&ref(narou.png,nolink,運命を紡ぐ双子);「運命を紡ぐ双子と想いのキセキ」を読む
魔法をもとに栄華を極めた時代も終わりを迎え、人々は古代文明が遺した軌跡をなぞるように今を生きている。それでも各地には未だ色褪せず語り継がれてきた伝承が存在した。
そんな古き時代と新たな時代が交錯する世界で仲良く暮らしていた双子の兄妹。兄の名はフィオーラ、妹の名はフィアーナ。生まれながら強大な魔素を秘めた二人はある日、長年の疑問を父に投げかける。
「ぼくたちのお母さんってどんな人?」
しかし、考古学者の父は答えられないと告げて家を出て行ってしまう。取り残された二人は母の面影を求めてついに旅立つ。この星に綴られる伝承を紐解くように双子の兄妹はキセキを描いて……。
&ruby(ふうり){楓麗};
強大な魔素を身に秘めた双子の兄妹が僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅をすることから始まる物語です。
主人公である双子の兄フィオーラによる1人称視点、現地主人公のファンタジーとなります。
双子の兄妹フィオーラとフィアーナは軌跡を描くようにしてゆっくりと1歩ずつ確実に歩んでいき、いずれは世界に隠された秘密に迫っていく……といった感じに今後物語が展開されていく予定です。
双子の兄妹が魔術を駆使しながらいくつもの困難を乗り越え、周りの仲間と共に成長していく姿を見守っていただければ幸いです。
1日目 第1話『古代の軌跡』
1日目 第2話『双子の兄妹』
第3話『母を想う気持ち』
第4話『答えられない理由』
第5話『ファーメルン家からの依頼』
2日目 第6話『不死鳥眠る街ルーチェにて』
第7話『クランティアーズ家の当主』
第8話『瘴気の森に眠る薬草』
第9話『幻狼の巨影』
第10話『母の手掛かりを求めて』
第11話『陽気な酒場の店主』
第12話『揺れる心と強い決意』
2~3日目 第13話『妖しげな影は夜陰に紛れて』
第14話『フェリス族の少女』
第15話『廻る風』
3日目 第16話『変わらない笑顔のままで』
第17話『フィアーナの黒いリボン』
第18話『訳アリの少女と旅の始まり』
4日目 第19話『旅立ちの朝』
第20話『助け合いの心』
第21話『クラアナの丘に死霊は彷徨う』
第22話『黒衣の死神』
第23話『鷹の目を持つ狩人』
第24話『それぞれの目的』
5日目 第25話『空を駆ける魚影の群れ』
第26話『魔女の住む森』
第27話『薬草採りの少女』
第28話『森の守護者』
第29話『アンの正体』
第30話『紅い雛鳥』
第31話『宮廷魔術師シュリュッセル』
第32話『二つの吉凶と新たな道標』
第33話『王都でのひととき』
第34話『落とした指輪と持ち主の少女』
第35話『不思議なめぐり合わせ』
第36話『人々を導く者として』
5~6日目 第37話『さすらいの吟遊詩人と風の渓谷』
6日目 第38話『ルネッタのリベンジマッチ』
第39話『渓谷を駆ける風』
第40話『神速の細剣使い』
6日目 第41話『人形達の踊る街スタックホルン』
第42話『人形師ルークとアンの幼馴染』
第43話『ブランベルク家からの依頼』
第44話『人形に託した想い』
7日目 第45話『不吉な夢と思いやりの心』
第46話『ガラスに閉ざされた遺跡』
第47話『ガーディアン・ヴィトライユ』
第48話『内に秘められし力』
9日目 第49話『悪夢から目覚めて』
第50話『束の間の休息』
第51話『人間嫌いの自動人形』
第52話『他人の空似……?』
第53話『自動人形狩り』
第54話『キュアノス自警団とチェスティエル家のご令嬢』
第55話『スタックホルンの夜景に想いを募らせて』
第56話『交錯する黒銀の刃』
10日目 第57話『両親から授かった宝物』
第58話『ミレットと湖島に咲く水晶の花』
第59話『紅き竜と風変わりな女』
第60話『その名前に込められた意味』
第61話『誰かを想う気持ち』
第62話『偉大なる隻腕の人形師の罪過』
11日目 第63話『シュティレ段丘に雷鳴は轟く』
第64話『置き去りにされた人形たちの墓場』
第65話『反魂の蝶が導く先に』
第66話『孤独な輪の中で』
第67話『闇に巣くう怨恨の死霊人形(モール・ラプゥペェ)』
第68話『眠れる狂気』
第69話『目覚めし魔女の片鱗』
第70話『弱い自分を受け容れて』
12日目 第71話『狭間に揺れる光』
第72話『アルモニア劇場で優雅なひとときを』
第73話『オートマタの涙』
第74話『温かな日だまりは泡沫に消える』
13日目 第75話『夜会の前の静けさ』
第76話『人形師たちの夜会―静かな雨降るアーヴィン舞踏館へ―』
第77話『人形師たちの夜会―長く続いた廊下の先に待ち受けるモノは―』
第78話『人形師たちの夜会―奇妙な白ウサギと危なっかしい女の子―』
第79話『人形師たちの夜会―赤ずきんの少女と追悼の人形楽団―』
第80話『人形師たちの夜会―華やかな舞台の裏側で蠢く終わりの始まり―』
第81話『ウェーナの決意』
第82話『サナ・プシュケーの導き』
第83話『悲しき親子人形(ファ・ミーリエ)』
第84話『心を宿したお人形と人形師の想い』
14日目 第85話『信頼し合える仲間』
第86話『フリージアに想いを託して』
14~15日目 第87話『光と影の浮き沈み』
15日目 第88話『彷徨う不気味な喪服姿の女』
第89話『深まる三人の絆』
第90話『降りしきる危険な雨の渓谷道』
第91話『鈍色の空に獣は吠える』
第92話『死黒鳥の羽ばたき』
第93話『魔心を抱きし愚かなる魔物』
第94話『姉妹ケンカが止まらない』
第95話『雨上がりの空にとびきりの笑顔を滲ませて』
第96話『麗しのサウザンドナイト『シャルルリース』』
第97話『城内に響く若人達の声』
第98話『瀟洒な執事長と騎士としての自覚』
第99話『長いながい渡り廊下を越えた先に』
第100話『そそっかしい新米メイド』
※画像はイメージです。&ref(●フィオーラ.jpg,nolink); &ref(フィオーラ白黒001.jpg,nolink);
『フィルフィオーラ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント』1人称:ぼく/愛称:フィオ/身長141cm/左利き/誕生日:2/5男性・13歳・肩までかかるほどの銀髪・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紅/左:紫)。この物語における主人公。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は火・風・闇・光を主に得意とする。フィアーナの双子の兄にあたる存在。僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅を始める。妹に身長で負けていることをコンプレックスに感じている。フィアーナのことをとても大事にしており、重度のシスコンであるも本人は全く自覚していない。仲間意識が高く、困ったときはお互い様という精神から問題ごとに巻き込まれやすい体質である。意外と押しに弱い。普段はあまり怒りといった感情を表にさらけ出さないが、フィアにも劣らないほどの負けず嫌いな一面を秘めている。魔素の力を用いて身体能力が向上しており、子供とは思えないほどの力を発揮する。基本的に扱える魔術は独学で覚え、感覚的に魔術を行使するいわゆる天才型の努力家タイプ。遺跡の調査から時折帰ってくる父クロードより与えられた魔術書などをもとに学んでいた。治癒師フェアフュールから直々に指南を受けているため、薬草や薬品関係にも詳しい。体内に秘めている魔素の力が僅かにフィアよりも上回っている。また生まれつき持った強大な魔素とオッドアイのせいで、クロードの故郷であるミュティス村の人々に忌み嫌われて極度に避けられていた過去を持ち、火と風を自在に操る姿から「焔獄の死神」または「黒銀の悪魔」とも呼ばれて畏れられていた。また過去に背負ったさまざまな精神的ストレスから感情の一部分が欠落しており、人を好きになるといった感情を喪失している。さらに物事を難しく複雑に考えてしまう性格が災いして、前述のことを考えているうちにさまざまな不安と疑問を心のうちに膨れ上がらせてしまい、一種の精神障害を引き起こしてしまう危うさも秘めている。また最近の研究でフィオーラは『神異性一卵性双生児』であることが判明した。これは一卵性双生児として生まれてくる過程で何だかの作用が働き、染色体が別の物に変わったことで起こる。もともとは女性として生まれてくるはずだったがこれにより男性として生まれてきたとされている。その結果、遺伝子情報はほぼ99.9%妹のフィアーナと同じである。これはこの世界において理想的な男女一対の誕生の仕方であったため、フィオーラたちは実は神の子なのではないかと言った話題もその界隈では尽きないらしい。以上のことから生物学上、フィオーラは男性でありながら女性に近い存在であり、彼の主治医であるフュールは今後彼がどのような成長を遂げていくのか期待すると共に成長過程で肉体と心の性差に違和感が生じないか不安にも思っている。戦闘においては追い込まれれば追い込まれるほど潜在能力の真価を発揮するタイプ。※得物:無名の魔鎌※故郷:夜光煌めく都ファーメルン(ただし、生まれ故郷ではない)
※画像はイメージです。&ref(●フィアーナ.jpg,nolink); &ref(フィアーナ白黒001.png,nolink);
『フィルフィアーナ・ベル・クラン・フローチェ・リオ・フィーベリィーアラント』1人称:わたし/愛称:フィア/身長144cm/右利き/誕生日:2/5女性・13歳・腰の辺りまで伸びる銀髪。黒い大きなリボンでハーフアップの髪型・左右色の違う瞳を持つオッドアイ(右:紫/左:紅)。強大な魔素を用いた魔術を得意とする。属性は水・氷・土・闇・光を主に得意とする。フィオーラの双子の妹にあたる存在。僅かな手掛かりをもとに生き別れた母親を探して旅を始める。フィオーラのことを第一に考えており、何をする際にも兄のフィオーラと一緒に行動しようとする。またフィオーラに強く依存しており、重度のブラコンであるも本人は全く自覚していない。そのため周囲の者たちからは兄がいなくなってしまったらひとりで生きていけないのではないかと、心配されていることもたびたびある。甘いものが大の好物で周りが引くほどシロップをかけたりする。さらにフィアーナが作る料理は不思議と全て甘くなるという。普段は大人しく人見知りをする性格だが、意外と負けず嫌いな一面もあり、時に大胆な行動に打って出て周りを驚かせることもある。魔素の力を用いて身体能力が向上しており、子供とは思えないほどの力を発揮する。基本的に扱える魔術は独学で覚え、感覚的に魔術を行使するいわゆる天才型の努力家タイプ。フィアーナの場合だと双子の兄フィオーラと何か共有できる物はないかと考えた結果、魔術を学ぶことに至った。治癒師フェアフュールから直々に指南を受けているため、薬草や薬品関係にも詳しい。魔素を扱う器用さが僅かにフィオよりも上回っている。また生まれつき持った強大な魔素とオッドアイのせいで、クロードの故郷であるミュティス村の人々に忌み嫌われて極度に避けられていた過去を持ち、水と氷を自在に操る姿から「氷獄の魔女」または「白銀の悪魔」とも呼ばれて畏れられていた。ただし、兄のフィオーラに守られていたおかげでフィアーナ自体には精神面での異常は見当たらない。その代わり、フィオーラに強く依存する性格になってしまった。また最近の研究でフィアーナは『神異性一卵性双生児』であることが判明した。これは一卵性双生児として生まれてくる過程で何だかの作用が働き、染色体が別の物に変わったことで起こる。もともとが女性として生まれてくるはずだったため、フィアーナの場合はそのまま女性として生まれてきた。その結果、遺伝子情報はほぼ99.9%兄のフィオーラと同じである。これはこの世界において理想的な男女一対の誕生の仕方であったため、フィアーナたちは実は神の子なのではないかと言った話題もその界隈では尽きないらしい。戦闘においては追い込まれれば追い込まれるほど潜在能力の真価を発揮するタイプ。特にフィオーラが危機的状況に陥ると我を失うくらいに暴走する危険性を秘めている。※得物:なし※故郷:夜光煌めく都ファーメルン(ただし、生まれ故郷ではない)
※画像はイメージです。&ref(●アンネロッテ.jpg,nolink);
1人称:あたし/愛称:アン/身長149cm/右利き/誕生日:11/4
女性・15歳・背中の辺りまで伸びる紅い髪・金色の瞳を持つ。ディズリッド国の誉と呼ばれる五大家の一つ『クランティアーズ家』の三女。才色兼備な二人の姉がいるためか、心身共に劣等感を抱いている。国の騎士として仕えている2人の姉の代わりにアンネロッテがクランティアーズ家の次期当主候補となっており、身を固めてほしいと父ハロルドに言われるもそれを拒絶、修行の旅として家を飛び出してしまう。将来の夢はディズリッド国の守護者とも呼ばれるサウザンド・ナイトになることである。まだ未熟な一面を持つ彼女であるが、幼少時代から培ってきた剣の腕前と豊富な知識から旅を共にするフィオーラとフィアーナの助けとなることもしばしば。ただし、幽霊といった怖いモノが大の苦手のため陰気な場所では本領を発揮できない。幼い頃は魔術を行使できたが、祖母アナスタシアの死をきっかけに特定の条件下でなければ行使できなくなってしまった。
戦闘においては追い込まれれば追い込まれる弱腰になるが、負けず嫌いから最後の最後まで食らいついていく粘り強いタイプ。
※得物:紅い細剣
※故郷:不死鳥眠る街ルーチェ
【サブキャラクターの紹介ページ】へ
【属性】:火・水・土・風・氷・雷・光・闇・星・無【性質】:攻撃→攻/補助→補
【火属性】
【風属性】
【光属性】
【闇属性】
【無属性】
【複合属性・その他】
【水属性】
【氷属性】
【土属性】
【複合属性】
【雷属性】
【星属性】
【その他の魔術関連】
※★:ボス属性※弱点/耐性による半減/無効化/吸収
&ref(惑星『ラァ・ファシェール』の全体図2.png,nolink);※地形など若干差異があります。
&ref(地図9.png,nolink);※地形など若干差異があります。
西の大陸に位置する国家。第37代目ディズリッド国王が統治する。トリトス国と隣接している。魔法及び魔術をもとに発展した文明を持ち、肥沃な大地が広がる。中央大陸とは度重なる争いによって犬猿の仲であったが、近年は両者の文明理解が進み、少しずつ友好関係を取り戻しつつある。
大昔に中央大陸から魔女や魔法を行使することができる古代人たちが移り住み、国家を築き上げていったという伝承が語り継がれている。
※現時点では未登場
古代人であるラァ・ファシェール族が生み出したとされる古代語。考古学者による言語解明が進められているが、未だに謎の多い言語とされている。また古語詠唱と呼ばれる古代魔法を行使する際に用いられる言語でもある。一般的にその言語は『想感詩そうかんし』と呼ばれ、星の意思、神々との交感や『喜び・怒り・哀しみ・楽しみ・愛しみ・憎しみ』様々な想いを力に変えて、奇蹟を呼び起こすという古代魔法のひとつ想星魔法を行使する際にも用いられる。また文字で綴った場合はそれを『綴感詩』と呼ぶ。
&ref(narou.png,nolink,運命を紡ぐ双子と想いのキセキ);小説家になろうの該当作品に飛ぶ&ref(twitter.png,nolink,楓麗);作者のtwitter【楓麗@小説家になろう】
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