大陸東部辺境のテルシア家に長年仕えた一人の騎士。老いて衰え、この世を去る日も遠くないと悟った彼は、主家に引退を願い出、財産を返上して旅に出た。珍しい風景と食べ物を味わう気ままな一人旅に。彼は知らない。それが大陸中で語り継がれる冒険譚の幕開けとなることを。長編グルメ・エピック・ファンタジー、ここに開幕!
本作品の主人公でかなりの老齢である(物語開始時58歳、終了時73歳以上)家族はいないようだが、全員死亡したのかどこかに嫁いだのかは不明老いたとは言え、その腕はあまり衰えてはおらず、生きる事を決めた後は何故か全盛期に実力が戻りつつある業物の武具などはすべてテルシア家に返上したため、護身用の剣ぐらいしかないその武器はスタボロスの亡骸を守っている際に折れた特定の国ではなくすべて人民に対し誓いを立てた事から&ruby(ガルデガーシ・グエラ){人民の騎士};とも呼ばれる第1章の2話目に鉈剣と呼ばれていた剣を手に入れる。ちなみに魔剣である主君家の姫、アイドラを愛していた
任務で遠征に出ていた間にアイドラが近隣領主のコエンデラ家に嫁入りすることが決められていて愕然とする
アイドラが正式な婚姻を認められることのないまま乳児のジュールランをかかえて戻ってきた時には、コエンデラ家に対して激怒する(それを許した主君たるテルシア家にも怒りを抱く)
実はその時期にアイドラに、生まれた子を自分の子として受け入れることも示した上で求婚していたが、拒絶されていた(書籍版5巻295頁)
拒絶された理由は、実はその子供ジュールランはコエンデラ家の血は引いておらず、その頃祖国を負われてコエンデラ領に身を寄せていたパルザム王国の王子ウェンデルラントとの間に生まれた者だったから(この縁により、のちにジュールランはパルザム王子として迎え入れられ王となる)
それを知らないまま絶望し、煩悶の果てに、愛するアイドラとその子ジュールランに全てを捧げるという誓いを立てる
齢を重ね老境を自覚し、生まれのために外に出ることが許されなかったアイドラの分まで外の土地で様々なものを見聞きし食してその話を伝えようと思い立って、死出の旅に出た
第1章の10話目に、ふとしたことから得た魔剣が約束していた宝剣であると定義し、魔剣もその事を認めたような反応を示し、バルドも死に場所を求める旅から生きるための旅をすることにした
終章の雲海で懐かしき人々(幻影)と邂逅した。その後はジュルチャガの死を見届け、カーズとジュルチャガ共に再び歩き出した。北の辺境にて足跡を辿ることが出来るがその後の消息は不明である
バルドが乗っている馬。
31歳とかなりの年月を生きたが第1章の1話目にアイドラの元に旅立った
その肉はバルドとゲルカストのンゲド・ゾイ・エングダルによって食べられ、革は剣の鞘になった
名前の意味は『馬を呼ぶ魔法』である
アイドラと共に、死してなおバルドを助けている
バルドはスタボロスの死後に手に入れた古代剣にスタボロスの名をつけ
その名を叫ぶことで、霊剣たるその剣の真の力を発揮することができるようになった
人々はいつしかその剣を「神剣スタボロス」と呼ぶようになり、バルドがそれを掲げて見せるだけで大喝采を送るようになった
霊峰フューザにつながる風穴奥、「試練の洞窟」内において、神馬オルドスタンにまたがる戦神マダ=ヴェリとバルドが戦うことになった際に、バルドの召喚に応じて復活し、バルドを乗せて戦い抜き、勝利した後にバルドにさすられバルドの顔のあちこちを舐めつつ消滅していった
その名は大英雄バルドの持つ神剣の名として後代に残ることになる
ブランドー家の長男でバトルアックス使いナイフを弾いたバルドに恐れを抱き、戦意喪失した
ブランドー家の三男で投げナイフ使いバルドの作り出した隙にナイフを投げるが弾かれ、戦意喪失した
ブランドー家の五男で弓使いナイフを弾いたバルドに恐れを抱き、戦意喪失した
バルドが育てた、パクラ領屈指の若手騎士
バルドが何故テルシア家より離れたのかを理解しているが断られるのをわかった上でバルドに戻るように言った
渋々説得を諦め、一袋の金貨を駄賃として渡した
また、酒壺を3つ選別として渡した
のちにテルシア家筆頭騎士となるが、ジュールラン(ジュールラント王)に請われてオーヴァ河の向こう、パルザム王国に移動する
そこでも頭角を現し、王の幼なじみにして腹心たる中軍正将としてパルザム軍の重鎮となる
シンカイ軍との戦いに際しては、ジュールラント王の影武者としてシンカイ軍騎馬隊を山中へ引きずりこむ大役を果たした
王没後もパルザムに残り将軍として代王シャンティリオン、次王バルドラントの元で忠誠を尽くす
ドルバ領主カルドス・コエンデラの側近といえる騎士バルドの事をバカバカしく思っているがカルドスの命もありバルドを誘ったシーデルモントがバルドに渡した金貨に目が眩み、ヴェン・ウリルと共に奪おうとするヴェンとバルドの決闘に割り込んだが、奇策にハマりバルドに討ち取られる
現パクラ領主シーデルモントよりバルドが何故テルシア家を離れたのかを聞いていると思われる断られるのをわかっていたのかシーデルモントに「帰り来たらずばせめても安らけき旅を」(帰ってこなくてもせめて安らかな旅を祈っているという意味だと思われる)と伝言していた
現ドルバ領主欲の深い男でテルシア家を使い潰そうとしているそのためにバルドを引き込むようにヨティシュに命令した
&ruby(ロロ・スピア){赤鴉};と呼ばれる騎士ヨティシュからの依頼でバルドと決闘した正規の剣法を訓練した剣士で戦闘凶ではあるが腕は良い自分なりの流儀があるのかヨティシュが死んだ後は決闘をやめて立ち去ったその後はあることに金が必要なため自分を100万ゲイルで売りに出し、バルドに金貨93枚で買われた。しばらく別行動であった再開後にバルドの養子になり、カーズ・ローエンと改名し、バルドと共に北の大地に消えていった彼の持っている剣はヴァン・フルールと呼ばれる魔剣である
薬師の老婆不思議な術を使うことが出来る魔女
特別辺境勅使の司祭一夜熱にかかり寝込んでいたが薬師にその病気について教わっていたバルドによって治った再開後には枢密顧問になっていた終章にて死亡が示唆されているがいつ死亡したは不明
パルザム王国所属
バリ・トードと行動を共にしている年配の騎士
バルドが認め交誼を結ぶ勇敢にして誠実な騎士だったが、シンカイ軍の侵攻の際に王を守り物欲将軍(ルグルゴア・ゲスカス)に立ち向かい戦死する
遺児ティグエルトがのちに王の腹心となり、ゴドン・ザルコスの姪レイリアを娶り、ふたりの間にできた子のうち三男、叔父の魂を受け継いだ「ゴドン・アルバルス」がのちに「大障壁公」と呼ばれる豪傑に成長することになる
バリ・トードと行動を共にしている若輩の騎士シャンティリオンは剣王という意味があるがザイフェルト曰く『万に一人の剣才の持ち主』魔剣である&ruby(イーレ・シチェル){青ざめた貴婦人};を帯剣している
&ruby(ゴーラ・チェーザラ){腐肉あさり};という二つ名を持つ盗賊出会いは最悪に近い形だが縁があり、バルドに心酔するようになるリンツ伯とバルドとの仲介役をしているかなりの駿足でヴェンすらも捉えるのが難しい
終章の雲海にて死亡。その際バルドの事を父親代わりに見ていた事を明かしたバルドは遺髪を持ち帰ろうとしたが、本人(幻影)とカーズにより否定され、遺髪を手放す。
前パクラ領主ヴォーラ・テルシアの妹の息子王陛下となっていたが、カイネンと同年に亡くなった(過労死か病死かは不明)
ジュールランの横にいた
ジュールランの母親ずっと体調が優れなかったが少し良くなった時にバルドに手紙を書き、中庭にて息を引き取っているのが侍女に発見されたジュールラン曰く死に顔は安らかで幸せそうだった生前バルドに本当の宝剣を授けると約束していた
カルドスの弟アイドラの手紙を欲しがり、オズワルドと共に襲撃したが討ち取られる
父親を殺して成り上がろうと襲撃したがバルドに討ち取られる
アイドラの祖父アイドラが8歳の時に亡くなっている
ドルバ領の重臣の一人
&ruby(パンザール){暴風};の二つ名持ちカルドスの庶子で、分家を継いだ男バルドと戦ったが右手を見て何か思ったのか突然武器を納めて去っていったその後はコリン・クルザーを伴いバルドの後を追い雲海に消えていったと思われるが消息は不明
ゲルカストの戦士で偶然居合わせたのでスタボロスの肉を共に味わった名前の意味はンゲドが戦士、ゾイが氏族名であるゾイ氏族の族長である
バルドを山賊と思い込み襲ってきた現メイジア領主カイネンに半ば無理やり領主を譲りバルドの旅に同行した第2章の10話目にメイジアに戻った
領民を助けるために岩に潰され死亡。その後雲海にて妻らしき人といた
ゴドンの妹病死した
ユーリカの夫ユーリカが亡くなった5年後に病死した
ドラノーの騎士で死灰病が流行った村を焼き払いに行くところだった。
革鎧の店の店長バルドが持ち込んだ魔獣の皮を見てポルポを紹介した
革鎧職人で魔獣の皮を扱える
ルジュラ=ティアントという妖魔の子供エンザイア卿の弟に利用されていたバルドが持っていた魔剣を見て&ruby(シャントラ・メギエリオン){神竜の宿る剣};と呟いた
モウラと共にいる精霊
白獣王と呼ばれていた馬でエンザイア卿の弟に親族を殺された怒りを利用されていたバルドと目線だけで意気投合し、共に旅をすることになる
シェサ領主の長男
次男を生んだ父の後妻に憎まれ跡目争いが勃発することを嫌い、ルジュラ=ティアントのスィに自分が死んだことになるように幻影を頼みそのまま逐電しようとした
気づいていた騎士ガルクスに捕まり、そのまま二人で旅に出た
その後、故郷とそれほど離れていない村で、困窮していた村人たちに乞われて残留し、慕われて村長となる
7年後、テンペルエイドと名を変えた彼のもとにバルド・ローエンが訪れる
辺境の寒村ながらも力の限りまとめていたが、皮肉にもそのために義母に気づかれ刺客を送りこまれる
村人を守るためにと一時は母親を殺す決意をするが、バルドに見抜かれ他の道を示される
新興いちじるしいフューザリオンという新しい土地を教えられ、村人たちもろともの移動を決意し領主ジュルチャガとドリアテッサ宛の手紙を託される
すばらしき英傑であり、彼を知ったバルドの従者タランカが、彼が移住してきたらジュルチャガ王の地位もあやういと危惧するほど
半年にわたる旅の末にフューザリオンに到着
少し離れた川沿いの土地を与えられ、大河オーヴァの水運を担うフューザリオン国の重鎮となってゆく
のちにはオーヴァの流れゆく先を確かめたいと、48歳の時に57歳の騎士ガルクスを伴い船旅に出る(老騎士外伝短編集「テンペルエイド」より https://ncode.syosetu.com/n5208ca/3/)
オーサの弟
おそらくはシェサ領主に仕えていた騎士
オーサの死が幻影であることに気付いており、オーサに騎士になるように諭し、オーサと共に旅立った(その時19歳)
オーサ(テンペルエイドと名を変えた)をその後もずっと支え続け、外伝では57歳になってなお48歳のテンペルエイドに付き従っている姿が見られる
ゴリオラ皇国の騎士で『イル・パージエ・コヴリエン』はコヴリエンの子爵という意味がある姫に捧げる為に魔獣を探していたが従者たちに裏切れ倒れていたところをバルドたちに発見された家宝である&ruby(シャーリ・ウルール){夜の乙女};を持っている
バルドに剣を教えた流れの騎士
バルドに剣の基礎を叩きこんだ後、数々の技を見せたが、細かく教えることはせずに旅立っていった。
ハドル・ゾルアルスとも面識があり、ザルパン大公国滅亡の際に遺児ヴリエントルグ(ヴェン・ウリル、カーズ・ローエン)が生き延びていることを伝えた。
ゲルカストの戦士コマジエを殺し、イチェニケミを瀕死にした騎士ガープラを差し出すように言いザイフェルトはガープラに罪を問いただし、認めた為に首を跳ねたその首をよこせと言ったのでザイフェルトは決闘を申し込んだその申し込みを笑ったがそれは嘲りではなくガープラを許したという意味も込められている
ザイフェルトの部下の一人妖魔に誑かされたのか恩を仇で返してしまったザイフェルトに首を落とされた
パルザム王国辺境騎士団長ザイフェルトの部下、副団長。書籍2巻246頁初登場。
ロードヴァン城の騎士たちの中で最もザイフェルトを嫌っていた人物だった。(書籍3巻16頁)
騎士団長ザイフェルトの留守中、部下が罪を犯したことでゲルカストたちがロードヴァン城に押し寄せた際、是非を聞かずとにかく人間を守ろうとして、帰還してきたザイフェルトと対立する。
しかしかつて自らの父親がゲルカスト族長ゾイ・エングダルに不義理をはたらいたことを知り後悔に泣き崩れる。
エングダルを探しに行く旅に同行し、オーヴァ河を越えて訪ねたエングダルに対して父の不義理を心から謝罪し、許しを得てまた泣いた。
自分を迎えに来てくれたことをエングダルが自らロードヴァン城に伝えたことにより大いに面目を施す。
その後、ゴドン・ザルコスの故郷メイジア領奪還戦にも参加。
戦勝後の宴でゴドンが語ったバルドの英雄譚を聞いて、バルドに尊敬のまなざしを注ぐ。
バルドと別れてロードヴァン城に帰還。
辺境競武会の際には騎士団長ザイフェルトとの確執は完全に解消されており、バルドも含めて共に食事をし自ら場を盛り上げる。
四日目の、片手剣部門模範試合(バルドが優勝者と戦う)の際に、バルドの相手となったエネス・カロンに対してバルドの強さを伝え油断をいましめた。
マヌーノたちに率いられた魔獣の大群がロードヴァン城を襲撃した際には北門の守備にあたり、弓兵隊を指揮して奮戦する。
戦いの果てに意識を失ったバルドが長き昏睡から目覚め、損害を聞いた際に、彼の死が伝えられた。(書籍4巻54頁)
ヤガン家は、彼の死後、従弟のウォルタルプ・ヤガンが継いだ。
時を経て、ウォルタルプはパルザム王国王都西方の都市カッセを守るためのグリスモ城騎士団長に任ぜられる。
顔つきやがらがら声がヤガンにそっくりで、かつてヤガンに指導を受けていたティグエルトとロンガは彼の前ではつい背筋が伸びてしまう。(書籍5巻312頁)
ユーリカとカイネンの子供
ゴドンの叔父でゴドンがいないこと良いことにゴドンの妹夫婦を監禁して好き勝手に振る舞っていた最終的にはゴドンの手によってバトルハンマーで叩き潰された
クリトプの息子
ゴリオラ皇国の妃ドリアテッサを亡き者にしようとしていた女官頭の遺書に行ったことが書き込まれており、侍従長が聞きに行くと狂ったように自白した
ゴリオラ皇国の姫でドリアテッサの学友
辺境競武会の馬上槍部門の優勝者
巨躯で異相だが心根は優しい
トード家の料理人。
美食のためならどれだけ財を費やしても気にしない性分のために、雇い主から嫌われるばかりだった。
だがその食への情熱と提供する料理は本物で、舌の肥えた食いしん坊騎士たるバルドを幾度となく圧倒し屈服させ白旗をあげさせる。
当人は美食を誇るつもりはまったくなく、とにかく美味を追及するばかりである。
その追及というのは、食事単体の美味さだけではなく、食事する際の環境や食べる相手の年齢体調、環境や精神状態までも見抜いた上で、相手が最も美味いと感じるように整えた上で提供されるものなので、味はもちろん料理というものがわかる相手にはこの者を使うしかないとあきらめる以外になくなる超絶的な名料理人。
「そのチャルパシュは当家の菜園で最後に収穫された物でございます。できるだけ素材本来の味をお楽しみいただけるよう調理いたしました。当家の土の味を覚えていていただきたかったのでございます」(書籍版4巻165頁)
「牛の尻尾は、牛の解体をするけれど肉は食べられない人たちにとって、秘密のごちそうなのであります。一見下卑た食材にみえるのでありますが、そのスープは濃厚で力強く、しかも浮き出してくる油とあくを丁寧に除いてやれば、王宮の食卓にも出せる高貴な味となるのであります。」(書籍版4巻286頁)
のちに、彼の情熱を理解し後援してくれる女王の後ろ盾を得たことで、彼の芸術は世界的に広まることとなる。
「カムラー。外国のどのような使節がみえても恥ずかしくないような、いえ、目をみはり驚嘆するような食文化の花を、フューザリオンに咲かせなさい。食材も、調理法も、盛りつけも、供するそのしかたも、前例にとらわれず、あなたが最高と思えるやり方を追求しなさい。フューザリオンは新たな伝統を創出し発信する場となるのです。財は惜しみません」(書籍5巻166頁)
「各国から料理人の修業申し込みの予約が詰まってヌーバが苦労しているのをご存じでしょう。」(書籍版4巻219頁)
パルザム王国の典儀官
知識が豊富で典儀官として有能だが、頑固者として知られている
伯爵位を持っているが位階貴族(領地をもたないず、世襲も出来ない貴族位)
暗黒神パタラポザに関する知識にすら詳しかった
バルドに儀礼作法を教えるために付けられたが、厳しさと話の長さでバルドを辟易させた
シャンティリオンと共に行動している騎士
剣匠でその名は継承されている先代ゼンダッタはバルドが持っていた魔剣を研ぎあけた時に亡くなった。特殊な方法とはおそらく自らの命を持って研ぐ事だと思われる
エストの民の一人どうやらバルドに何かを感じ取ったようで一夜を共にした最終章にてバルドの子を産んでいた事が判明
女神。
太陽神コーラマが美しきネーレと情を交わしたところ、妻のゾナが怒り、恐るべき武器「コーラマの憤怒の矢」を持ち出したが、コーラマがネーレを醜い蛇の姿に変えるという条件を持ち出して怒りを静めたという。
その名はマヌーノ(女体状の蛇魔物)の女王に伝えられている。
元から人間も含めた魔物を支配する能力を持っていたが、女王がより強い支配力を持つ竜人に精神支配されてしまったために、配下のマヌーノたちに魔獣を支配し人間相手に暴れさせるように命じることになる。
バルドの魔剣により一時的に自我を取り戻し、自分を支配する相手への対抗策としてバルドに「ヤナの腕輪」を託した。
バルドがパタラポザを倒したことにより完全に解放される。
のちに、老いたバルドが訪ねた際に、解放への礼と共にその名を告げた。
その際にバルドの血を受け分析し、初代王につながる者だ、懐かしいと語った。
神話とその発言から、神話に語られる「蛇に変えられた美女」本人である可能性が高い。
ジョグの養子バルドの息子
支援BIS
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