているのかどうかは不明射撃や投擲の腕前が高く、遠距離戦を得意とする
●テオドール……護衛騎士見習いEye・菫色*ユーディットの弟将来はギーベ・キルンベルガの護衛騎士を希望するため貴族院でのみローゼマインの護衛をするパートタイマー側近
●マティアス……ローゼマインに名前を捧げた護衛騎士見習いHair・濃い紫色 Eye・青色*ギーベ・ゲルラッハの息子ヴェローニカ派の子供たちの中心的存在親世代と袂を分かち、ローゼマインへの名捧げを決意した注意深く、生真面目な性格
●ラウレンツ……ローゼマインに名前を捧げた護衛騎士見習い*ギーベ・ヴィルトルの息子Hair・深緑色 Eye・オレンジ色親世代と袂を分かち、ローゼマインへの名捧げを決意した粛清により孤児となった弟がいるノリが良く、明るい性格
●トラウゴット……元護衛騎士見習いHair・濃い金色 Eye・群青色*リヒャルダ(母方)、ボニファティウス(父方)の孫*ユストクスの甥主の命令を聞かず、独走しがちなため解任に近い形で辞任させられたあまりに自己中心的な考えはローゼマインすら呆れさせた
●フィリーネ……文官見習い・次期孤児院長
Hair・蜂蜜色 Eye・若葉のような黄緑色
下級貴族の娘だが、継母に冷遇され肩身の狭い思いをしていた
そんな境遇から、自身と弟救ってくれたローゼマインを敬愛し
様々なお話を集めて捧げる事を誓う
ダームエルに歳の差片思い中
●ハルトムート……ローゼマインに強引に名前を捧げた文官・神官長
Hair・特徴的な朱色 Eye・茶目っ気を感じる明るい橙色
*オティーリエの息子
ローゼマインに心酔し、聖女伝説を盛り上げようとする狂信者的少年
その尋常ならざる熱意に、クラリッサ以外の同僚や
当のローゼマイン自身からは物凄く引かれている
フェルディナンドの婿入りに伴い、次代の神官長となる
●ローデリヒ……ローゼマインに名前を捧げた文官見習い
ヴェローニカ派の両親に唆され、ヴィルフリートを
それと知らずに陥れてしまった少年
周囲からの冷たい視線の中、自分の作った物語を評価してくれたローゼマインに
忠誠と新しい物語を捧げ、作家として本を増やす手伝いをするようになった
過去のいきさつから両親との仲は悪い様子
●ミュリエラ……ローゼマインに名前を捧げた文官見習い
Hair・桃色 Eye・緑色
旧ヴェローニカ派の子
ローゼマインに名捧げをするが、エルヴィーラの恋愛小説の大ファンで
いずれは彼女の下で働きたいと希望する
●リヒャルダ……筆頭側仕えHair・薄い灰色 Eye・黒色*ユストクスの母*トラウゴットの祖母上級貴族の未亡人で、代々の領主一族の子供たちを時に愛情深く、時に腕に物を言わせて養育してきた女傑彼女に対しては、フェルディナンドすら頭が上がらないローゼマインの虚弱体質と、息子の変人っぷりが悩みの種
●オティーリエ……側仕え*ハルトムートの母息子とその婚約者の熱すぎるローゼマイン信仰に対してはすでに匙を投げた
●ブリュンヒルデ……側仕え見習いHair・真紅 Eye・飴色*ギーベ・グレッシェルの娘学生時代は常に新しい流行を発信するローゼマインに仕えエーレンフェストの影響力を上げたいと考えていたが各派閥のバランスの調整役として領主一族を支えるためにアウブの第二夫人に名乗りを上げた
●リーゼレータ……側仕え見習いEye・濃い緑色*アンゲリカの妹落第寸前だった姉の面倒を最後まで見てくれたローゼマインに恩義を感じている真面目で控えめな性格で、可愛らしい小動物が大好き
●グレーティア……ローゼマインに名前を捧げた側仕え見習いHair・灰色 Eye・青緑色神殿の子という出生から家庭内で冷遇され続け内気でネガティブな性格になったヴェローニカ派の粛清を、家族との縁を切るチャンスだと思いローゼマインの庇護を求めた
●ベルティルデ……側仕え見習いHair・ローズピンク Eye・飴色*ブリュンヒルデの妹アウブに嫁ぐことになった姉に代わり婿を取り、グレッシェルを治める予定
●ゲオルギーネ……アウブ・アーレンスバッハの第三夫人→第一夫人Hair・金色 Eye・緑色*ヴェローニカの娘*ジルヴェスターの姉*アルステーデ、ディートリンデの母*神殿長の姪元々はアウブ・エーレンフェストになるべく育てられていたが、歳の離れた弟に魔力量で劣ったため候補から外され、祖母の出身地でもあるアーレンスバッハに第三夫人として嫁がされた政変を切っ掛けに第一夫人にまで登りつめ、その地位を利用してエーレンフェストを不気味に脅かすその目的は不明叔父である神殿長とは親しくしていた
●レティーツィア……アーレンスバッハの領主候補生Hair・金色 Eye・青色*アウブ・アーレンスバッハと元第一夫人の孫娘政変で領主一族が激減したため、他領の親の下から養女として連れてこられたまだ、幼いためフェルディナンドの教育を受け、成人後にはヒルデブラントを婿に取り、アウブになる予定
●アルステーデ……アーレンスバッハの上級貴族Hair・紫に近い青*ゲオルギーネの娘*ディートリンデの姉ゲオルギーネの指示の元、暗躍する
●ビンデバルト伯爵……アーレンスバッハの貴族神殿長と共謀し、マインを誘拐しようとしたが直前にジルヴェスターとの養女契約が成立していたため逆に他領の領主一族に攻撃した者として捕えられたガマガエルにそっくり
●ハイスヒッツェ……ダンケルフェルガーの騎士フェルディナンドを好敵手と一方的に思い込んでいる勝負に負けた証に恋人の刺繍入りマントをずっと預けていた
●王……現王(ツェント・トラオクヴァール)Hair・青みがかった銀色政変時、他の王子たちが殺しあった結果、思いがけず王の座を手に入れたそのため、王位に必要なグルトリスハイト(聖典)の在りかを知らず国の統治にも支障をきたしているしかし、それを理由にユルゲンシュミットの危機にも立ち上がろうとしなかった姿勢はフェルディナンドを激怒させた
●ジギスヴァルト……第一王子・次期王位継承者Hair・金色 Eye・深緑色穏やかで育ちの良さげな雰囲気の男性良くも悪くも王族視点でしか物事を見られない図書室を持たない王子なのでローゼマインからの評価は低い
●アナスタージウス……第二王子Hair・金色 Eye・グレイ尊大な性格ではあるが、親切にアドバイスもくれる次期王位に関係なくエグランティーヌに恋し、ローゼマインの協力の下それを実らせた
●ヒルデブラント……第三王子Hair・青みがかった銀色 Eye・明るい紫本来なら入学できる年齢ではないが、王族としての責務から貴族院に入っている図書館で生き生きと過ごすローゼマインを見て好意を持つがレティーツィアとの婚約を決められてしまったそのため、早くシュタープを得たいと焦る気持ちをラオブルートに利用される
●ラオブルート……中央騎士団長王族への忠誠心の厚い騎士団長だと思われたが…その実は熱狂的な聖典原理主義者ジェルヴァージオと組み、王族に対するクーデターを目論む
●エグランティーヌ……第1位クラッセンブルクの領主候補生→貴族院教師Hair・金色 Eye・明るいオレンジ*政変の最中に死亡した前第三王子の娘*アウブ・クラッセンブルクの孫であり養女自身の選択次第で、再び政権争いが始まるのではないかと恐れアナスタージウスからの求愛を避けていたが、ローゼマインからのアドバイスによりお互いの率直な心を話し合い、思いを通じ合った卒業後は、教師という形で貴族院に再び現れた
●ハンネローレ……第2位ダンケルフェルガーの領主候補生Hair・淡いピンクとも紫ともつかない色 Eye・赤色*レスティラウトの妹間の悪い体質で何をするにもタイミングを逃してしまうローゼマインの暴走から本好き認定されるが、エーレンフェストの恋愛物語を読むと本当にその虜になってしまった体育会系な自領の空気についていけない気弱な姫君だったがローゼマインの姿勢に触発され、少しずつ自分の意見を主張できるようになってきた外伝の主人公でもあるが、そこではお淑やかながらもダンケルフェルガー的思考で行動する一面も見られる
●レスティラウト……ダンケルフェルガーの領主候補生Hair・銀 Eye・紅*ハンネローネの兄良くも悪くも直情的で気が短いローゼマインを偽聖女と呼び毛嫌いしていたがその価値を認めた後は、一転して、自らの第一夫人にと求婚するダンケルフェルガーらしい体育会系ではあるが、趣味は絵を描くこと
●クラリッサ……ダンケルフェルガーの文官見習い →ローゼマインに強引に名前を捧げた文官Hair・こげ茶色 Eye・青色*ハルトムートの婚約者 ディッター勝負でのローゼマインの策士っぷりに感動し、部下として仕えるためにハルトムートと婚約を決めた望むものは熱意と根性と力で勝ち取るダンケルフェルガー的女子成人するや否や、身一つでエーレンフェストに駆けつけてきて周囲を戦かせた
●アドルフィーネ……第3位ドレヴァンヒェルの領主候補生Hair・ワインレッド Eye・琥珀色*オルトヴィーンの姉*ジギスヴァルトの婚約者→第一夫人華やかで勝気な雰囲気の美少女
●オルトヴィーン……ドレヴァンヒェルの領主候補生*アドルフィーネの弟ヴィルフリートの友人であり、ライバル姉には逆らえない
●ディートリンデ……第6位アーレンスバッハの領主候補生Hair・金色 Eye・緑色*ゲオルギーネの娘*フェルディナンドの婚約者祖母・ヴェローニカによく似た外見の持ち主教育された貴族とは思えないほどに傲慢で自己中心的な性格次期アウブ・アーレンスバッハに内定しておりフェルディナンドを婿に迎える予定だが自分がレティーツィアが成人するまでの、中継ぎのアウブである等重要な事は何も知らされていない様子卒業式で選別の魔法陣を光らせた事で我こそが次のツェントだと舞い上がった所をレオンツィオに煽られ、暴走し始める
●ライムント……アーレンスバッハの文官見習いHair・黒色*ヒルシュールの弟子少ない魔力で効率よく魔術具を動かす研究に優れる数々の魔術具発明者であるフェルディナンドに憧れる図書館に必要な魔術具の研究・開発に努めるかたわら、極秘裏にローゼマインとフェルディナンドの文通を取り持つ
●リュールラディ……第10位ヨースブレンナーの文官見習い恋物語に憧れるロマンチストな少女ミュリエラと、本の感想を語り合うほど仲が良く出版業が盛んなエーレンフェストへの嫁入りを希望している
●リュディガー……第15位フレーベルタークの領主候補生Hair・淡い金色 Eye・藍色*両親のアウブ・フレーベルターク夫妻は共にアウブ・エーレンフェスト夫妻の兄、姉にあたる従兄弟穏やかな性格で困窮する自領を助けるために自らも神事を行う
※教師は全て中央に籍を置く王族or貴族だが、基本的に寮監はその領地の出身者
●ヒルシュール……エーレンフェストの寮監*フェルディナンド、ライムントの魔術具研究の師ヴェローニカからの圧力に屈さずにフェルディナンドを守ったそれと同様に現在も「学問と領地同士の争いは無関係」という姿勢で、ライムントを弟子としている研究に没頭すると、周囲が見えなくなるマッドサイエンティスト
●ルーフェン……ダンケルフェルガーの寮監爽やかな熱血教師騎士の戦略的スポーツ・ディッターが大好きで、そのためにローゼマインに騎士コースを取らせたがる
●フラウレルム……アーレンスバッハの寮監*ビンデバルト伯爵の身内キンキンした声でよく怒鳴る騎獣作成の授業でローゼマインに恥をかかされたと思いこみ以降、エーレンフェストを目の敵にする
●グンドルフ……ドレヴァンヒェルの寮監眼光鋭いおじいちゃん先生ヒルシュールとは研究仲間
●ソランジュ……貴族院図書館司書Hair・薄い紫色 Eye・青色穏やかな老婦人中級貴族のため、魔力が弱く図書館運営に必要な魔術具が維持できずにいて困っていた図書館に並ならぬ愛情を持ち、厚意で魔力を提供してくれるローゼマインに感謝をしている
●ジェルヴァージオ(テルツァ)……ランツェナーヴェの王族Hair・銀色王族でありながら、ランツェナーヴェの地で冷遇されている一族の安住の地とするためにユルゲンシュミットを乗っ取ろうとする魔力が多く、ツェント候補として神々に認められる実力の持ち主
●レオンツィオ……ランツェナーヴェの王族Hair・金と栗色の中間くらい Eye…琥珀色*キアッフレード王の孫甘い言葉でディートリンデを唆すユルゲンシュミットでシュタープを得た後にランツェナーヴェに戻り王として君臨するのが望みだった
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